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2015年11月30日
『アクロイド殺害事件』アガサ・クリスティ
睡眠薬の飲み過ぎで死んだフェラーズ夫人。
自殺なのかそれとも?
続いて村の名士アクロイド氏が刺殺された。
犯人の正体は?
シェパード医師が事件とその捜査状況を克明に記録しようとしたが・・・。
ミステリの女王アガサ・クリスティの代表作で、その独創的なトリックにより、世界の推理小説中五指に入る古典的傑作。
トリックを巡る論争が現在に至るも尽きることのない問題作。
[BOOKデータベースより]
こんな有名な作品、まだ読んでなかったんです。
トリックも知らなかったので、すらすら楽しく読ませてもらいました。
予備知識なしに読めたことに感謝。
出版当初は、かなり衝撃的なトリックだっただろうな。
フェア、アンフェアの論争が巻き起こったのも無理ないです。
さすがミステリの女王。
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2015年11月29日
『四畳半王国見聞録』森見登美彦
数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。
桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。
心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。
否!
彼らを阿呆と呼ぶなかれ!
狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり・・・。
徹底して純粋な阿呆たち。
7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。
[BOOKデータベースより]
昔の作品に戻ったような感じでした。
他の作品に出てきた人物がちょこちょこ出てきました。
でも私にはこの阿呆たち、四畳半の世界にはついていけません。
『有頂天家族』みたいな作品の方が好きです。
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2015年11月28日
『予定日はジミー・ペイジ』角田光代
だめ妊婦、ばんざい!
天才ロックギタリストの誕生日に母親になる予定の“私”をめぐる、切ないマタニティ日記。
直木賞作家・角田光代、待望の書き下ろし。
[BOOKデータベースより]
妊娠中の複雑な心境が上手く描かれていました。
読み終わった後は、妊婦っていいな〜と改めて実感。
角田さんが実は妊娠経験がないことにびっくり。
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2015年11月27日
『御手洗潔のメロディ』島田荘司
御手洗潔の天才・無垢・孤独。
ハーヴァード大時代の怪事件からストックホルムでの活躍まで。
[BOOKデータベースより]
今までの御手洗潔シリーズと違って今回は短篇。
『IgE』、『SIVAD SELIM』、『ボストン幽霊絵画事件』、『さらば遠い輝き』の4作品が入っています。
どの作品も雰囲気が違っていて、バリエーションに富んでいました。
『IgE』は、行方不明の女性と、何回も壊されるレストランの便器の話。
『SIVID SELIM』は、高校生主催のチャリティーコンサートに出演するという話。
『ボストン幽霊絵画事件』は、御手洗が学生時代ボストンで暮らしていたときの発砲事件の話。
『さらば遠い輝き』は、レオナと御手洗の友人のライターの話。
『SIVID〜』がよかったです
『さらば〜』は、『異邦の騎士』を読んでからのほうがいいと思います
さて、他のシリーズ作品も読み進めていこう。
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2015年11月26日
『魔術師』ジェフリー・ディーヴァー
ニューヨークの名門音楽学校で殺人事件が発生。
犯人は人質を取ってリサイタルホールに立てこもる。
駆けつけた警官隊が包囲し出入り口を封鎖するなか、ホールの中から銃声が聞こえてきた。
ドアを破って踏み込む警官隊。
だが、犯人の姿はない。
人質もいない。
ホールは空っぽだった・・・。
衆人環視のなかで犯人が消えるという怪事件の発生に、科学捜査専門家リンカーン・ライムと鑑識課警官のアメリア・サックスは、犯人はマジックの修行経験があることを察知して、イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。
記述のタネを見破れば次の殺人を阻止できる。
しかし、超一流イリュージョニストの“魔術師”は、早変わり、脱出劇などの手法を駆使して次々と恐ろしい殺人を重ねていく―。
[BOOKデータベースより]
リンカーン・ライムシリーズ第5作。
今回もどんでん返しに楽しませてもらいました。
スピード感があって、どんどん読み進みました。
魔術師の犯人、強敵ですね。
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2015年11月24日
『エンプティー・チェア』ジェフリー・ディーヴァー
証拠はすべて少年の有罪を指している。
だが、サックス巡査だけは彼の無実を確信していた。
こよなく昆虫を愛する少年が人を殺すはずがない!
リンカーン・ライムシリーズ最新刊。
[BOOKデータベースより]
どんでん返しの連続で、毎回毎回最後まで目を離せないこのシリーズ。
シリーズ3作目のこの作品でもやられました。
ギャレットの昆虫豆知識が面白かったです。
スズメバチ、ホント怖いな。
エンプティー・チェア、最初タイトルの意味が分かりませんでしたが、
読み進めていくうちに納得。
アメリカの司法取引には、慣れてないからか違和感。
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2015年11月23日
『モロッコ水晶の謎』有栖川有栖
とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生!
邸内にいた10人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は・・・。
犯罪学者・火村が超絶論理で謎に挑む表題作ほか「助教授の身代金」「ABCキラー」「推理合戦」を収録。
本格推理の醍醐味に満ちた“国名シリーズ”第8弾。
[BOOKデータベースより]
ショートショートの「推理合戦」が一番面白かったです。
「ABCキラー」は、クリスティの「ABC殺人事件」のオマージュ作品ですが、
お恥ずかしながらまだ「ABC殺人事件」未読なので読みたいと思います(>_<)
「助教授の身代金」、もしかして火村が!?と思いましたが、違ってました(笑)
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感想(0件)
2015年11月22日
『眩暈』島田荘司
2015年11月21日
『霧越邸殺人事件』綾辻行人
或る晩秋、信州の山深き地で猛吹雪に遭遇した8人の前に突如出現した洋館「霧越邸」。
助かった・・・
安堵の声も束の間、外界との連絡が途絶えた邸で、彼らの身にデコラティブな死が次々と訪れる。
密室と化したアール・ヌーボー調の豪奢な洋館。
謎めいた住人たち。
ひとり、またひとり―不可思議極まりない状況で起こる連続殺人の犯人は。
驚愕の結末が絶賛を浴びた超話題作。
[BOOKデータベースより]
吹雪の山荘、そして童話の見立て殺人・・・。
分厚いにも関わらず、サラサラと読めましたヾ(@°▽°@)ノ
薀蓄が多いですが、私は薀蓄好きなので苦にならず。
人というより、邸が主人公な感じがした作品でした。
面白かったけど、やっぱり館シリーズには負けるかな。
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2015年11月20日
『黒猫館の殺人』綾辻行人
自分が何者かを調べてほしい。
記憶を失った老人の依頼が推理作家鹿屋門実のもとに舞い込んだ。
唯一の手がかりは彼が自ら書いたと思われる「手記」。
そこには「黒猫館」で彼が遭遇した奇怪な事件の顛末が綴られていた。
舞台は東京から札幌、阿寒へ・・・。
探求の果てに明らかとなる世界が揺らぐような真実とは。
[BOOKデータベースより]
手記で事件を振り返るのが面白かったです。
黒猫館といいますが、そんなに黒猫が出てくるわけではなく・・・。
途中で気づいちゃいましたが、
ある意味で館のスケールが大きかったです。
地球規模。
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