2020年12月10日
拭き漆のお椀作ってみた
このお椀は、箕輪漆行で買った欅の木地に、私が拭き漆で仕上げたものです。
今回の拭き漆の工程
木地固め
木地固めとは、木地に少しテレピン油で薄めた生漆を刷毛で塗って、たっぷり染み込ませる工程です。
塗ったら漆風呂で硬化させます。
目止め
錆漆(砥の粉と生漆を混ぜたもの)を刷毛で塗って、布で拭き取り、木の道管を埋めます。
摺り漆1
#400のサンドペーパーで研ぎ、摺り漆をします。
摺り漆とは、刷毛か綿を丸めてガーゼでくるんだもので、生漆を塗り、布かティッシュペーパーで拭きあげる工程です。
摺り漆2
今度は#800のサンドペーパーで研ぎ、また摺り漆をします。
摺り漆3
今度は研がずに摺り漆をして、また漆風呂で硬化させます。
磨き
コンパウンドで磨きます。
今回は近所のドラッグストアで売っていたピカール金属磨きを使ってみました。
一般的にはサラダ油に砥の粉を混ぜたものか、漆屋さんで売っているコンパウンドで磨きます。
摺り漆4
食器用洗剤で洗ってから摺り漆をします。
摺り漆5
最後にもう一度摺り漆を重ねます。
以上のような工程で作ってみました。
さらに仕上げに呂色磨き粉で磨いてピカピカにしてみようかなと思います。
写真では伝わりにくいですが、光の角度を変えるとギラッと光って良い感じですよ!
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