2017年06月28日
第1回 超ガチCS 予選第5回戦 えんたく VS ユーリ 関東のCSで幾度も上位に入る2人の対決。ユーリが持ち込んだ環境の回答とは?
5勝。それがこの超ガチCSで予選を抜けるために必要な勝利の数である。オポーネントなどは関係なく、6戦中5勝した選手のみが決勝トーナメントに進めるのだ。
言い方を変えれば2敗したプレイヤーはその時点で予選敗退が確定してしまうのがこのCS。一敗した選手は文字通り後がない状態になる。
今回お届けする第5回戦はそんなギリギリの状態で生き残る1敗ラインの2人をお呼びした。
1人はユーリ。数多くのCSで入賞をし、第2回埼玉CSでもベスト8に入った千葉の若き精鋭だ。最近は強豪「AQUAWEVE」の姉妹チームにあたる新チーム、「あくうぇ」の一員としても精力的に活動している。
向かいに座るは神奈川のチーム「Pleasure Sky」の1人、えんたくだ。プレイ歴15年、第1弾からデュエルマスターズを続けている彼は今も関東のCSに精力的に参加しており、このゲームを支え続けた1人と言えるだろう。優勝経験を持ち超ガチCSこのフィーチャー席においても落ち着いているように見えた。
お互いチームを背負った者同士、負けられない試合が始まる。
【GAME 1】
じゃんけんが終わり先行はユーリ。1ターン目のマナチャージは……≪時の法皇 ミラダンテⅫ≫。彼の超次元ゾーンには≪ヴォルグ・サンダー≫≪勝利のガイアール・カイザー≫等々、ハンデスコントロールを思わせるものだったために、一瞬えんたくの表情が曇る。
2ターン目には≪タイム1 ドレミ≫を召喚し、手札を途切れさせず展開をする。
そう、彼のデッキは【光水サザンルネッサンス】だ。最近はメタゲームの陰に隠れていたが、「ドギラゴン剣」、「ハンデスコントロール」系統のアーキタイプの隆盛により、再び姿を現したデッキである。
これにえんたくは≪フェアリー・ライフ≫でマナを伸ばし追いつこうとする。≪サイバーダイス・ベガス≫がマナに埋められているところを見ると、呪文主体の【ドギラゴン剣】であろう。何とかマナを伸ばし、メタクリーチャーに妨害されない安全圏を目指す。
だがユーリ、それは許さないと言わんばかりに≪奇石 タリスク≫を召喚。「マジでB・A・Dなラビリンス!!」に収録された≪タイム3 シド≫と同じジャミング能力を持つクリーチャーを早速CSの場で披露して見せた。
えんたくのデッキにはこれが突き刺さっているようで、何も動けずドローゴー。
実質Exターンを得たユーリは、さらに≪タイム3 シド≫を召喚しとことん動きを縛っていく。
それに対しマナが5に届いたえんたくはなんとか≪Dの博才サイバーダイス・ベガス ≫を展開し、ゲームの巻き返しを図ろうとするが……。
ユーリはそれを横目に≪希望の親衛隊 ラプソディ≫≪黙示賢者 ソルハバキ≫とテンポよく展開し、最後に≪共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス≫を着地させ、大量ドローを行う。
ここまで展開されても、2体の呪文メタが重くのしかかるえんたくは悔しそうにターンを終えるのみ。
ここを好機とみたユーリは追加の打点を並べ、≪ダイヤモンドソード≫を唱える。
えんたくの場には≪サイバーダイス・ベガス≫が置かれているが、≪ドレミ≫が≪音精ラフルル ≫に、
≪サザン≫が≪ミラダンテⅫ≫に革命チェンジすると何もさせずに大量のクリーチャーがえんたくを襲った。
Winner:ユーリ
「メタが上手くはまりました」と満足そうにユーリが言う。
【モルトNEXT】や【鎖風車ループ】に対抗するべく各種【ドギラゴン剣】、【ハンデス超次元】が増加しているこの環境。そんな環境の更に先を見据えたという「彼ら」のデッキチョイスが、ユーリを予選最終ラウンドへと向かわせた。
【文/あーくん】
画像は公式からお借りしました。http://dm.takaratomy.co.jp/card/
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