2020年12月18日
木地呂塗りのお椀も制作中
上の写真は現在制作中の木地呂塗りのお椀です。
木地は箕輪漆行の栃のお椀です。
ほぼ完成に近いですが、高台の内側がまだ仕上がっていません。
拭き漆のお椀との違いがわかるでしょうか?
木目を活かした塗り方には2種類あります。
1.拭き漆
2.木地呂塗り
拭き漆は生漆だけで薄い塗膜になり、木目が明るく見えます。
木地呂塗りは最初だけ生漆で木地固めして、その後は木地呂漆などのあめ色の素黒目漆を塗り重ねて作ります。
素黒目漆とは、生漆を40~45℃位の熱で水分を飛ばした粘度の高い漆です。
生漆より厚く塗れて丈夫な塗膜なので、拭き漆より見た目は暗めで丈夫です。
箕輪漆行の木地は品質が良くて私は気に入ってます。
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