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2019年12月17日
適度に手を抜く事も大事です!
何事にも全力で取り組む姿って、本当に感心しますし、なんなら感動する事さえあるものです。
小さな子供のそんな姿を見て、大人は良しとする所が多分に在るのではないのでしょうか・・・?
ただね〜何時もそんな子達を見ていて思うのは・・・。
「こいつら、何時か潰れてしまうんじゃないか・・・」って事なんです。
もちろん、杞憂である事の方が多いんですが・・・中には、本当に小学生の内に潰れて行ってしまった子もいます。
もっと言うのなら、今は未だ何とも無さそうではありますが・・・いずれ・・・なんて子もいたりするのかも知れません。
『がむしゃらさ』や『ひたむきさ』って、大人が子供達に求める事が多い部分なんですが、それ相応のリスクもある訳で・・・諸刃の剣と言えるのかも知れません。
そうならない事を祈って止みませんが・・・。
適度に手を抜くと言う事も身に付けて欲しい技術の1つなんです。(^-^)b
周囲からは、決して手を抜いている様に見えないのだけど・・・実際には、手を抜いているってのがベストなんですが・・・それは難しいので、叱られない程度に手を抜く事が出来ると良いのかなって思うのですね。
試合中でも練習中でも、最初から最後までず〜っと全力で・・・なんて、とても正気の沙汰とは思えませんよね。(^^;
そんな事を望む大人が仮にいるのだとしたら・・・相当狂っています。(笑)
例えば、歴代の代表選手なんかを見てみても・・・ボランチの選手って、適度に手を抜いている様に見える選手が多い事に気が付きます。
そして彼らは、息の長い選手でもある事が多い様に思います。
以前にも書いたと思うのですが、無事これ名馬と言う格言が在る様に、多少能力的に劣るのだとしても故障しない事が良いプレイヤーの条件だとも言えるのです。
その為には、適度に手を抜く事なんですよね。(笑)
以前、足の痛みを訴えていた子に、これをやったら叱られるってポイントだけ伝えて、後は手を抜いてやっているフリだけしておけば良いよ・・・ってアドバイスした事があります。
痛みが酷い日にいは、練習自体を欠席してしまえば良いし・・・って事も親御さんの方にも付け加えておいたんですよね。
実際、そんな感じで足の痛みと付き合いながら、中心選手として活躍し・・・最後はJ下部のセレクションにも合格した子がいます。
痛みを堪えて無理をしていたら・・・どうなっていたでしょうかね?
逆に、痛みを堪えて練習も試合も参加していた子がいました。
その子にも完治するまで休む事を勧めていたのですが、休むのが気が引けた様で・・・無理して参加していたら、症状が悪化してしまい・・・結局1年近く戦線離脱を余儀なくされてしまったんですよね。
何とかJ下部のセレクションまでには復帰できたのですが、セレクションは不合格と言う結果に終わってしまったのでした。
チームで最もセンスの在る子でしたから・・・非常に勿体無い話だったのを覚えています。
ジュニアユース、ユースと進んで行く事を考えているのなら、尚の事なんですが・・・故障しない事が最も大事になって来ます。
これは、レベルに関係なくサッカーを楽しむ為の必要条件だと思ってもらえれば良いのかな・・・って思うんですよね。
古傷が痛むのでは、思う存分楽しむ事は正直難しいのです。
年齢が上がるに連れて、サッカーも激しさを増して来ますから・・・余計に故障をしないって事に心を砕いて貰いたいんです。
怖ければ逃げても良いし、痛ければ休んでも良いし・・・無理をしない事も大事な事なんだと思うのです。
無理する事を子供達に強いて、壊しに掛かるのではね・・・大人としてどうなんでしょう?
本来、子供達を守るべき存在で在る大人がですよ・・・。
そう言う大人もいるんだと言う事を子供達が察知して、適度に手を抜く事を学んで行って欲しいなって思うんですよね。
自分の事は、自分でしか守れないんですよ・・・。
自発的に何事にも全力で取り組みたいと思う子には、逆にその気持ちを応援してあげたいと思いますけどね。
無責任な大人の戯言に全て付き合う必要なんて全く無いんです。
手を抜く所と頑張てみる所と自分でメリハリを付けてサッカーに励んで貰えると良いのかと・・・それも緩急と言う物なんだと思いますけどね。
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