屋根外壁塗装には、市町村から補助金や助成金が受けられる場合があります。
⦿屋根外壁塗装工事が、省エネ等一定の要件(遮熱や断熱効果がある塗料を使うことなど)を満たせば、工事費の一部、概ね、1割程度(地域差が大きいが、上限を10万〜20,30万円としているところが多い)が補助されるというものです。
従って、工事費が100万円以上であれば10万円位の返済不要の補助金が受けられることになります。 |
なお、市町村によって実施の有無・期間・要件・補助の規模等が様々なので、実際のところは、お住いの市町村情報を確認する必要があります。
補助を受けるには、工事実施前に申請しなければならないので、工事を依頼する場合、申請を支援してくれる業者であるかを確認しておくことをおすすめします。
制度の主旨・概要・要件・手続き及びどの程度の補助金が貰えるのか、実施有無や詳細の確認方法等について基本的に抑えるべき点をご案内します。
屋根・外壁塗装の補修サイクルは10年〜15年が目安
住宅の屋根や外壁は、10年経つと風雨などの影響で塗装面などの劣化が進み「ひび割れ」や「剥がれ」などが生じてきます。
放置しておくと、更に劣化が進み本体(躯体)への影響が大きくなるため、通常10年〜15年経てば屋根外壁の塗装補修を行うことが望ましいとされています。
結構いたるところで屋根・外壁塗装工事を目にするのはこのためですね。
屋根外壁塗装の費用はどの程度かかる?
屋根外壁塗装工事は、足場を組み複数の職人さんが2〜3週間(規模にもよりますが雨天なども含めて)かけて行う大掛かりな作業になること、また、大量の塗料や下地補修材等を使うため結構な費用となります。
地域や建物形状によって大きく変わりますが、平均的な相場でいうと建坪30坪の二階建て木造住宅の場合、「外壁と屋根を併せた費用は、100〜180万円前後」と思われます。
もちろん、屋根・外壁の面積、構造、立地条件や使用塗料の違いによって大きく変わりますが、何と言っても、業者によって大きく変わります。
このため、業者選びが大変重要です!⇒「屋根・外壁塗装は業者選びが重要!こうも違う満足感と感謝の念」
屋根外壁塗装に補助金(助成金)が貰える場合があります
補助金実施主体は市町村自治体
省エネや耐震等一定の住宅リフォームには、国や自治体による補助金(助成金)制度や税制優遇制度があります。
但し、国の補助金制度は、現在、長期優良住宅化や省エネリフォームに限定されているため、現在は、屋根外壁塗装を対象とした補助金は地方自治体に限定された制度となっています。
自治体によって補助金制度の有無・内容は様々で確認が必要!
なお、補助金制度は自治体によって様々なので、屋根外壁塗装が補助金の対象になるかは予め確認しておく必要があります。
例えば、「【ヌリカエ】
」(施工業者紹介サービス会社)によると、千葉県全域のリフォーム助成制度を調査した結果、外壁塗装がおりるのは7市町村のみと紹介しています。
※「千葉県で外壁塗装に助成金が出る市区町村は7つだけ!」 ・千葉県内で、外壁塗装に助成金がおりるのは「市川市」「我孫子市」「君津市」「袖ケ浦市」「富里市」「酒々井町」「多古町」の7自治体 ・助成金の対象となるのは、遮熱塗料や断熱塗料を使った外壁塗装に限る場合も |
【千葉県各市町村の助成金額】
市町村名 | 制度名 | 助成金額 |
---|---|---|
我孫子市 | 我孫子市住宅リフォーム補助金 | 費用の5〜10%(上限20~30万円) |
市川市 | 市川市あんしん住宅助成制度 | 費用の3分の1(上限10万円) |
君津市 | 木造住宅リフォーム補助制度 | 費用の5分の1(上限40万円) |
酒々井町 | 酒々井町住宅リフォーム補助制度 | 費用の10分の1(上限10万円) |
袖ケ浦市 | 袖ケ浦市木造住宅リフォーム事業 | 費用の10分の1(上限20万円) |
多古町 | 多古町住宅リフォーム補助 | 費用の10分の1(上限10万円) |
富里市 | 富里市住宅リフォーム費補助事業 | 費用の10分の1(上限10万円) |
確認方法
確認は、お住いの市町村のホームページでできますが、制度名称や表現が素人には理解が難しいので、電話で確認するのが手っ取り早いと思われます。
⦿「ヌリカエ」の調査結果が最も便利で手っ取り早い!
厳選近隣施工店を紹介する「ヌリカエ」では、「各都道府県ごとに外壁塗装に補助金を出す自治体一覧」を示してくれています!
検索方法は、「◯◯◯県の外壁塗装に助成金が下りる市区町村 ヌリカエ」と入力すれば、検索ページに「ヌリカエ」の記事があるはずです! |
⦿確認サイト一覧
【確認サイト】 ⦿各市区町村のホームページ ⦿住宅リフォーム協議会「http://www.j-reform.com/reform-support」 ⦿【【ヌリカエ】 】 |
なお、補助金は、リフォーム全般に実施されているのでその他リフォームにも補助金もでる可能性があります。
他のリフォームも実施される場合は是非確認しましょう!
