2015年07月17日
第28回すばる文学賞受賞作『漢方小説』中島たい子
川波みのり、31歳、脚本家、独身。
胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異常なし』。
あのつらさは何?
昔の男が結婚したショックのせい?
それとも仕事のストレス?
最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。
心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。
[BOOKデータベースより]
病院で働いていたこともあり、少々薬には知識はありますが、
漢方はそれほど種類がなかったので、この本を読んでさらに知識を得ました。
とは言っても、私はどうも漢方が苦手で、
匂いと味で吐いてしまいます。
でも病院で働いていた頃には、
漢方でないといけない患者さんもいて、
漢方はなかなか効きそうにないという私のイメージは覆されました(・∀・)
『NBAで言うと、西洋医学の薬は、怪物みたいにデカいMVPプレーヤーがいる勝率の高いチーム。
漢方薬は、アシスト、リバウンド、スリーポイントなんかがうまい、そこそこの選手が5人そろってるけどファイナルまでいけないチーム。』なるほどです。
病名にとらわれず、「あなただけの病気」という捉え方をするところがいいなと思いました。
もっと東洋医学について知りたくなりました。
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