2019年12月12日
ガミガミ言われないと出来ないよ〜!
試合中にガミガミ口煩く言われるのって、普通は嫌がる物なんだろうと思います。
でも、そう言う事が常態化してしまうと逆に・・・何も言われないと不安になってしまい、調子が狂ってしまう事がある様なんですね。(^^;
習慣て恐ろしいですよね〜。(笑)
いつもは「うるせ〜な〜」なんて思っている筈なのに・・・何も言われなくなってしまうと何だか寂しい・・・何処か親子関係にも似ていますよね?
以前、こんな事がありました。
これまで一度も負けた事が無いチームに、惨敗してしまった事がありました。
翌日、子供達に「昨日は、○○コーチが見てくれたんだろ?気持ち良く出来たんじゃないの?」って訊いた所・・・。
「そうだけどさ〜なんかガミガミ言われないと俺達出来ないんだよね〜」なんて、ヘラヘラ笑いながら答えてくれたのを覚えています。(^^;
他の子達も「やっぱ、いつもと違う人だと調子が狂うって言うか・・・」なんて言っていましたし、口煩い指導者の存在を子供達は肯定的に捉えている部分もあるんだなって、少し驚いた部分でもありました。
普段、何か言われれば文句や愚痴を言っているんですけどね。(^^;
やはり共に歩んで来た時間は、良くも悪くも何かを子供達の中に飢え付けているみたいなんですよね。
そう言う環境の中で、それなりに結果を残して来た子達なら尚の事なのかも知れません。
普段の練習から、子供達がすべきプレイ・・・指導者が求めているプレイと言っても良いのかと思いますが・・・それを先回りして口に出して指示してしまうなんて事を繰り返していたり、試合になればキックオフから試合終了まで指示を出し続けているなんて場合、子供達は指導者の声に反応して動く事が習慣化されてしまう事がある様です。
私達が子供の頃なんて、誰の言う事も聞かなかったんですけど・・・今の子達は、怖い位に素直・・・と言うか従順ですからね。(汗)
だから、全体としてサッカーのレベルも上がったのかも知れませんが・・・。
その反面、反骨心の様な物は全くと言っても良い程感じられませんか・・・。(^^;
そんな環境の中から、トレセンなんかに行くと拍子抜けしてしまう事も在るみたいなんですね。
向こうは・・・物凄く静かに感じられるんです。(笑)
ともすれば、ホイッスルの音さえも注意していなければ聞き取れない程、短く小さな音で吹く方もいるんですが・・・ちゃんと子供達は聞き逃さずに反応していますよね。
そんなチームとは真逆の環境に飛込んで行くと・・・慣れるまで、思考停止状態が続いてしまう子もいるんですよね。(^^;
常にガミガミ言われて行って来たサッカーが、その子達にとってのサッカーなんです。
本来は自分自身で考えてプレイする事が求められるのがサッカーなんですけどね。
気が付けばパブロフの犬状態になってしまっているなんて事もあるのかも知れません。(笑)
だから、ベンチから何の指示も無いと・・・何をしたら良いのか・・・今のプレイで良かったのか・・・不安を抱えたままプレイし続ける事になってしまうみたいなんですね。
観ていても、皆の動きやプレイに迷いがある事が見て取れるんです。
元々、集団の中において、人は思考停止に陥り易い傾向が在ると言う事は心理学の分野からも指摘する声が在ります。
そうならない為の練習・・・の筈なんですけどね。
逆に思考停止の子達を量産しているのだとしたら・・・考えないといけないのかも知れませんよね?
一々、ガミガミ言われないと出来ないなんて、私達が子供の頃にも親が嘆いていた事を思い出しますから・・・それが子供と言うものなんだろうとは思います。(^^;
ただ、振り返ってみると・・・やはり、言われ過ぎた事による弊害ってやはり在るのだと思うのですよね。
親だって何時までも生きていられませんからね・・・順番から行けば先にあの世に行く訳ですから・・・自分で考えて行動できる様になって貰わないと、安心して死ぬ事も出来なくなってしまいそうですよ・・・。(笑)
大人は子供にガミガミ言う生き物なのかも知れませんけど・・・適度な所で押さえておいた方が良さそうですよね・・・子供達が思考停止にならない様に・・・。
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