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2017年05月27日
第2回 埼玉CSinバトロコ柏 決勝トーナメント第2回戦 ヒグエモンVSクロサキ* トップ8をかけた戦い! 「シータバスター」の前に、最大の天敵「青黒ハンデス」が現れる! ヒグエモンはこの試練をどう乗り越えるのか!?
※大会進行の都合により、通常卓でのフィーチャーとなります。
16人の勝者が出揃った決勝トーナメント第2回戦。ここで続けて勝利すればトップ8進出となり、ベスト8という肩書に加え、上位賞品も手に入る。逆を言えば、ここで負けるのが一番虚しいとも言えるだろう
勝者と敗者で大きな差が出るこの試合。今回はその中から、クロサキ*とヒグエモンによる「青黒ハンデス」VS「シータバスター」の対戦をお届けする。
今までの《蒼き団長 ドギラゴン剣》は《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》による墓地回収能力によってハンデスに対して優位に立っていた。だが現在は殿堂入りによって大きく弱体化を受け、「シータバスター」へと形を変えた結果、妨害がもろに刺さるようになってしまっている。
「青黒ハンデス」はプレイヤーによって大きく好き嫌いが大きく分かれるデッキ。そのため、一定の数は存在するが、使用者も多いわけではない。そういった理由もあり、ヒグエモンが「シータバスター」を選択した時点で、不利な「青黒ハンデス」のことは割り切っていたという。
この重要なベスト16の試合で不利対面と当たってしまう不運なヒグエモン。一方、相性で勝るクロサキ*は冷静な顔をしているが、心のどこかでは「運が良かった」と思っていることだろう。
果たしてヒグエモンは、この試練を乗り越えることができるのだろうか?
先に動いたのは先手のクロサキ*。《蒼き団長 ドギラゴン剣》の天敵である《異端流し オニカマス》召喚する。
このカードこそ、今の環境で「シータバスター」が最も嫌がるカードであり、最も除去し辛いカードでもある。ヒグエモンは、これから訪れるハンデスに加えて、早くも対処しなければならないことが増えてしまった。
5マナに到達しないことには始まらないヒグエモン。とりえあず《フェアリー・ライフ》でマナを伸ばすが、手札を使ったタイミングを狙ったクロサキ*のハンデスが襲い掛かる。捨てられたのは《蒼き団長 ドギラゴン剣》。早くもフィニッシャーを1枚失ってしまう。
惜しいカードを落とされてしまったが、その後のクロサキ*の動きが無かったこともあり、ヒグエモンは残りのハンドをキープすることに成功。5マナで《超次元 フェアリーホール》を唱える。
《異端流し オニカマス》がいる状況だが、ここで次元に用意しておいた《時空の巨人 セツダン》が輝く。バウンス能力を回避しつつ、次のターン《勝利のガイアール・カイザー》で《異端流し オニカマス》の除去を狙うプランだ。
だが、その行動を見逃すほどクロサキ*は甘くない。すぐに《超次元リバイヴ・ホール》から《勝利のガイアール・カイザー》を投げつけ、《時空の巨人 セツダン》を退場させる。
《異端流し オニカマス》の除去に失敗したヒグエモンだが、《リュウセイ・ジ・アース》を場に送り出し、なんとか戦線を保とうとする。だが、ここで増えた手札もクロサキ*のハンデスによって破壊され、手札が0枚の危機的状況へと陥ってしまう。
《異端流し オニカマス》のせいで《蒼き団長 ドギラゴン剣》も超次元呪文も腐り札となってしまっているこの状態。ここでヒグエモンが引くカードは……
引いたのは《メガ・マグマ・ドラゴン》! 《異端流し オニカマス》を除去しつつ、場を伸ばすという理想的な展開。これでヒグエモンにも勝機が見えてきた。