補助金(助成金)制度概要
補助金と助成金の2タイプがある
なお、補助金(助成金)制度には、助成金と補助金があります。どちらも、運営者は国や自治体で返済する必要はありません。
助成金と補助金の違い
名称 | 主な違い |
助成金 | 特定の塗料、決められた工事などの条件を満たせば誰でも貰える |
補助金 | 審査があり合格しなければ貰えない |
※補助金は審査条件が厳しいため補助金額が高めが多い。
補助金の利用には(要件)
補助金を受けるためには、主に下記のような要件を満たしている必要があります。
従って、活用する場合は工事業者との契約前に市町村等への申請手続きが必要なため、見積もりを取る前に「助成金制度の有無」を確認しておくことをおすすめします。
【補助金(助成金)申請要件】
@工事の着工前に申を請すること ・工事開始と工事終了の工事期間が定められている場合がある。
A遮熱塗料や断熱塗料など、特定の塗料を使用すること
・断熱塗料や遮熱塗料など省エネリフォームに繋がる工事であること。
B建築基準法を遵守していること
C税金をきちんと納めていること
・世帯の中に市民税、年金、保険料などの税金滞納者がいないこと
D自治体が定めた業者に依頼すること
・助成を行う地域に本社・営業所がある業者が工事を行うこと
Eその他
・申請者が住民登録をしており、当該住宅に居住していること
・自治体によっては、定めた施工金額以上の工事であることを定めている
・過去に同様の助成金を受けていると受けられないことがる
最後に
屋根外壁塗装には多くの自治体で補助金や助成金制度があります。
制度があり利用資格があるにもかかわらず利用しない方が多いのは、制度の存在すら知らないか、工事契約後に知って手続きできなかった場合が多いようです。
また、制度の有無を確認する方法が分かりづらいことや業者が制度に触れたがらないといった面も大きいと思われます。
これから屋根外壁の塗り替えを考えられる際は是非とも補助金の活用をおすすめします。
補助金の活用によって税優遇措置も受けられる可能性が高いことも付言しておきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
以下の業者選びの留意点もご参考になれば何よりです!
追補:外壁塗装は業者選びが最重要!
5社以上から見積もりをとり納得のいく業者を選びましょう
満足が得られる外壁塗装にするためには業者選びが最も重要となります。その為、見積もりは、時間に余裕があれば最低5社はとりたいものです!因みに、私は工事業者をネットで調べて、我が家からそう遠くないところに店舗がある塗装工事店を5社をピックアップし、見積もりを依頼しました。(いずれも見積もりは無料)
(「屋根・外壁塗装は業者選びが重要!こうも違う満足感と感謝の念(リニュアル)」)
補助金活用の施工業者探しには、外壁塗装業者紹介サイト「あああ」が頼りになります!
※「ヌリカエ」で助成金利用可能かが調べられます
⇒「【【ヌリカエ】 】 にログイン後、用件等尋ねられます。それぞれ応える必要がありますが、最後に次のメッセージがあり、「市区町村によって助成金が出る可能性があります。市区町村はどちらになりますか?」と問われるので知りたい市区町村名を記入すれば確認できます。
※外壁塗装優良施工店紹介サービス「ヌリカエ」が便利 サイト「ヌリカエ」では、独自基準で厳選した全国厳選2千社から近隣施工店が紹介され、 簡単に探せます。 紹介される施工店の特徴や顧客対応などの評価口コミなどを参考に選んで見積もりを依頼することができます。 従って、断る場合も安心です。 |
業者を選ぶ際の押さえておくべき点
見積もり業者については、事前に、あるいは対応の中で以下のことを確認しましょう!
@屋根外壁塗装の専門施行会社であることの確認
A施行職人の質(丸投げでないこと少なくとも自前職人が毎日責任を持つ体制か)の確認
➂見積もり作成は専門診断家であるかの確認
C施工面積を正確に積算できるか(正確な施工面積は塗料等材料の発注量や工数に関わります)の確認
D塗料の種類や色見本を提示できるかの確認
E保証を出せるかの確認
F国や地方自治体の助成金活用の支援の有無確認
中には、「合い見積もりをとっていますか?」と尋ねる業者がいて「あります」というと相反する反応が感じられ、「嫌な反応」する業者は、即刻中止、「当然でしょうね」と反応する業者は、熱意が期待できます。
選び方の手順
見積もり段階でのチェック事項
@見積もり検査の精度
A施行面積の精度と他社対比
➂各施行内容別単価
C提案内容
D費用合計
見積もり説明を個別に受け内容を確認
個別に見積もりと工事内容について説明を受け、疑問点等を質問するなど理解を深めた上で最終決定する。
ーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーー
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