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2017年07月16日
第2回超ガチCS 決勝T第2回戦目 ざわ VS 高槻 【ジョーカーズ】VS【水闇ハンデス】。試合を分けたのは思い切りの差・・・?
【水闇ハンデスコントロール】といえばデュエル・マスターズでもかなり古い歴史を持つアーキタイプだ。
水文明のドローと、闇文明のハンデスと除去を組み合わせ、相手を追い詰めていく伝統的なコントロール。
そこに要求される繊細なプレイングと、無数に用意された選択肢から正解を選び続ける感覚は、今もなお数多くのプレイヤーを魅了して止まない。
このテーブルに呼ばれた高槻も、その魅力に取りつかれた1人だろう。
本人曰く自分しか使えないチューニングを常に続け、何度もハンデスコントロールで優勝を重ねてきた彼がここに座っているのは不思議な事ではない。
対するざわは17歳の新鋭。【ジョーカーズ】を使いここまで駆け上がってきた彼はどんな試合を見せてくれるのだろうか?
[GAME1]
先行はざわ。
《ヤッタレマン》を召喚し、そのまま《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》で手札を3枚増やす黄金ムーブを決めていった。
高槻はそれに《特攻人形ジェニー》をあわせ少しでも勢いを削っていく。
さて、ここで話は変わるのだが、【ジョーカーズ】と【水闇ハンデス】、対決したとき有利と言われているのはどちらだろう。
これは私の知識が偏っているのかもしれないが、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《テック団の波壊Go!》といった優秀な防御札を備え、妨害にも長けた【水闇ハンデス】のほうが有利だと考えてしまう。
なぜ急にこんな話をしたかというと、おそらくここで対面するざわも同じことを感じ取っていたからだ。狙うなら早い方がいい。そう考えたのか、彼は3ターン目のこの段階から打点の計算を始めていた。
ひとしきり考え終えたようで、まずは戦場に《パーリ騎士》を追加するざわ。
そしてすぐさま《ヤッタレマン》が攻撃を仕掛ける。その瞬間手札から叩きつけられるは《破界秘伝ナッシング・ゼロ》が2枚!!
1枚目は《終末の時計 ザ・クロック》が挟まるが、2枚目は無事3ヒット。攻撃力を増していく。
突然の5ブレイクに面食らった高槻だがS・トリガーで《ゴースト・タッチ》と《魔天降臨》を同時に発動!!
思わぬ形で大量マナ加速を決め、相手のリソースを刈り取ることに成功した高槻は、本来唱えられるはずのなかった《デモンズ・ライト》で《ヤッタレマン》を破壊しターンを返す。
《光牙忍ハヤブサマル》を持たれていたらどうしようもない……。
しかしあれは殿堂カード。都合よく持てるものではない、と考えたざわは、残った《パーリ騎士》で高槻に直接攻撃を行う。
《デモンズ・ライト》のドローも虚しく、《ハヤブサマル》を持たない高槻に攻撃が通りゲームは終了した。
Winner:ざわ
高槻「あそこで《ゴースト・タッチ》使ったのはミスだったかもしれない。」
と試合後に振り返り、更にこう続ける。
高槻「《ダイスベガス》さえ貼っちゃえば一気に(守りが)固くなるんだから、次のターン9マナ確保できるようにしなくちゃいけなかった。」
とのことだ。言われてみれば確かに納得できるが、本人も試合中に気づかなかった点であり、大多数のプレイヤーは見逃してしまうだろう。
ミスをすることは誰にでもある。大事なのは、そのミスを認め、次に活かせるかどうかではないだろうか?
そういった意味で、この速度で自分のミスを認められる高槻は確かに強いプレイヤーなのだろう。
文:あーくん
画像は公式からお借りしました。
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第2回超ガチCS 決勝T第1回戦 アボちゃん vs lest デュエルマスターズで勝つ秘訣はデッキへの"愛"...?!
