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2020年11月19日

懐かしい香りがする「仙台駄がし本舗 日立家」にて

駄菓子の専門店がある。

大通りから少し奧に入った、白い建物の一角にその店舗があった。

店の隣が駐車場になっていて、数台の車が止まっている。


「ずいぶん客が多いようだな」


店の前で車を止めていると、裏の作業場から店の人が出てきて、駐車場に止まっている車の前の空きスペースに止めるよう誘導してくれた。

車を降りて御礼を言おうとしたが、もうすでにその人はいなかった。


DSC_0126A-WN.JPG


「あれ、誰もいない」


店に入ってみると、先客は誰もいなかった。

あの車はおそらく、奧の従業員のものかもしれない。

お店には婦人がいて、一人で接客をしているようである。

この婦人が奧の作業場にいる人に声を掛け、車の誘導を依頼してくれたようだ。

婦人に御礼を言いながら、店内をぐるりと見渡した。


DSC_0136A-WN.JPG


店内は古民家風の造りになっていて、柱や梁が白い壁を引き立たせている。

正面の壁には「日立家」の大きな看板が目に入る。


DSC_0132A-WN.JPG


民家の軒下のイメージだろうか、濡れ縁を模したように作られた台の上に、いくつもの駄菓子がきれいに並んでいる。


DSC_0135A-WN.JPG


色とりどりの駄菓子を眺めていると、時代を遡っていくようで懐かしい感じがする。


DSC_0133A-WN.JPG


ここで駄菓子を食べながら、お茶でも飲みたい雰囲気である。


DSC_0131A-WN.JPG


少し狭いなと思ったが、この狭さがちょうどいいのかもしれない。


DSC_0141A-WN.JPG


数種類の駄菓子を購入し、帰ってからもう一度、この懐かしさを味わうこととしよう。


DSC_0134A-WN.JPG


懐かしい香りがする「仙台駄がし本舗 日立家」は昭和12年の創業という。

昭和の激動の時代から平成、令和へと、長い間、庶民の駄菓子を作り続けてきた事に、敬意を表したいものである。


DSC_0129A-WN.JPG



仙台駄がし本舗 日立家
住所:〒983-0803 宮城県仙台市宮城野区小田原1丁目4−7
電話:022-297-0525
営業時間:8時00分〜18時00分
定休日:日曜日
ホームページURL:http://sendaidagashi.com/




最後までご覧いただき、ありがとうございます。
posted by shima at 20:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らし
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