某大手生命保険会社から、契約状況の案内が届きました。(定期的な確認)
現契約の内容確認と希望する情報提供(資料送付)を確認するものでした。
60歳定年間近の私としては、「定年後の生活」と言った種類の資料が欲しかったのですが、該当する資料がないため次の資料請求を行いました。
@「相続」
A「生前贈与」
B「社会保障」
契約している生命保険会社は某大手生命保険会社。
顧客データの扱いが迅速です。(システム連携も有効に機能している感じます)
契約状況確認の入力をしてから、一週間も立たないうちに希望した資料が送付されてきました。
職業柄、勝手にシステムと狙いを想像してみました。
<想像するシステム構成>
@契約管理システム ・・・ 生保会社本来の契約管理システム
A顧客管理システム ・・・ 生保会社本来の顧客管理システム
Bアンケート回答管理システム ・・・ 契約、顧客と連携したサブシステム
C資料発送指示システム ・・・ 上記Bの回答をトリガーとし事務職作業指示システム
<隠れた狙い>
@保険会社にとって契約管理は根本的なもので、もっとも重要です。
A契約は、個人に対し紐つけて販売する商品なので、両者を紐付ける仕組みが必要です。
・顧客と契約の管理は必須です。
・さらに顧客と世帯管理を行うことで、契約者家族に対し、商品販売チャンスも
見えるようになります。
Bアンケート回答は、顧客の資料要求を管理する事を主目的にしているのでしょうが、
違う尺度で見ると、顧客のニーズ把握、新たな保険商品販売機会のリサーチを
行っているのではないでしょうか。
C資料要求に対し短期間で対応するということは、顧客満足度向上につながり
他社への切替を防ぐための対応策の一つとなるかも知れません。
上記はわたくしが勝手に想像した内容です。
コンピュータシステム投資は、単に書類管理のために行うのは、費用対コスト観点より
経営資源を圧迫する要因と言うことが出来ます。
その後ろにある企業の狙いを想像すると、面白いものが見えてきます。
本来の目的や狙いは、担当者に確認しないと判りませんが、何故?と思いながら
考えることは、面白いと思いませんか。
2015年12月29日
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