ここは第2回DM超ガチCS、決勝トーナメント第1回戦のフィーチャーテーブル。
アボちゃん「いいでしょうこのプレイマット、ナカジマから借りてきちゃいました」
アボちゃんは""あの""西葛西でよく遊んでいる若手のプレイヤー。
昨年度の全国大会出場者に送られる記念品のプレイマットと、前環境からの相棒である【ルネッサンス】を持って第2回DM超ガチCSに乗り込んだ。
アボちゃん「【ルネッサンス】を使う理由ですか?【ロージアミラダンテXII】や【赤黒青ドギラゴン剣】に有利が取れるっていう理由もあるんですけどそれはあくまで後付けで...一番はやっぱり""愛""ですね。」
と頼もしく語ってくれた。
lest「ここで当たるとはなぁ」
一方のlestは成田を拠点に活動しているプレイヤー。
対戦相手のアボちゃんとは旧知の仲であり、対戦前から和やかに談笑している。
lest「ぼくも【墓地退化】を"愛"してますよ!」
好きこそものの上手なれ、だろうか。
ここまで勝ち残るプレイヤー同士、そのデッキを好きになってしっかり練習をしてきている、そんな印象を受ける。デッキに対する"愛"がぶつかりあう、そんなマッチングになった。
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先攻はlest。
《テック団の波壊Go!》《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》をマナに置き、《戦略のD・H アツト》を召喚。
手札を回し、《サイバー・チューン》《斬隠蒼頭龍バイケン》を墓地に置いた。
さらに次のターン《サイバー・チューン》で、《異端流し オニカマス》《世紀末へヴィ・デス・メタル》を墓地に置き、墓地退化コンボにリーチをかけた。
lestは上々な立ち上がりを見せた。
相手はブロッカーを大量に擁する【ルネッサンス】デッキ。
欲を言えば《世紀末へヴィ・デス・メタル》より《奈落の葬儀人デス・シュテロン》が見えてほしかったが...これが後々どう響くか。
後攻はアボちゃん。
《音精 ラフルル》《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》をマナに置き、《タイム1 ドレミ》を召喚し、1ドロー。
さらに次のターン《制御の翼 オリオティス》《予言者クルト》を並べ、《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》にリーチをかけた。
アボちゃんも上々な立ち上がりを見せた。
相手は呪文によってコンボを決める【墓地退化】デッキ。
欲を言えば相手の行動を的確に遅らせる《タイム3 シド》があると良かったが....これが後々どう響くか。
4ターン目、lestが動き出す。
《死神術士デスマーチ》+《龍脈術 落城の計》+《世紀末へヴィ・デス・メタル》の墓地退化コンボを最速で決めた!
lest「ここ殴るかどうかめちゃくちゃ迷ったんですよね....」
lestは試合後にそう語ったように、ここで考え込む。
選択肢は《世紀末へヴィ・デス・メタル》で
@殴る
A殴らない
の二択。
アボちゃんが《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を持っていた場合は、早めに盾に圧力をかけて、一体でも多くブロッカーを消費させた方が良いだろう。
アボちゃんが《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を持っていない場合は、殴らないことで相手に《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を与えないまま長期戦に持ち込めるチャンスが生まれる。
lestは、殴らないことを選択した。
アボちゃんは《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を持っていた。
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を勢いよく場に出し、3ドロー。
目論見が外れてしまったlest。
こうなってしまっては、ターンを詰めにいくプランに変更せざるを得ない。
《龍脈術 落城の計》で《制御の翼 オリオティス》をバウンスし、《世紀末へヴィ・デス・メタル》でワールドブレイク。
アボちゃんはシールドを全て受け取り、返しのターンで《黙示賢者ソルハバキ》《制御の翼 オリオティス》《制御の翼 オリオティス》を再度展開。
後が続かないlest。《世紀末へヴィ・デス・メタル》でブロッカーを一体削るも、時すでに遅し。
マナも手札も十分に満ち足りたアボちゃんは《タイム1 ドレミ》を2体展開。
これで場には白ウィニーが6体。
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を1マナで展開し、6ドロー。
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を1マナで展開し、更に6ドロー!
これだけのカードを引けいたならば。
《音精 ラフルル》+《時の法皇 ミラダンテXII》+《ダイヤモンド・ソード》の必殺コンボがアボちゃんの手に揃っている事など容易い。全ての攻撃を通し、アボちゃんは小さくガッツポーズをした。
WIN:アボちゃん
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〜対戦を振り返って〜
lest「ひよったーーー!」
アボちゃん「いやあそこは実際難しいよ」
感想戦に興じるふたり。
ゲームの中で、選択を迫られる場面がたくさんある。
簡単なようで、奥が深い。それがデュエル・マスターズ。
文:りゅーてぃ
第2回超ガチCS 予選第6回戦 ヒロリン VS ユーリ 予選最終ラウンドに呼ばれた【水単VV-8】!! その破壊力をご覧あれ!
