2019年07月10日
農業用水路と水門
田植えがほぼ終わった頃、田んぼに水を引いている様子が見られた。
田んぼに十分な水を入れておく必要があるようだ。
この水はどこから来ているのか、ふと辿ってみたくなった。
コンクリートで作られた農業用水路から、大小の水門によって分岐されているようだ。
農業用水路を辿っていくと、ところどころに水門が設置されている。
これを使って、田んぼのエリア毎に水を流しているようだ。
近くまで行ってみると、林の下あたりで水が落下している音が聞こえる。
ちゃんとゴミよけも設置されていて、水門が詰まるのを防いでいるようだ。
さらに上流の方へ辿っていくと、道路の交差点当たりに大きな水門があった。
これは農業用水路をせき止める水門のようで、ここで大きな分岐をしていて、結構広い範囲に水を引いているようである。
水量が多くなると、大きな水圧がかかるのだろう、造りもしっかりしたものである。
脇のハンドルを回すと、チェーンによって上部の軸が回転する。
その軸が水門の板に付いている軸の周りの歯車と繋がっていて、軸の回転が歯車を回転させる。
さらに、歯車が水門の軸のネジに沿って回転することによって、その軸と板が上がったり下がったりする。
ざっとこんな感じだが、うまく説明ができない。
要はハンドルを回すと、板が動くというものである。
あまり力をかけないで、動かすことができるようになっているようだ。力学だね。
道路の下を暗渠で横断すると、農業用水路は住宅の脇をさらに奧まで延びている。
日常生活エリアの中で、よく見ているはずの農業用水路と水門である。
しかし、あまり意識をしていないのか、新たな発見をした思いである。
稲作に欠かせない農業用水の管理は、農家の方の大事な仕事でもある。しかも、上流から下流へいかに公平に分配するか。これだけでも大変な共同作業である。
農家の方のご苦労を思えば、ご飯は一粒たりとも大事にいただきたいものである。
【関連記事】「ぶらり散歩で」より
<田んぼに引いている水はどこから来ているのだろうか>
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