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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年08月16日

二百三十話 お題:上値(取引で、現在の相場より高い値) 縛り:玉杯(盃の美称)

 親戚の男性の話である。

彼は趣味で株をやっているのだが、ある時株式市場が上値を追ったことで思わぬ利益を得たという。
「こりゃあ祝杯を挙げなきゃと思って、息子からもらった有田焼のぐい飲みでとっておきの日本酒を飲むことにしたんだよ」
 彼はそのぐい飲みのことを玉杯と呼んで大切に扱っていたそうなのだが、その時は流石に浮かれていたのか、ぐい飲みを食器棚から取り出そうとして落としてしまった。
「落とした瞬間血の気が引いたよ。でも」
 何者かの手がぐい飲みを受け止めたのだという。手の主は、
「もっと気をつけて扱えよ」
 と言いながら彼にぐい飲みを渡してきた。手の主の顔は全体がつぶれて血で真っ赤に染まっていた。
「通りがかっただけ、と思うことにしてるよ。流石にあんな人が家に居着いてたら耐えられない」
 今のところ、彼は手の主と再会はしていないという。


posted by ペン牛 at 10:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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