長く続いた予選ラウンドもいよいよ最終戦。
この超ガチCSで決勝ラウンドに進むには最低でも5勝とかなり大きな壁を超えなくてはならない。
というわけで今回もこのラウンドでは4-1ラインで生き残る男たちに来てもらった。
1人はヒロリン。Team.Heavens Diceの一員であり、安定したプレイを見せるプレイヤーだ。
本日は環境の大本命と言える【クローシスバスター】を使用しているようで、ここまで勝ち抜く安定感を見せつけている。
対面して座るはユーリ。過去の大会で何度もフィーチャー呼ばれる強豪である。
本日使っているデッキは……なんと【水単VV-8】!!
あまりトーナメントシーンで見かけないデッキだが、彼が選択しこのラインに残っているということは相当練り込まれているのだろう。
環境を突っ走るトップメタと、その影から食らいつくローグデッキ。
決勝ラウンドへの切符をかけた戦いが、今始まる。
[GAME1]
試合が始まると《D2W ワイルド・スピード》《D2W2 ギガスピード》と見慣れないカードをチャージしていくユーリ。
だがそこから繰り出されるのは《異端流し オニカマス》と何度も目にしたメタクリーチャーだ。
相手のデッキが何か判断しかねるヒロリンは、怪訝そうな顔になりマナチャージを進める。
4ターン目には《奇天烈シャッフ 》を召喚し、《裏切りの魔狼月下城》を未然に防ぐ宣言をする。
その返しにヒロリンは《単騎連射マグナム》を召喚と、静かにゲームを進めていった。
ここでユーリは相手の手札が4枚であるのを確認すると《パクリオ》を召喚する。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》《超次元リバイヴ・ホール》《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》と公開されるが、ユーリは致命傷になりうるであろう最後の手札、《裏切りの魔狼月下城》を選択。
ヒロリンはリソースを稼ぎ、《メガ・マグマ・ドラゴン》を引き当てるために《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》を展開する。
その隙を見逃さないユーリはここで《禁断機関 VV-8》を召喚!
リソースの補給とゲームを決める時限爆弾の設置を同時に完了させていった。
《異端流し オニカマス》に抑えられているため満足な動きの取れないヒロリンを横目に再び《パクリオ》で動きの牽制や《エナジー・ライト》で息継ぎをするユーリ。
ここでヒロリンが苦し紛れに《リロード・チャージャー》を唱えると、もう待つのは得策ではないと考えたのかユーリは「少し考えます。」と長考に入った。
ユーリ「手札が4枚ですか?」
ヒロリン「はい。」
聞いた後に相手の墓地も確認する。
ユーリ「すいません、山札残り枚数聞いていいですか?」
ヒロリン「10です。」
非常に真剣に考えているユーリ。
その集中力は見ているこちらまで伝わってくるほどだ。
やがて考えを決めた彼は追加の《シャッフ》を召喚。
「6で。それと7で。」
ともう1体の《シャッフ》のアタックトリガーも宣言していく。
さらにここで手札から《S級宇宙 アダムスキー》の侵略も行い、反撃を防ぎながら丁寧に山札を削りにかかる。
これで残り山札が5枚にまで減ってしまったヒロリンだが、《オニカマス》が睨んでおり反撃に転じることが難しい様子だ。
考えた後、8マナを払い《蒼き団長 ドギラゴン剣》を正規召喚。ユーリの《アダムスキー》を薙ぎ払ってターンを返す。
本格的に後がないと踏んだユーリは《D2W2 ギガスピード》を召喚し、勝負を決めるべくビートダウンを仕掛けていく!
まずは《パクリオ》で埋めた盾を《シャッフ》が攻撃!7を宣言し、最悪のケースを回避する。
ここでD2スイッチからの《超次元ガロウズ・ホール》が唱えられなかったのを確認し、絶好の機会と見た彼はそのまま全軍で攻撃を続ける。
シールドの枚数と、ユーリの打点数は同じ。つまり普段なら攻撃が終わり、返しに大きな反撃があるはず。
だが禁断の力は時間をも超越していく。
そう、先程の《ギガスピード》の召喚により《VV-8》が禁断起動していたのだ!
