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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年08月29日

二百四十三話 お題:製鉄(鉄鉱石を製錬して銑鉄をつくること) 縛り:糊付け(糊で貼りつけること)

 製鉄所で働く弟から聞いた話である。

「この間うちの製鉄所でヤバい事故があってさ。精錬炉の底が抜けて、中身が全部外に漏れちまったんだよ。そのせいで炉の近くのいたやつが全身大火傷しちまったんだけど」
 製鉄所の作業員達は特に慌てた様子もなく、どこからかビショビショに濡れた布のようなものと巨大なチューブを持ってきて火傷をした作業員の治療を始めたという。
「最初布だと思ったんだけど、よく見たら人の肌でさ。火傷したやつの体にチューブの中身を塗りたくって、糊付けするみたいにその肌を貼っていったんだよ。そしたら」
 火傷をした作業員は意識を取り戻し、人の手も借りずに避難したそうだ。
「あんな便利なものを作れるなんて、今の技術ってほんとすごいよなぁ。にしてもあれどこで売ってるんだろう? 話すら聞いたことなかったんだけど」
 私が後でインターネットで調べておいてやるよ、と言うと、弟はマジか、サンキューと言って白い歯を剥き出して笑った。

posted by ペン牛 at 09:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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