屋根外壁塗装は、業者による見積もり価格差が大きい世界!
住宅の屋根・外壁塗装は十数年ごとに塗り替えが必要
住宅の屋根や外壁は、10年以上経つと風雨などの影響で塗装などの劣化が進み雨風が浸透し始めるなど本体(躯体)への影響が出始めます。
放置していると余計に劣化が進み雨漏りやひび割れ、剥がれなどで大掛かりなリフォームが必要になるリスクが高まります。
このため、通常10年から15年経てば本体(躯体)への影響が出る前に塗装の塗り替えや補修を行うことが推奨され一般的となっています。
十数年ごとに屋根・外壁塗装が必要と言われるためか、結構いたるところで屋根・外壁塗装の工事が目に入るのは当然ですね。
屋根外壁塗装には高額資金が必要
このため、個人の方は、10数年ごとの塗り替えに備えてある程度資金を用意しておく必要があります。
それだけに塗り替え工事は、できればいい業者に安くかつ満足いく形でやってもらいたいものですね。
よく飛び込みで塗装業者が「お宅の屋根、外壁は相当傷んでますよ!」などと言って補修をすすめに来ますが、大切な家ですから、業者をちゃんと見て選ばないと後悔の種になりかねません!
私の体験から学んだ施工業者選び
数年前に屋根と外壁の塗装を実施しましたが、幸いにも大変満足させていただいてます。
塗装は、三度塗りはもちろん、見積もりになかった塀なども塗料に余裕があるということで綺麗に塗装してくれたり、屋根や壁にできていた小さな穴補修まできちんとやっていただけたからです。
当初の見積もり段階では、同じ塗料仕様なのに各社間で大変大きな価格差がありました。
※後述しますが5社見積もりは、100万円から198万円の開きには驚きました!
大手ハウス会社系列2社に比べ相当低い提示価格であったため、心配した面もありましたが、結局、見積もり等において熱心にご説明を頂いた地元の中小の施工店に依頼しました。
このようなことは珍しいのかも知れませんが、これから、屋根や外壁の塗装を考えられている方の施工業者選びのご参考になればと思い、業者選びと工事経過、けっかしての出来栄え等をご紹介します。
業者選びの開始
5社に見積もり依頼
私は、工事業者をネットで調べて、我が家からそう遠くないところに店舗がある(遠方だと何かあると頼りないので)塗装工事店をいくつかピックアップしました。
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そして、ハウスメーカー系列1社(M社)とホームセンター系列1社(U社)、大型電気店系列1社(Y社)、個人企業系2社(S社、T社)の合計5社に見積もりを依頼しました。
(いずれも見積もりは無料)
各社が来訪し建物診断実施、数日後見積書受理
間もなくそれぞれの工事業者担当1〜2名の方が来られ、現地調査を実施。
簡単な検分で終わったところと、そこまで時間かけるかと思われるくらい熱心にかつ面談を交える業者がありました。
(あまり長時間労力をかけられると断りにくくなるなとの思いがするほどでした)
数日後各社の見積もり届く
数日後、各社から、見積もりが届けられました。
工事規模は、屋根が72平方m、外壁が152平方m、ベランダ床が5平方mの寸法で それぞれから次の提示価格がありました。
勿論、塗料は同タイプのものですが業者によって大きな価格差がありました!
U社 | 198万円 |
M社 | 175万円 |
Y社 | 187万円 |
S社 | 100万円 |
T社 | 117万円 |
この段階で各業者の現地調査を思い起こすと、 大手の場合は、専門の担当者が来られ、あまり時間をかけず、写真撮影と寸法どりが中心、そして、やりにくいところは自信がなさそうに話していた(例えば住居隣接のカーポートがある場合の足場の組み方に難色を示すなど)。
一方、個人会社は、社長自らの現地調査に来られ、(値決めできる立場のせいか)いろいろ提案してくれる印象がありました。
結局、3社(Y社、S社、T社)に絞りこみ見積もり説明を受けることにし、他社は鄭重にお断りしました。
絞り込んだ3社から見積もりの細部説明を受ける
3社から個別に見積もりと工事内容について説明を受けました。
それぞれの業者とは疑問点等を質問するなどして理解を深めた上で後日ご連絡することで終わりました。
結局、T社に決定
結局、我が家から近い個人商店系T社の社長さんの細やかな提案型の熱意を信頼してT社に決定しました。
そして、他社には電話で鄭重にお断りしました。
業者との対応を振り返ってみると、 ハウスメーカー系や大型電気店系業者は、機械的な見積もりで工事内容も型どおりの印象の価格設定でした。
一方、個人会社の社長さんは、細かいところまで下見し、細かい作業内容や箇所を積み上げて、漏れがないように説明つきの見積もりでした。
特に、他社が二度塗りが多かったためか三度塗りを強調してくれたのも印象的でした。
しかも、価格は大手の半値近くの提示で、私もそういう価格でできるのかと半信半疑ででした。
もちろん安ければ手抜きの恐れもあるので簡単には乗れないのですが、近くでもあり社長の人柄にも納得できたので発注しました。
いよいよ工事スタート
架設足場の組み立て設置
12月という時期にもかかわらず、早速、「架設足場組み立て」が始まり、しかもしっかりしたやり過ぎのような足組でした。
大手系の架設工事見積もりは、32〜33万円と計上されていたのに対し、T社は僅か12万円でした。
しかし、設置された仮設足場は、ここまで重層な足場が必要かと思われるくらいしっかりしたものでした。
(お蔭で工事の合間に2階の屋根裏に防犯カメラを自分で取り付けるなどいろいろ活用させていただきました。)
ジェット噴射水洗いからスタート
その2〜3日後に、塗料などの資材が運び込まれ、ジェット噴射の水洗いによる壁や屋根の洗浄がスタートしました。
本格作業スタート
・次の過程で作業がすすめられました。
「シーリングうち替え」⇒「養生」⇒「屋根塗装(吹き付け)」⇒「軒天・樋・破風版塗装」⇒「外壁塗装(3回塗り)」⇒「雨戸塗装」⇒「縦樋・水切塗装」⇒「足場解体」
・特筆すべきは、毎日のように社長さんが顔を出し、工事をところどころ手伝ったり指示を出して、その旨の報告もいただきました。
お蔭で毎日の工事の進行具合がわかり安心できました。
・期間中3日ほど雨の日もあり工事が中断しましたが、12日ほどの予定が三週間近くかけていただき出来栄えは大いに満足のいくものでした。
・さらには、予定になかった黒ずんだブロック塀やベランダ床まで「残った塗料」を使い塗装していただいたのには感謝の気持ちでした!
・以下我が家の工事の進行状況を参考までに下記します。
最後に
以上の様に、幸いにも私の場合、価格が安くても大変満足できる出来栄えと感謝が残る結果となりました。
あらためて、業者選びの重要性を痛感しました。
これから屋根・外壁塗装をお考えのかたは、遠慮せず5社くらいから見積もりを取って、説明を受けてじっくり業者を選定することをお勧めします。
できれば近くに店舗がある業者の方が安心ですね!
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ーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーー
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