これによりもたらされたEXターンで全てのクリーチャーが起き上がると、ヒロリン静かに敗北を認めた。
Winner:ユーリ
「【クローシスバスター】は《裏切りの魔狼月下城》と《メガ・マグマ・ドラゴン》に気をつけていれば大丈夫です。」
と力強く語るユーリ。
自分で組み上げたデッキが自分の理論通りに動くのはビルダーにとって代えがたい喜びを持つ。
それがこの大きな大会で勝ち上がるとあれば尚更のことだろう。
たった1人でメタゲームを読み切り、的確なプレイで勝ち抜く彼はきっとこれからも強くなる。
確かにそう感じる試合を彼はここで見せてくれたのだ。
文:あーくん
画像は公式からお借りしました。
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第2回超ガチCS 予選第5回戦 てる。 vs おんそく 殿堂入りすべくして殿堂入りした殿堂カードたちの暴力がおんそくを襲う...!
勝った方が予選突破確定となる、予選第5回戦目。
今回フィーチャーテーブルには、「おんそく」をお呼びした。
【ジョバンニランデス】【5色ドギラゴン剣】【白刃鬼】等のデッキで優勝経験があり、第2回レジェンドCSにも出場するなど目覚ましい活躍を見せるプレイヤーだ。元々関西で活動していたが、最近関東に越してきた。
おんそく「環境的《音精 ラフルル》の通りが良いとされていて、生物の強い受け札である《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》 を採用できるデッキでなおかつカードパワーが高いのは【5色ドギラゴン剣】だなと思ったんです。」
その言葉通り、今回おんそくが使用するは【5色ドギラゴン剣】デッキ。
一方のてる。は《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の弾からDMを始めたという、DMプレイヤーとしては新参...とあなどるなかれ、なんと第8回立川フルコンプCSで優勝という実績を残している。キャリアは短くとも、実力は確かだ。
「今日の環境は【ロージアミラダンテXII】と【デッドゾーン】が多く、このデッキが苦手な【ジョーカーズ】はあまりいないと踏んでいます!」
以前優勝した際も【モルトNEXT】を使っていたように、今回もてる。は【モルトNEXT】を持ち込んだ。
ふたりとも自信を持ってデッキを選択している様子。
果たして予選突破を決めるのはどちらか...!
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先攻はおんそく。
《フェアリー・ライフ》《百族の長 プチョヘンザ》を順にマナに置く。
一方のてる。は《蒼き団長ドギラゴン剣 》《熱血龍 バトクロス・バトル》をマナに置き、《メンデルスゾーン》!
《超戦龍覇 モルトNEXT》《次元龍覇 グレンモルト「覇」》が捲れるロケットスタートを決めた。
おんそくは表情を変えず、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を置いてターンを返す。
《神秘の宝箱》はこの時点で手札にあったが、敢えて使わなかった。
多色カードの処理やハンドキープを優先してのことだろう。
この方が後のターンの行動の質が高まるし、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を構えるためにも、次のターンに撃てば良い。大局観を持った、堅実なプレイングだ。
.....そう思っていた。
てる。「3マナ、《スクランブル・チェンジ》1マナ、《メガ・マナロック・ドラゴン》」
おんそくの表情が凍り付いていく。
2017年2月26日に《メガ・マナロック・ドラゴン》が殿堂入りするまで、当時の【モルトNEXT】デッキや【ボルシャックNEX】デッキで頻繁に見られた動きだが、改めてみるとこれほど暴力的な組み合わせがあっただろうか。
てる。はおんそくの全てのマナを固め、このターンは殴らずにターンを終えた。
おんそくに出来るのは、このターンに撃つはずだった《神秘の宝箱》をマナに置くのみ。
ゲームのイニシアティブを完全に掴んだてる。は更におんそくを追い詰めていく。
マナに《リュウセイ・ジ・アース》をセットし、アタックステップ。
《メガ・マナロック・ドラゴン》でプレイヤーへ、再度マナを固め、《蒼き団長 ドギラゴン剣》に革命チェンジ!効果で《リュウセイ・ジ・アース》を場に出した。
おんそくのマナは4マナしかなく、次のターンも何もできない。
てる。の狙いは《界王類邪龍目ザ=デッドブラッキオ 》 を使わせないままこのターン中にシールドを全て割りそのまま押し切ってしまうことなのだ!
このTブレイクで何も回答がなければ万事休す...!
