2010年01月16日
ヤンキース、金満一転“どケチ”に 松井秀も移籍正解?
【ニューヨーク14日(日本時間15日)】ヤンキースの渋チン交渉が、大リーグで話題になっている。今オフの補強資金は残り200万ドル(約1億8200万円)。エンゼルスの松井秀喜外野手(35)が、オファーを待たずに移籍したのは正解だった!?
これも不況の影響か。金満球団と呼ばれてきたヤ軍が一変した。
「今オフの補強資金は残り200万ドル(約1億8200万円)」。チーム編成の最高責任者であるブライアン・キャッシュマンGM(42)が、接触した代理人に対しこう返答しているという。
現在のヤ軍は左翼が補強ポイント。ジョニー・デーモン外野手(36)ら大物がFA市場に残っているが、同GMは200万ドル以上では契約しない決意のようだ。
昨年12月のウインターミーティングで同GMが打ち出した予算厳守の方針は不変。左翼復帰を希望してエ軍移籍を決断した松井秀が、7年在籍したヤ軍からの条件提示を待っていたら買いたたかれたのは確実。決別の判断は間違っていなかった。
もちろん渋チン交渉には、ヤ軍なりの理由もあるようだ。9年ぶりの世界一になったことで、大型補強をしなくても批判されない。さらに、来季はア・リーグMVPで首位打者のジョー・マウアー捕手(26)=ツインズ=ら超大物が続々とFA権を取得する。今オフの渋チン交渉で補強資金を蓄えたヤ軍が、来オフは再び金満補強を復活させるかもしれない。
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