2015年07月04日
第7回このミステリーがすごい!大賞作『臨床心理』柚月裕子
臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という二十歳の青年を担当することになる。
司は同じ福祉施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうとしなかった。
それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。
少女の死は他殺だと言うのだ。
その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。
美帆はその主張を信じることが出来なかったが、司の治療のためにも、調査をしてみようと決意する。
美帆は、かつての同級生で現在は警察官である栗原久志の協力をえて、福祉施設で何が起こっていたのかを探り始める。
しかし、調査が進むにつれ、おぞましい出来事が明らかになる。
『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。
[BOOKデータベースより]
さらりと読めました。
何だかんだ言ってますが、一気読みでした(*^o^*)
が、扱ってる問題は、障害者の性や雇用の問題、厚生施設の問題など重いもの。
果たして、精神科系の本を読んだだけで、
医者の目を欺くほどの病気のふりなんてできるのか疑問に思いました(・・;)
最後の閉じ込められた場面では、流し読み。
犯人の異常さは分かりましたが、読んでいて不快でした。
あそこまで書かなくてもいい気がします(T_T)
読んですぐに展開が読め、
私の大好きな「やられた」感を味わうことはできず・・・
司が最後に立ち直ってくれたので、救われた気分になりました(´∀`)
価格:600円 |
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