おんそく、危なかったとばかりに《リュウセイ・ジ・アース》を破壊。残り2枚のシールドを守った。
返しのターンに《テック団の波壊Go!》をマナチャージ、5色5マナと《界王類邪龍目ザ=デッドブラッキオ 》が構えられる。これで次のターン以降に希望が持てる。
.....そう思っていた。
てる。「7マナ、《超戦龍覇 モルトNEXT》、《闘将銀河城 ハートバーン》を出します。」
てる。は《超戦龍覇 モルトNEXT》でおんそくのシールドを全て割り....
おんそくは頼みの綱、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》で受け止めようとするも、《蒼き団長ドギラゴン剣 》と龍マナ武装を達成しアンタップすることが確定している《超戦龍覇 モルトNEXT》を同時に対処することはかなわず、静かに手を差し出した。
WIN:てる。
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〜対戦を振り返って〜
おんそく「あれはしゃ〜〜〜ないやろ〜〜〜〜(´・ω・`)」
こちらでは聞きなれない関西弁による溜息が漏れる。
その場にいた全員が同意した。
文:りゅーてぃ
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第2回超ガチCS 予選第4回戦 はなちゃん VS taisei 突如として現れた【チェイングラスパー】!果たしてその実力は……?
予選ラウンドも進む中、何やらあまり見ないデッキが勝ち抜いているとの情報があった。
【鎖風車ループ】のいなくなったフィールドにで、無限に現れる昆虫軍団……。
第4回戦はそんな最新鋭のループを使うtaiseiと、またも環境最強の名をほしいままにする【モルトNEXT】を使うはなちゃんの対戦だ。
[GAME1]
taiseiは先行で《桜風妖精ステップル》を召喚。続くターンには《銀の堀師》、《霞み妖精ジャスミン》と続け、4ターン目に7マナと凄まじい速度でマナ加速をしていく。
はなちゃんもこれに負けずと《フェアリーの火の子祭》を連打。こちらも4ターン目には各種マナ武装の条件をしっかり満たしていく。
これにtaiseiは《剛撃古龍テラネスク》を合わせるように召喚。効果で《桜風妖精ステップル》《幻影 ミスキュー》をマナに送り、デッキの核である《グレート・グラスパー》を手札に加えターンエンド。
はなちゃんはここで攻めに転じたかったが、手札が芳しくないようで《フェアリーの火の子祭》を2連打するのみでターンを返してしまう。
特に脅威を押し付けられることなくターンを貰ったtaiseiは、満を持して手札から《グレート・グラスパー》を召喚する。
まず《グラスパー》が攻撃する時に効果でマナから《チェインレックス》を場に、更にその《チェインレックス》は《連鎖類覇王目 ティラノヴェノム》を爆誕させる。
これで《チェインレックス》の効果と《ティラノヴェノム》の効果で6コストのクリーチャーを2体出せるようになったtaiseiは《テラネスク》と《ミスキュー》を踏み倒し、自身のリソース拡張に勤しむ。
手札に追加の《チェインレックス》を構えながら《ミスキュー》効果で《グラスパー》の攻撃を帳消しにし、山札から《恐・龍覇 サソリスレイジ》を引き当てるとそのまま《始原塊 ジュダイナ》を装備し龍解まで完了させた!
ターンこそ返ってきたものの、恐るべき物量に圧倒されるはなちゃん。
なんとか《伝説のレジェンド ドギラゴン》で殴り返し敗北回避を得るが……ターンの返ってきたtaiseiは、ループキルに向けて動き始める!!
まずは手札から2枚目の《チェインレックス》を召喚。《グレート・グラスパー》《裂竜の鉄槌 ヨルムンガンド》をマナから踏み倒し場を整える。
その後効果で場に《グラスパー》《チェインレックス》の黄金コンビを構える。
更にマナゾーンに《ミスキュー》《サソリスレイジ》《グラスパー》《チェインレックス》の4種類を揃え、マナゾーンから無限に踏み倒せる機関を作り上げると、超次元ゾーンに仕込まれた《龍芭扇 ファンパイ》がはなちゃんの山札を無限に削りにかかった。
Winner:taisei
圧倒的なまでのぶん回りを見せつけたtaiseiのデッキ。一見色物かと思われたが同じくデッキをシェアした知人たちも順調に勝ち進んでいるとのことで、その実力は疑うべきもなく本物だろう。
かつて環境を斡旋した《龍聖霊ウィズダムフェウス》搭載の【ロージアダンテ】の製作者もこのtaiseiであり、今後もメタゲームを塗り替えていく実力者として目が離せなさそうだ。
文:あーくん
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第2回超ガチCS 予選第3回戦 ミキプル vs FP 関東古参「ミキプル」の前に東北からの挑戦者「FP」が立ちはだかる?!
