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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年05月15日

百三十七話 お題:手羽(鶏の羽の付け根部分の肉) 縛り:なし

 私の妹の話である。

妹は最近、結婚相談所で紹介してもらった男性と食事に行ったらしいのだが、一回食事をしただけで二度と会いたくなくなったという。よっぽど食事のマナーがひどかったのか、と私が聞くと、
「うーん、ある意味……そうかなぁ」
 という歯切れの悪い答え方をした。もっとわかるように話せ、と私が言うと、
「それなんだけどね、食事のマナー自体は問題なかったの。でも手羽を使った料理が出てきた時に、いきなり僕には面白い特技があるんだ、って言い出して」
 その男性は手羽の肉を全て齧って骨だけにすると、その骨をしゃぶりだしたのだという。しゃぶればしゃぶるほど骨はどんどん細くなっていき、やがて全てなくなってしまったそうだ。
「それさえなければすごくいい人だったの。見た目も好みだったし、学歴もあるし、いいところに勤めてるし。それさえなければ、本当にそれさえなければ!」
 これほど悔しそうな妹の顔を見たのは初めてだった。

posted by ペン牛 at 12:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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