……かのように見えた。クロサキ*は焦る様子もなく、再び《超次元リバイヴ・ホール》から《勝利のガイアール・カイザー》呼び出し、さらに《S級侵略 デッドゾーン》の侵略も発動。《リュウセイ・ジ・アース》と《メガ・マグマ・ドラゴン》の2体を一度に破壊する。
手札0枚、場も0体。こうなってしまっては「シータバスター」はどうしようもない。ドローソースがなく、墓地回収もないため、一度失ったリソースを取り戻すのは難しい。
まずは、チェンジ元・《蒼き団長ドギラゴン剣》のセットを揃えたいヒグエモン。祈りを込めてトップを引くが……動けるカードは来ない。ここはノーアクションでターンを返す。
そして、次のターンのクロサキ*が出したのは、ヒグエモンを絶望へ叩き落とす2体目の《異端流し オニカマス》。再び盤面はクロサキ*が場を制圧した状態へと戻る。
動くことができないヒグエモン。そこへクロサキ*が撃ち込むのは……
手札が1枚だけだったヒグエモン。マナゾーンのカードが1枚だけになってしまい、とうとう逆転は絶望的な状況に。反撃の芽を摘んだクロサキ*は、一気にクリーチャーをヒグエモンへの攻撃に向かわせる。ダイレクトアタックまで届く打点はではないが、《S級侵略デッドゾーン 》のTブレイクが大きくヒグエモンの盾を削っていく。
次のターンにヒグエモンが使えるマナはチャージを含めて2マナ。この状況で行える行動は、ただ《フェアリー・ライフ》でマナを増やすことだけだ。
クロサキ*にターンを返すヒグエモン。《解体人形ジェニー》で安全確認をしつつ、再び攻撃を仕掛ける。
残り2枚のシールドが割られ、丸裸になるヒグエモン。そして、散々彼を苦しめた続けた《異端流し オニカマス》が、最後のトドメを刺した。
winner:クロサキ*
「不利とはわかっていましたが……《異端流し オニカマス》は自分以外使ってほしくないですね(笑)」と天敵への恨みを冗談めかして語るヒグエモン。
クロサキ*は「《魔天降臨》が早い段階で引けていたので、テンポを取りつつフィニッシュに繋がったのが勝因でした」と試合を振り返る。「青黒ハンデス」は使い慣れている十八番のデッキとのことで、見事にその相棒デッキと力を合わせトップ8進出を決めた。
【文/写真 はら】
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/
16人の勝者が出揃った決勝トーナメント第2回戦。ここで続けて勝利すればトップ8進出となり、ベスト8という肩書に加え、上位賞品も手に入る。逆を言えば、ここで負けるのが一番虚しいとも言えるだろう
勝者と敗者で大きな差が出るこの試合。今回はその中から、クロサキ*とヒグエモンによる「青黒ハンデス」VS「シータバスター」の対戦をお届けする。
今までの《蒼き団長 ドギラゴン剣》は《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》による墓地回収能力によってハンデスに対して優位に立っていた。だが現在は殿堂入りによって大きく弱体化を受け、「シータバスター」へと形を変えた結果、妨害がもろに刺さるようになってしまっている。
「青黒ハンデス」はプレイヤーによって大きく好き嫌いが大きく分かれるデッキ。そのため、一定の数は存在するが、使用者も多いわけではない。そういった理由もあり、ヒグエモンが「シータバスター」を選択した時点で、不利な「青黒ハンデス」のことは割り切っていたという。
この重要なベスト16の試合で不利対面と当たってしまう不運なヒグエモン。一方、相性で勝るクロサキ*は冷静な顔をしているが、心のどこかでは「運が良かった」と思っていることだろう。
果たしてヒグエモンは、この試練を乗り越えることができるのだろうか?