予選第3回戦のフィーチャー・テーブル。
今回満を持して呼んだのは、関東の古豪「ミキプル」!
「呼ばれちったよ〜参ったね、大会に出るの2ヶ月ぶりなんだよ」
とミキプルは朗らかに笑った。
近年では、DMGPジャッジの皆勤賞、「DM足利CS」の立ち上げを行うなど、主催/運営業に情熱を注いでいる。近いうちにまた別の企画を用意している...とのこと。
一方のFPはなんと今回仙台から参戦したプレイヤーだ。
元全二のかじゅあるや、白単天門で名を馳せたカナタのように、超ガチCSは東北から参加者もいる。
遠方からの参加者がいるというのは、超ガチCSにそれだけの価値を見出してくれた、ということ。
筆者も運営のひとりとして冥利に尽きるというものである。
勝つのはホームのミキプルか、それともビジターのFPか!?
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先攻はFP。《地獄門デス・ゲート》《終末の時計 ザ・クロック》《死神術士デスマーチ》をマナに置き、
《エマージェンシー・タイフーン》で手札を回し、《世紀末へヴィ・デス・メタル》を墓地に。
続けて《戦略のD・H アツト》で更に手札を回し、《斬隠蒼頭龍バイケン》《サイバー・チューン》を墓地に。
FPのデッキはカバレージでもすっかりお馴染みになった【墓地退化】。
《死神術士デスマーチ》をマナに置いた、ということは既に手札にある可能性が非常に高い。
公開領域にないパーツは《龍脈術 落城の計》のみ。
墓地退化コンボが既に揃っているか、あるいはリーチがかかった非常に良い状態にある。
一方のミキプルのデッキは【5色ドギラゴン剣】。
【ロージアミラダンテXII】【赤黒青ドギラゴン剣】の防御札が呪文に寄っている事に注目し、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》 を採用し、差し合いを制する事に重きを置いた構築になっている。
ミキプルは《Mの悪魔龍 リンネビーナス》《百族の長 プチョヘンザ》《超次元ガロウズ・ホール》をマナに置き、《神秘の宝箱》をプレイ!ここでしばし長考、禁断とシールドの中身を洗い出し....《音精 ラフルル》をマナにセットした。
FP「ここで《龍脈術 落城の計》を引いたんですよね」
試合後にそう語ったように、FPは4マナで《死神術士デスマーチ》+《龍脈術 落城の計》+《世紀末へヴィ・デス・メタル》の墓地退化コンボを最速で 決めた。《世紀末へヴィ・デス・メタル》のワールドブレイクがミキプルに襲い掛かる!
ミキプルはシールド5枚を手に取り、相手の場に禁断がないことを確認してから《テック団の波壊Go!》をトリガーさせ、バウンスモードで《戦略のD・H アツト》を戻し難を逃れた。
ミキプルのターン。
単色マナをセットし、《超次元リバイヴ・ホール》から《勝利のガイアール・カイザー》。
《世紀末へヴィ・デス・メタル》を戦闘のターゲットに取り、《蒼き団長 ドギラゴン剣》にチェンジ、効果で《Mの悪魔龍 リンネビーナス》を呼び出すものの....
一手遅かった。
《Mの悪魔龍 リンネビーナス》の多色武装が満ちておらず、その能力を発揮できない。
《世紀末へヴィ・デス・メタル》によるダイレクト・アタックをその身に受けるしかないのであった。
WIN:FP
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〜対戦を振り返って〜
ミキプル「構築を考えてくれた人とデッキを貸してくれた人に感謝したいです!」
FP「時間がかかると不利になっちゃうので、早めに仕掛けられて良かったです。」
《奈落の葬儀人デス・シュテロン》の制圧と、《世紀末へヴィ・デス・メタル》の超速攻。
今回FPが操る【墓地退化】の見せてくれた超速攻に、このデッキの高いポテンシャルを見た。
文:りゅーてぃ
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第2回超ガチCS 予選第2回戦 ハルキのパパ VS Thunders36 超有名プレーヤーが持ち込んだデッキは、この会場ではおなじみとなったあのデッキ……?
