そうじゃないみたいです。深刻な事態のようです。
朝日新聞デジタルによると、震源地に近くにあり、同全体の半分の電力を供給していた苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所(北海道厚真町)が強い揺れで停止した。
ほかの火力発電所が需要量をまかなおうとしたが追いつかず、逆に設備への負荷やトラブルを避けようと安全機能が作動して供給を次々と遮断した。
道内各地で連鎖的に電気の供給停止が広がり、離島を除く北海道全域の停電につながった。こうした連鎖的な電気の供給遮断はブラックアウトと呼ばれる。
筆者も恥ずかしながら電気の供給なんてあまり考えたことは無かったのです。
日頃スイッチを入れると灯りはつきますし、落雷やらよほどのことが無い限り停電なんて起こりませんでしたし、停電になっても数分で復活してましたし。
でも、今回の北海道全域がブラックアウトになったということで、ちょっと調べてみました。
そもそも電気は貯蔵できないので、発電量と消費量が常に均等していることが求められ、これが維持できないと電気の周波数が変動するとのこと。
その周波数変動より影響が大きいのが、需要と供給の問題らしい。
発電機は周波数変動に適応できるものの、需要が供給能力を上回り、周波数が1〜2Hz 程度低下すると、自らの身を守るために系統から離脱する機能を持っている。タービンが振動で壊れたり、巻き線が過熱して切れる恐れがあるからだ。
これで発電機が離脱すると供給力が失われるため、さらに需給のバランスが悪化して「ドミノ倒し」が起こる。
そうした事態を防ぐため、需給がひっ迫してきた際に一部の負荷(需要)を遮断することで全体を守る「系統安定化装置」といった手立ても開発・導入されているらしいが、それもうまく機能しなかったとのこと。
う〜ん、
それなりの蓄電池が各家庭にあれば、停電になっても数日は凌げるというようにはならないものでしょうか?
と思うのは、この分野の素人考えでしょうかね。
いずれにせよ、あって当たり前、無ければ何も出来ないという「電気」
今一度考えてみることが必要なのかもしれませんね。
タグ:ブラックアウト