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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年05月30日

百五十二話 お題:脱げる(身につけているものが取れて離れる) 縛り:こなれる(食べたものが消化される)、新居(新築または転居した新しい住まい)、先刻(先程)、ショートニング(製菓・製パンなどの際に口当たりを軽くするために加える油脂製品)

 女友達の話である。

彼女は最近家族と一緒に新居に引っ越したばかりで、引っ越し祝いのために遊びに行くと喜んで出迎えてくれた。しかし話しているとどうも調子が悪そうで、何かあったのかと聞くと、なんでも先刻食べたパンに使われていたショートニングがもたれているのだという。彼女は椅子から立ち上がるとその場で飛び跳ね始め、
「こうすると胃の中のものがこなれるの」
 と言った。私はその様子をぼんやりと眺めていたのだが、不意に彼女が、
「あっ」
 と声を上げると、途端にずるり、と服が脱げて落ちるように彼女の全身の皮膚が剥がれて床に落ちた。あまりのことに私は呆然としていたのだが、彼女から、
「ごめん、時々あることだから気にしないで」
 と言われたことでやっと正気に返った。彼女は剥がれた自分の皮膚を持って部屋から出ていった後、しばらくして戻ってきた。その時には彼女の皮膚は全て元通りになっており、私と彼女は話を再開したものの、どうにもお互いぎこちなくなってしまい結局すぐにお暇することにした。それ以降、彼女とは会っていない。


posted by ペン牛 at 14:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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