今でこそ全国で毎週CSが行われているが、昔は数ヶ月に一回の一大イベントだったという。
筆者はその時代を経験していないが、 その時代に魅了された人間がここまで勢いのある時代を作ってきたのは間違いない。
そんなCS文化をここまで根付かせて競技デュエル・マスターズが行えるのは、ひとえにこのゲームを愛した先人たちの努力があったからだろう。
今回フィーチャーテーブルにお呼びしたのは、静岡CSを始め数々のCS運営をこなし、ここまでCS文化を育てた男の一人、Thunders36だ。
普段運営ポジションとしての活躍が多い彼だが、プレイヤーとしても全国レベルの実力を持っている。
それにしても、遠路はるばる静岡から千葉県の柏までプレイしに来るあたり、本当にデュエル・マスターズが大好きなのであろう。
対面するはハルキのパパ。ここ関東で子供と共にプレイするプレイヤーだ。
だがハルキくんは本日部活で会場にはいないとのこと。それでもこの超ガチCSに足を運ぶとは、彼もまたデュエル・マスターズが大好きな男の一人だろう。
お互いの超次元を確認し、挨拶もそこそこに準備を終えると、真剣な空気に包まれ試合が始まった。
[GAME1]
先行はハルキのパパ。着々とマナを貯め、《フェアリーの火の子祭》でマナを加速。
並べられたドラグハートの数々と、マナゾーンに見えるドラゴンたちは、彼のデッキが【モルトNEXT】であることを示している。
対するThunders36のファーストアクションは《サイバー・チューン》。墓地に捨てられたカードは《黒神龍ブライゼナーガ》と《ドレミ団の光魂Go!》の2枚。
マナゾーンには《フォース・アゲイン》や《インフェルノ・サイン》などと非常に不穏な空気を醸し出している。
彼のデッキは何度もこの机で猛威を奮った【ジャスティスループ】。今回はどんな回りを見せるのだろうか。
その空気を感じながらも更にマナを伸ばすハルキのパパ。
次のターンにはマナが7に到達し、一気に畳み掛ける準備を完了させた。
それを確認するとThunders36は《クリスタル・メモリー》を唱える。じっくりと全ての領域を確認し、1枚を加えてエンド。
S・トリガーをふんだんに詰め込んだ彼のデッキ。果たしてシールドは強いのか……?
そんなことは気にしてられないハルキのパパは、ここで《超戦龍覇 モルトNEXT》を召喚!!
長引かせてもいいことは何もないと判断した彼が選んだのは《闘将銀河城 ハートバーン》!!!
勢い良くシールドに殴り込みに行く!まずはWブレイク!!
ここでヒットしたS・トリガーは……
大当たりというべきか、最悪というべきか、ともかく一気にゲームが動いてしまうカードだ。
Thunders36は落ち着いて《クリスタル・メモリー》で迷わずカードを手札に加える。。
そしてそのまま《ウェディング・ゲート》。呼び出すのはもちろん《聖霊左神ジャスティス》を2体。
1枚目の《ジャスティス》は《超次元ガロウズ・ホール》を唱え、自身を戻しながら《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を出し《モルトNEXT》を破壊。
2枚目の《ジャスティス》は《龍素知新》から更に《ウェディング・ゲート》を唱え、再び展開させる。
更に3枚目の効果を解決しようとするがここでThunders36の手が止まる。
墓地を見てみると、そこには4枚目の《ジャスティス》があり、彼の動きからするに、このターン中には触れないのが伺える。
やがて考えを固めたようで《知新》を噛ませながら《連弾スパイラル》を唱え、《ジャスティス》を再び全て手札に返し、4枚目の効果に移る。
ここでThunders36が唱えるのは《エマージェンシー・タイフーン》。
彼の山札枚数は残り少なく、ライブラリアウトになってしまいそうだったがその心配は無用。
「0枚引きます。」と力強く宣言し、手札から《呪術と脈動の刃》を墓地に送り込む。
ここで連鎖は止まるが、このターンはハルキのパパのもの。
そして、肝心の《モルトNEXT》がいなくなってしまったため攻撃はもう終了。
安全にターンを得たThunders36は《龍素知新》から《ウェディング・ゲート》を唱え、もう一度コンボを開始する!
