2017年07月01日
第1回超ガチCS 準々決勝 渋谷道頓堀 vs darkblue ハンデス、除去、デッキ破壊を駆使し相手を追い詰めるdarkblueに対し、渋谷道頓堀が用意した回答とは....?!
第1回超ガチCSもいよいよ上位8名が出揃い、準々決勝を迎えた。
渋谷道頓堀は、「dmvault」で精力的に活動を行っていた山梨のプレイヤーだ。「dmvault」は筆者もよく利用していたサイトであり、フリーマッチで何度か対戦した記憶がある。
ここ最近では積極的に関東や静岡のCSシーンで姿を見せており、今年の春より導入されたDMPランキングでは記事執筆時点で山梨県2位にランクイン!本日は【5色ドギラゴン剣】でTOP8まで無敗の成績で勝ち残っている!
darkblueは、CS文化の黎明期から大会に出続けている愛知のプレイヤーだ。幾多の大会に出場し戦績を積み重ねる事で「第2回レジェンドCS」への出場権を獲得。そこでTOP8の成績を残すプレイヤーにまで登りつめた。今回の超ガチCSでは独自のチューンを施した【青黒ハンデス】を使用している。
勝った方が準決勝へとコマを進めるこの舞台、勝つのは果たしてどちらか....!
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結論から申し上げると、このふたりの戦いは特に大きな見せ場はなく、darkblueの【青黒ハンデス】が渋谷道頓堀の【5色ドギラゴン剣】をデッキ切れによって下し、darkblueは準決勝へと駒を勧めている。
WIN:darkblue
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〜試合を振り返って〜
予選6-0ベスト8でした。
— 渋谷道頓堀 (@ckl89vbtb) 2017年6月25日
シュートリズムと構築しました。
ビマナのようにプチョヘンザで詰めれるのが強いです。 pic.twitter.com/4QgUH5f7MS
渋谷道頓堀「【青黒ハンデス】は無理です。完全に切っていますね。
まず相手の《オニカマス》に対して、《ドギラゴン剣》《プチョヘンザ》の2枚セット、もしくはターンを跨いでの《テック団の波壊Go!》でしか対処できなくて。ハンデスしてくる相手にそのセットは揃えられない。《ドギラゴン剣》のビートダウンでの勝ち筋が閉じちゃうと最終的に《ヴォルグ・サンダー》でのLO狙いになるんですけど、ハンデス側のほうが《ヴォルグ・サンダー》へのアクセスが太いので......
【青黒ハンデス】以外への相手には勝てるようにデッキは準備してきました。」
darkblue「【5色ドギラゴン剣】は有利です。メタ対象ですね。
今回の構築は《オニカマス》4枚と最大枚数を取ってますし、超次元呪文8枚に合わせて《サイクリカ》《ザビ・ミラ》を2枚ずつ入れています。こうすることで《オニカマス》で時間を稼ぎ、デッキ内のクリーチャーの割合を高めながら≒相手の《ヴォルグ・サンダー》への耐性を高めながら、自分はより多くの《ヴォルグ・サンダー》にアクセスすることが出来ます。
【モルトNEXT】が厳しいですが、それ以外のメタ上の相手には勝てるような構築になっている自信があります。」
実際の対戦でも同じ事が起きた。
お互いが《オニカマス》を立てた。それらは試合終了時まで場に残っていた。
お互いが《サイバーダイスベガス》を貼りあった。合計5枚の《サイバーダイスベガス》が場に現れた。
お互いが《ヴォルグ・サンダー》を投げあった。最後に立っていたのは....
渋谷道頓堀。
惜しくもここでトーナメントを去ってしまうことになったが、独自のメタゲームに対する着眼点によってここまで勝ち残り、今期最後の《クリスタル・メモリー》を獲得した。
一方でdarkblue。
長年メタゲームを追いかけ続ける事によって培われた"勘"を遺憾無く発揮し、そのデッキ選択と構築によって有利対面を手繰り寄せた。
このゲームの正解はひとつではないし、同じカードを使用していても組み合わせによって多様性を見せる。
今回結果を残したプレイヤー達の持つロジック/ゲームに対する考え方に触れた体験は、プレイヤーとしての筆者にも驚きと興奮を与えてくれた。それを皆に共有出来ることを、とても嬉しく思っている。
(文:りゅーてぃ)
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/
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