2016年08月17日
二百三十一話 お題:麦芽糖(麦芽の中の酵素がでんぷんに作用してできる糖分) 縛り:なし
女友達の話である。
彼女は仕事で人工甘味料の開発をしているのだが、ある時彼女に砂糖みたいな自然な甘さの人工甘味料はできないのか、と聞いてみたところ、
「一応あるよ。メキシコ原産のハーブから採れる甘さがショ糖の約三百倍、麦芽糖だと千倍くらいかな、それでいてショ糖みたいな自然な甘さのやつが」
そんないいものが何故使われないんだ、と聞くと、
「副作用があるからだよ。その甘味料は摂れば摂るほど色んな種類のアレルギーを発症するんだけど、それ自身がアレルゲンになることはないの。だから最終的にその甘味料以外のあらゆるものを受け付けなくなって死ぬっていう。現地じゃ死神が植えた草って言われてるらしいけどまぁ納得だよね」
私はそれを聞いて、やはり欠点のないものはそう簡単には見つからないのだな、と落胆した。
彼女は仕事で人工甘味料の開発をしているのだが、ある時彼女に砂糖みたいな自然な甘さの人工甘味料はできないのか、と聞いてみたところ、
「一応あるよ。メキシコ原産のハーブから採れる甘さがショ糖の約三百倍、麦芽糖だと千倍くらいかな、それでいてショ糖みたいな自然な甘さのやつが」
そんないいものが何故使われないんだ、と聞くと、
「副作用があるからだよ。その甘味料は摂れば摂るほど色んな種類のアレルギーを発症するんだけど、それ自身がアレルゲンになることはないの。だから最終的にその甘味料以外のあらゆるものを受け付けなくなって死ぬっていう。現地じゃ死神が植えた草って言われてるらしいけどまぁ納得だよね」
私はそれを聞いて、やはり欠点のないものはそう簡単には見つからないのだな、と落胆した。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5341839
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック