2021年5月1日、宮城県沖でマグニチュード6.6、日本独自の震度で震度5強という地震がありました。
これは東北地方太平洋沖地震の余震というものと考えていいはずですが、10年経ったことから気象庁では余震とは言わなくなったとのことです。
そこで今回は「余震」について、Google先生に聞いてみました。
余震 - Wikipedia
が最初に出てきて、以下のように余震のことを説明してくれます。
余震(よしん、英: aftershock)とは大きな地震の後に、近接地域で引き続いて多数発生する地震である。 最初の大きな地震を本震と言い、本震より前に発生する地震を前震という。 震源の浅い規模の大きな地震のほとんどは、余震を伴う。 余震の規模は本震より小さいが、本震に近い規模の余震が発生することもある。
前震、本震、余震という順番で言われることはここに書かれているとおり。
しかし、余震の規模は本震より小さいというのはそういうふうに定義して、それより大きい地震が来たら本震にする?ということかもしれないが、それでは結局、地震がしばらく発生してから様子をみないと何が余震か分からないということでもある。
1ヶ月後に判断していいのならいいのだが、当面は余震という言葉は熊本地震の時のように、いつ本震が来るのか、そもそも地震予知はできないため、余震という言葉は使えないと考えた方がよいだろう。
続いて、
トップニュース
読売新聞
気象庁「津波はギリギリ起きなかった」…3月の余震か
東京新聞.
宮城で震度5強の地震、2人ケガ 気象庁「今後1週間程度、同レベルの余震に注意」
.
Yahoo!ニュース - Yahoo! JAPAN
気象庁「津波はギリギリ起きなかった」…3月の余震か(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
.
ということで、今回の5月1日の地震については津波がギリギリ起きなかったらしい。本当にそこまで分かるのか?というのは気象庁の発表だけに疑問。
そして、検索結果のトップが以下、
「余震」発表取りやめ 東日本大震災後10年で―気象庁 ...https://www.jiji.com › 社会
2021/04/01 − 気象庁は1日、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震( マグニチュード=M9、最大震度7)の余震域で震度5弱以上の地震が起きた場合、「余震と考えられる」としてきた発表方法を取りやめた。10年が経過 ...
ということで、冒頭にも書いたように、10年ひと昔だそうだ。
なお、続きには、
科学的には巨大なM9地震の影響は10年を超えて長く続くため、余震域内で発生する地震の統計は今後も公表する。
ということなので、東北地方太平洋沖地震に関わる一連の地震、みたいなことで表現をするのが適切なように思う。
気象庁の発表は、いつもいつも分かりにくく、わざとそうしているようにしか思えないところだ。
ちなみに、5月1日の地震については、境有紀先生(京都大学防災研究所社会防災研究部門)のページの解説が詳しいので以下、ご参考まで。
5/1'21
宮城県沖の地震(2021/5 /1 )で発生した地震動
http://higaisuitei.html.xdomain.jp/eqreport/s2103.htm
2021年05月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10699175
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック