2022年05月08日
戒名って、あの世の「通行手形」?
戒名って、あの世の「通行手形」?
お通夜の前に位牌を見た時
「えーっ、これなんじゃ?」と
驚いたわけですが、
「こちらは、何でしょうか?」とは
聞けませんよ・・・
いい年して、冠婚葬祭のこと
全然知らないなんて
恥ずかしいし、質問する暇も
皆無です。
儀式が始まっちゃうからね!
父の葬儀の時には
何をするかわからず、
グーグル先生に色々と
お訊ねしました・・・
それらを複合してまとめると
仏式の葬儀を行うためには、
仏教徒としての戒名が必須です。
仏教では、俗名ではなく
戒名で葬儀を行うことで
極楽浄土に導かれると
考えられています。
これはどうも仏教の
しきたりみたいなものなのね?
あの世に行くのに
仏様に導いてもらうための
通行手形としての「名前」
っていうことになるのでしょうか?
「葬式無用、戒名不用」は、
実業家・白洲次郎氏の
遺言としても有名ですが、
日本ではじめて
「葬儀を行わないように」と
遺言したのは、明治の思想家、
中江兆民といわれています。
その遺志が、それまでの
葬列を組んで行っていた葬儀を
大きく変えることになる、
「告別式」を生みました。
今は「告別式」って
いうものね!
ともかく、葬儀や納骨を
スムーズに行うためには、
菩提寺のルールに従うことが
大切です。
最近はお葬式ナシという
スタイルも増えたそうですが
私の父の場合は母がお寺での
葬儀を望んでいましたので
お寺でお葬式をしました。
父の葬儀の時に
ちょっと調べたところ
仏弟子となった証を「法名」
「法号」と表す宗派もあるらしく
宗派によっては、
戒名を付けなくても
葬儀を行うことが可能らしい。
以下は、葬儀屋さんサイトから
引用します。
戒名の位は、菩提寺や
地域社会への貢献度など、
故人の生前の生き方によって
決まります。
ただし、仏教の教えに
戒名の位付けはありません。
戒名に付けられる位は、
あくまで故人の信仰心や
人柄を表すものです。
先祖と同じ墓や
夫婦で同じ墓に入る際は、
戒名の位を揃えます。
戒名の位を理解するためには、
戒名の種類や漢字の意味を
知ることがポイントです。
また、院号は、皇族や貴族、
社会的貢献度が高い人に
与えられる位です。
戒名の始まりとなることがあり、
「○○院」と表します。
院殿号は、
院号の次の位となる戒名です。
しかし、院号を使う人に比べて
院殿号を使う人が少ないことから、
戒名のなかで事実上最高位と
されています。
院号と同様に、戒名の始まりに
「○○院殿」と表すことが特徴です。
院号・院殿号は、
すべての人に付くものでは
ありません。
院号・院殿号が付かない
戒名も数多くあります。
とのこと。
あの世にというか
「極楽浄土」に行けるのは
仏教徒にならないと
迷子になっちゃうから
仏弟子になった「御印」として
「名前」をいただくっていう
ことになるようですね。
しかし、死んだ人に
「こういう名前になりましたよ」
ってわかると思う?
もうすでに、
死んじゃっているんだから・・・
とも思ったけど、49日までは
この世にいるらしいし
新しい名前に馴染む期間?
とも言えそうです。
名前物語では、名前は
両親が付けたと思っていても
実は
名前には、神様と約束した使命が
ちゃんと込められている。
両親や名付け親は
自分が付けたと信じてるけど
ひらめきを与えたのは
神様なんですよね。
ですから、戒名も
生前の名前とかけ離れた
名前にはならないようです。
名前の文字を1文字はいれる。
なぜなら、それがその人の
「使命と本質」だから。
死んだときはお寺様が名付け親。
やっぱり、生前の名前と
まったく関係のない文字は
使わず、
名前から1文字
父のように2文字入れる
暗黙のルールがあるようです。
故人にちなんで・・・というのは
そういう意味なの。
何はともあれ、
96歳で大往生した父には
「極楽浄土」に行って
欲しいと願っています。
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