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2020年10月24日

アビガン、中国輸出に向け現地企業と提携、重症患者向けも共同開発へ!

富士F、既に現地でアビガン後発薬の生産流通が進んでいる中国への輸出販売に挑む!

 

   

 

 

目  次

 

・アビガン、中国への輸出販売に向けて現地薬品会社と提携!

・アビガンは初期・中等症状向け治療薬であるが、飲み薬が困難な重症患者に投与できる注射剤への加工も共同開発へ

・重症患者向けが可能になれば、アビガンは新型コロナの万能薬となる

・アビガンで、世界のコロナ禍が一刻も早く鎮静化されることを祈るばかりです!  

 

 

アビガン、中国への輸出販売に向けて現地薬品会社と提携!

 

今朝(10月23日)の日経朝刊に、下記の驚くべき記事が掲載されました。

  

中国では、年初からの新型コロナへの対応においてアビガンが臨床に用いられ、多くの臨床結果からアビガンが新型コロナに有効と認識されて早くから新型コロナ治療薬として用いられています。

  

このため、中国では、既に現地薬品会社によるアビガン後発薬の生産販売が行われています。

  

そういった中、日本国内では、アビガンの生みの親である富士フイルムが、新型コロナ治療薬の承認を得る為に必要な治験量の確保難から申請が遅れていましたが、先ごろ漸く資料が整い当局への申請を終えました。

  

現在は当局の承認待ちの状況でありますが、富士フイルムでは、承認が得られる前提で、既に現地企業によるアビガン後発薬が生産流通している中国において、品質面から十分に需要が見込めるとの判断で、現地薬品会社ケアリンクと販売及び開発の提携を進めたということです。

 

 

富士フイルム系、アビガン中国販売へ提携 現地製薬と 日経10・23  

 

富士フイルムは22日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」を中国で販売するため、現地の製薬会社ケアリンクと提携したと発表した。

 

ケアリンクは中国で輸入医薬品の承認を申請する。(略)  

 

日本製への信頼感から先発薬のアビガンに一定の需要があるとみている。(略)

 

重症化した患者にもアビガンを投与できるように、ケアリンクと共同で注射剤を開発する。現在のアビガンは飲み薬のため人工呼吸器をつけている患者には投与が難しい。(略)

 

 

 

アビガンは初期・中等症状向け治療薬であるが、飲み薬が困難な重症患者に投与できる注射剤への加工も共同開発へ

 

  アビガンは飲み薬のため重症患者に使用できないことになっていますが、注射剤にすれば重症患者にも投与できるということで、ケアリンクと共同でアビガンの注射剤の開発にも着手するということです。  

 

重症患者向け治療薬は、既に承認されている「レムデシビル」や「デキサメタゾン」があります。

 

 しかし、アメリカ国立衛生研究所(NIH)などの研究グループによると、「レムデシビル」は新型コロナウイルスの増殖を抑える効果がみられる反面、副作用の可能性があることから人工呼吸器が必要になる前に投与を開始することや、致死率を下げるためには、「レムデシビル」や「デキサメタゾン」の投与と並行して投与する「他の治療薬」の開発が必要だ」としていました。  

 

このため、アビガンの注射剤ができて重症患者への投与が可能になれば、まさにこれに該当し、レムデシビルなどの治療薬と並行して投与できれば、重症患者の治癒力を一層増大させる効果が期待できるのではないかと考えられます。  

 

重症患者向けが可能になれば、アビガンは新型コロナの万能薬となる

 

  これにより、アビガンは、新型コロナ感染者の初期・中等症状向け治療薬として初めて承認される治療薬となるばかりか、注射剤としての投与が可能となれば重症患者向け治療薬としても認定されることになります!

 

まさにアビガンは新型コロナ治療薬として万能薬になる可能性が高まってきたと言えるのではないでしょうか?  

 

アビガンで、世界のコロナ禍が一刻も早く鎮静化されることを祈るばかりです!

 

  世界では今なお新型コロナが猛威を振るっており世界の新規感染者が1日30万人を超す非常事態が続いています。  

 

恐らく、治療薬や予防ワクチンがなければ、なかなか根絶は難しく、また、経済活動も元の正常な軌道に乗せることは難しいと考えられます。  

 

アビガンの世界への普及によってこの忌わしき新型コロナの撲滅が一刻も早まることを祈るばかりです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー完 

 

 

 

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