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2015年07月18日

『光媒の花』道尾秀介

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もう、駄目だと思った。

それでも世界は、続いていた−少女は無限の想像力でこの世界を生き延び、少年はたった一つの思い出にしがみつく。

一匹の蝶が見た悲しみの先に広がる光景とは・・・懇親の連作群像劇。

[BOOKデータベースより]


隠れ鬼

虫送り

冬の蝶

春の蝶

風媒花

遠い光



この短編集は6作からなり、
それぞれの主人公がちょっとずつ繋がっています。

劇団ひとりの『陰日向に咲く』のような感じ。


ホームレスのダンボールハウスにコンクリートを落とした兄妹、
泥棒が入った家にいた耳の聞こえないはずの由希、
由希を轢きそうになったトラックの運転手などなど。。。


前半は暗い話が続きますが、
後半は少し前向きな話になります(・∀・)

闇と光ですね。


追い詰められたときに、光を導いてくれる人がいたらいいなと思いました。

やっぱ道尾さんうまいな。



光媒の花 [ 道尾秀介 ]

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感想(14件)





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posted by Karin at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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