先に動いたのは先手のクロサキ*。《蒼き団長 ドギラゴン剣》の天敵である《異端流し オニカマス》召喚する。
このカードこそ、今の環境で「シータバスター」が最も嫌がるカードであり、最も除去し辛いカードでもある。ヒグエモンは、これから訪れるハンデスに加えて、早くも対処しなければならないことが増えてしまった。
5マナに到達しないことには始まらないヒグエモン。とりえあず《フェアリー・ライフ》でマナを伸ばすが、手札を使ったタイミングを狙ったクロサキ*のハンデスが襲い掛かる。捨てられたのは《蒼き団長 ドギラゴン剣》。早くもフィニッシャーを1枚失ってしまう。
惜しいカードを落とされてしまったが、その後のクロサキ*の動きが無かったこともあり、ヒグエモンは残りのハンドをキープすることに成功。5マナで《超次元 フェアリーホール》を唱える。
《異端流し オニカマス》がいる状況だが、ここで次元に用意しておいた《時空の巨人 セツダン》が輝く。バウンス能力を回避しつつ、次のターン《勝利のガイアール・カイザー》で《異端流し オニカマス》の除去を狙うプランだ。
だが、その行動を見逃すほどクロサキ*は甘くない。すぐに《超次元リバイヴ・ホール》から《勝利のガイアール・カイザー》を投げつけ、《時空の巨人 セツダン》を退場させる。
《異端流し オニカマス》の除去に失敗したヒグエモンだが、《リュウセイ・ジ・アース》を場に送り出し、なんとか戦線を保とうとする。だが、ここで増えた手札もクロサキ*のハンデスによって破壊され、手札が0枚の危機的状況へと陥ってしまう。
《異端流し オニカマス》のせいで《蒼き団長 ドギラゴン剣》も超次元呪文も腐り札となってしまっているこの状態。ここでヒグエモンが引くカードは……
引いたのは《メガ・マグマ・ドラゴン》! 《異端流し オニカマス》を除去しつつ、場を伸ばすという理想的な展開。これでヒグエモンにも勝機が見えてきた。
……かのように見えた。クロサキ*は焦る様子もなく、再び《超次元リバイヴ・ホール》から《勝利のガイアール・カイザー》呼び出し、さらに《S級侵略 デッドゾーン》の侵略も発動。《リュウセイ・ジ・アース》と《メガ・マグマ・ドラゴン》の2体を一度に破壊する。
手札0枚、場も0体。こうなってしまっては「シータバスター」はどうしようもない。ドローソースがなく、墓地回収もないため、一度失ったリソースを取り戻すのは難しい。
まずは、チェンジ元・《蒼き団長ドギラゴン剣》のセットを揃えたいヒグエモン。祈りを込めてトップを引くが……動けるカードは来ない。ここはノーアクションでターンを返す。
そして、次のターンのクロサキ*が出したのは、ヒグエモンを絶望へ叩き落とす2体目の《異端流し オニカマス》。再び盤面はクロサキ*が場を制圧した状態へと戻る。
動くことができないヒグエモン。そこへクロサキ*が撃ち込むのは……
手札が1枚だけだったヒグエモン。マナゾーンのカードが1枚だけになってしまい、とうとう逆転は絶望的な状況に。反撃の芽を摘んだクロサキ*は、一気にクリーチャーをヒグエモンへの攻撃に向かわせる。ダイレクトアタックまで届く打点はではないが、《S級侵略デッドゾーン 》のTブレイクが大きくヒグエモンの盾を削っていく。
次のターンにヒグエモンが使えるマナはチャージを含めて2マナ。この状況で行える行動は、ただ《フェアリー・ライフ》でマナを増やすことだけだ。
クロサキ*にターンを返すヒグエモン。《解体人形ジェニー》で安全確認をしつつ、再び攻撃を仕掛ける。
残り2枚のシールドが割られ、丸裸になるヒグエモン。そして、散々彼を苦しめた続けた《異端流し オニカマス》が、最後のトドメを刺した。
winner:クロサキ*
「不利とはわかっていましたが……《異端流し オニカマス》は自分以外使ってほしくないですね(笑)」と天敵への恨みを冗談めかして語るヒグエモン。
クロサキ*は「《魔天降臨》が早い段階で引けていたので、テンポを取りつつフィニッシュに繋がったのが勝因でした」と試合を振り返る。「青黒ハンデス」は使い慣れている十八番のデッキとのことで、見事にその相棒デッキと力を合わせトップ8進出を決めた。
【文/写真 はら】
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/