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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年08月06日

二百二十話 お題:沙汰(裁き) 縛り:フロッピーディスク(コンピューターの外部記録用の円盤)、他見(他の人が見ること)

 男友達の話である。

彼はパソコンのパーツショップで働いているのだが、ある時不審な男が店に来たのだという。
「ボロボロでサイズの合ってない服着てて、しかも帽子で顔隠しててさ。こいつちょっとやばくないかって思ってたら」
 その男は彼にパソコンのパーツを買い取ってほしい、と言ってきたそうだ。
「うちでは買い取りもやってるからどんなパーツですかって聞いたら、外付けのフロッピーディスクドライブ出してきてさ。またすごいもん持ってきたなと思ったよ」
 彼がうちではそれは買い取れません、と言うと、男はフロッピーディスクドライブを強引に彼に押しつけて逃げたという。
「逃げられちゃった以上しょうがないから、とりあえずそのフロッピーディスクドライブを調べてみたらフロッピーが中に入ったままだったんだよ」
 そのフロッピーはラベルに他見厳禁と書かれており、気になった彼は自分のパソコンを使って中身を見てみたそうだ。
「中にはヤマって名前のプログラムしか入ってなくてさ。ウィルスの可能性も考えたんだけど、その時使ってたのサブPCだったし、最悪感染してもいいかと思って実行してみたら」
 画面全体に、彼が今までにしてきた悪いことが表示されたのだという。
「小学校の頃にした万引きのことまで書いてあってさぁ。それと気になったのが、悪いことの隣に一々サンジーヴァ? とかカーラスートラ? とか書いてあったんだけど、お前なんのことかわかるか?」
 私は少し躊躇ってから、多分お前が行くことになる地獄の名前だよ、と彼に伝えた。

posted by ペン牛 at 12:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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