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2022年01月10日

アニメ『夏目友人帳』に見る「署名は命を差し出すと同じ」設定 

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アニメ『夏目友人帳』に見る「署名は命を差し出すと同じ」設定 





Netflixで『夏目友人帳』と
いうタイトルをみつけた。





アニメは詳しくないが、
『鬼滅の刃』などで
名前のもつイメージや
キャラの面白さは見つけていたが、





今回は「帳」に引き寄せられて
ツイ観てしまった。





といっても2話までだが、





妖怪や神様の名前が書かれた
「友人帳」の署名が命同然という
扱いに「やっぱりね」感を持ってしまった。





神様や妖怪にとっても
「名前」は命同然の「言霊」。





主人公の夏目貴志の祖母レイコと
勝負して負けた妖怪や式神たちの
手書きのサインが書かれた「友人帳」。



妖怪や式神たちは必死に
自分が書いた署名を
取り戻そうとするため、



次々に妖怪や式神が
今後の展開では出てくるようだ。



Wikiからのあらすじ引用 





高校生の夏目貴志は、幼いころから普通の人には見えない妖(あやかし、妖怪)の姿を見たり、声を聴くことのできる能力を持っていた。両親を亡くした貴志は、その能力のため「うそつき」「薄気味悪い」と言われ、父方の親戚を転々としていたが、遠縁の藤原滋・塔子夫妻に引き取られる。貴志は厄介者の自分を引き取った藤原夫妻の愛情に報いるため、自分の能力を隠しとおすと決めていた。ある日、「名前を返せ」と言う妖に襲われた貴志は、逃げる途中祠に封じられた妖怪斑(まだら)の封印を解いてしまう。貴志を見た斑は「夏目レイコじゃないか」と尋ねる。レイコは貴志の母方の祖母だった。貴志はレイコの数少ない遺品の中から「友人帳」を見つける。 友人帳は貴志と同様に妖が見え、周囲から孤立していたレイコが妖怪たちと勝負し、負かした結果、奪った名を集めた契約書の束だった。やがて、友人帳は「多くの妖を従え、使役出来る宝物」として妖たちの間に噂として広まっていた。斑は貴志から友人帳を奪おうとするが、貴志は斑と「俺が死んだら友人帳はお前にやる」という約束をし、かわりに斑は貴志の用心棒となる。依り代である招き猫と強く結びついてしまった斑は普通の人間には「頭の大きな猫」に見えるためニャンコ先生と呼ばれるようになる。こうして、貴志とニャンコ先生は友人帳から名を取り戻そうとする者、友人帳を奪おうとする者、希有な存在である貴志を喰らおうとする者、夏目レイコの復活を知って訪ねてきた者、相談事を抱えてきた者など様々な妖怪たちと関わりを持つことになる。レイコと妖怪たちとの繋がりは力任せな主従関係といった単純なものではなく、人から避けられ、人を避けて生きたレイコとそんなレイコを見かねた妖怪たちとの想い出の数々でもあった。貴志はレイコとの唯一の繋がりであり、名を縛られた妖たちにとっては命も同然の友人帳を大切に扱うようになる。また、様々な出来事を通じて妖たちとの出会いと別れを繰り返し、彼らが抱えた事情や想いを知ってゆく。 










名前が
命同然の扱いをされているという
この物語展開。






そこでは私たちの名前が
「本人」にとって
最強の言霊であることが
当然として設定されている。
 





つまり私たちには
「夏目友人帳」の設定を
すんなり受け入れることのできる



日本人としての八百万の神々の
記憶がDNAに組み込まれている
と言えるのではないか?










まだ2話までだが、





そこに登場する小さな神様
「露神」は雨を降らせて、
田畑を潤す神様だ。





時代を経て


小さな祠をお参りする人々が
絶えた現代では大きく立派だった体も
一寸法師のように縮んでしまった。 






神様だって私たちの崇拝を
受けなければ廃れてしまう、という
ストーリー展開。




開運好きじゃなくてもツーカーでわかる。





廃れた神社は
妖怪の住処になってしまうのは
私たちのとの
相互エネルギーの循環がなくなるから。






スターがファンの応援によって
ますます光り輝くのと反対に、
神様だって50年も人気が途絶えれば
霊力を失ってしまうのかもしれない。 





名前=命という解釈は
貴志が露神の署名を返そうとするときに
如実に描写されていた。






他の妖怪の署名と紙がかさなり
ご飯粒で貼りついて剥がせない。



無理に貴志が剥がそうとすると
露神は海老反りになって、
まるで生皮を剥がれるように苦しむの。 





露=人を潤す甘露 



ご飯=日本人の主食、



お供え 紙=神 






ちょっとしたシーンですら
八百万の神々がそこにいることを
感じないではいられない




「ニクイ」ほど上手いストーリーだ! 



今日はデスマス調で書いてみました。
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