2007年06月30日
Ruputerについて
私が現役で使用しているPDAのひとつにRuputerがあります。
PDAマニアなら一度くらいその名前を聞いたことがあるかもしれませんが,普通の人は「ラピューター」と聞いたら「天空の城」?と思うのでしょうね。
これはセイコーインスツルメンツ株式会社(SII)1998年6月10日に発売された「ウェアラブルPC」です。
PCを名乗るには理由があります。それはOSがDOS(W-PS-DOS)だということです。
16bit CPUで,動作速度は1.84MHz,OSはW-PS-DOS,フラッシュメモリ512KB(2MBのRuputer Proもあります。),ディスプレイ 102×64ドットマトリクスSTN液晶表示 ELバックライト 全角8文字×5行表示(40文字),インターフェース シリアルポート RS-232C対応(PCドッキングステーション使用) 赤外ポート(ASK方式対応!!って,分かる人は今どれくらいいるのかなぁ)です。
SIIも公式ページを閉じてしまったので,一部の方たちのサイトが残っているだけです(こちらのRuputer@2ちゃんねるが今からでも参考になります)。
しかし,当時はOSがDOSということもあり,知識さえあればユーザーがソフトを自分で作成することができ,SIIもそれをバックアップしていたことから,本当に数多くのソフトが存在しています。
しかし世に出るのが早すぎたといえます。
動作クロックを見て分かるように,きびきびとした動作は望めませんし,大きさもごついです(前の型のカシオ プロトレックより,実質は小さいと思いますが,角張った形から大きく見えます)。
今ならもっと高性能な物が出せるのでしょうが,やはり商売の世界では,一度失敗したことに再度挑戦してくる企業はないですよね。最新の技術でRuputerの後継機種出してくださいよSIIさん m(__)m
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