2015年06月01日
ミステリー『トーキョー・プリズン』柳広司
物を持ち込めない、密室状態のプリズン内で毒殺事件が起こります。
その真相を、巣鴨プリズンの囚人・貴島に推理させようとする。
貴島は観察眼が鋭く、聡明ですが、戦時中の記憶をなくしています。
戦時中に消息を絶った知人の情報を得るためプリズンを訪れた、元軍人のフェアフィールドに、
貴島の記憶を取り戻す任務が与えられます。
しかし、また毒殺事件が・・・。
貴島の名探偵ぶりが、魅力的でした。
その一方、戦時中貴島が捕虜を虐待し、殺しているという証言があり、
一体貴島は本当はどんな人物なのかと気になりました(-。−;)
戦時中はこんなことがあったのかと怖くなりました。
まだまだ生ぬるいのかもしれないけど・・・。
今も世界のどこかで戦争が起こっていますが、戦争なんてなくなればいいのにと感じずにはいられませんでした。゚(T^T)゚。
読んでいて、戦後の暗い空気の中にどっぷりと漬かってしまいました。
トリックは、なかなか現実には難しいものだろうけど(;^_^A
もっと貴島の謎解きが見たかったのに残念です。
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