《ウェディング》から《ジャスティス》で《知新》を、先程捨てた《脈動》で墓地から更に《ジャスティス》を。
複数回呪文を唱える手順を行うと、盤面には正義なを冠する神が4柱並び、無限ループへ移行する。
やがて《超次元ガロウズ・ホール》から《ヴォルグ・サンダー》が無限に現れると、Thunders36の勝利が確定した。
Winner:Thunders36
対戦が終わり、二人は感想戦に入る。
ハルキのパパ「いやぁ……あそこで行くしかなかったですよね。」
Thunders36「そうですね……僕も迷わず行ってたと思います」
ハルキのパパ「ですよね、それでも勝ちたかったなぁ笑」
等々……。
そこで話す姿はとても穏やかで、先程までの空気は嘘みたいに消えていた。
真剣勝負の後に交流が深まる。それを繰り返して、僕たちはデュエル・マスターズを続けていく。
そんな空間が今日もこの場所で作られているのは、このゲームが大好きな人達が努力しているからだ。
文:あーくん
画像は公式からお借りしました。
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第2回超ガチCS 予選第1回戦 かずー vs こまりん 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を扱う者同士の対決、勝つのは果たして....?!
第2回DM超ガチCSは、前回大会より30人近く参加人数を増やし、更なる盛り上がりを見せていた。
ならばカバレージもそれに答えねばなるまい!
今回も予選スイスドロー6回戦、決勝トーナメント5回戦にサブトーナメントの決勝を加えた計12戦の熱い戦いをみなさんにお伝えすべく、"あーくん"と”りゅーてぃ”が筆を執る次第だ。
さて、予選第1回戦はかずー vs こまりん!
前回準優勝のかずーは、禁断フィールドを場に並べている。
今回かずーが持ち込んだのは【赤黒デッドゾーン】の基盤に《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》+《テック団の波壊Go!》のパッケージを搭載した【赤黒青デッドゾーン】デッキだ!
一方の茨城の強豪プレイヤー、こまりんも、禁断フィールドを場に並べている。
「【モルトNEXT】が一番好きなんです!単推しです!」
こまりんのデッキは前回と同じく、【モルトNEXT】。《スクランブル・チェンジ》こそ殿堂してしまったものの、依然としてパワフルなデッキであることには変わりない。
禁断フィールドを扱う者同士、最初のフィーチャーテーブルを飾るに相応しい、魅力的なマッチアップになった。
勝つのは果たして....
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先攻はかずー。
《リロード・チャージャー》《超次元ガロウズ・ホール》《爆霊魔 タイガニトロ》をマナチャージし、
初動は《ボーンおどり・チャージャー》!
【デッドゾーン】デッキの理想的なスタートを決めた。惜しむらくは、《S級不死デッドゾーン 》や《終断Δ ドルハカバ》が墓地に落ちなかった事と、《爆霊魔 タイガニトロ》のマナ武装が次のターンにはまだ発動しない事だろうか。
一方のこまりんは、《無双竜鬼ミツルギブースト》《爆殺!! 覇悪怒楽苦》《伝説のレジェンド ドギラゴン》 をマナチャージし、初動は《フェアリーの火の子祭》!
後手ながらも、こまりんも非常に良いスタート。
《フェアリーの火の子祭》は撃ち続けられるため、高マナ圏の強力なドラゴンを手札に抱え込むことができる。
かずーは続くターン、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》をマナに置いて何もせずにターンを返した。
この時点でかずーの手札は3枚。
他にプレイしたいカードがあるのか、それとも多色の詰まりだろうか....?
これを好機と見てか、こまりんは5マナで《フェアリー・ギフト》+《超戦龍覇モルトNEXT》のコンボを決め、場に《爆熱天守 バトライ閣》を設置した。
《フェアリー・ギフト》。
全盛期の【赤緑ギフト】【マーシャル・クロウラー】【赤黒緑ドギラゴン剣】を支えた、タイム・アドバンテージを体現するかのような1枚。筆者にとっても思い出深い、スペシャルなカードだ!
先日の制限改定後、《スクランブル・チェンジ》を失った【モルトNEXT】に、その穴を埋めるかのようにまた採用され始めている。
かずーは1ターン遅れながらも、《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》を設置。
こまりんは《リュウセイ・ジ・アース》でマナを伸ばし、殴らずにターンを終える。
少しずつ盤面をマナを広げつつあるこまりんに対して、かずーは7マナで《禁断V キザム》を出し、禁断フィールドのスレイヤー付与効果で《超戦龍覇 モルトNEXT》を道連れにした。
1:1交換と悪くないように見えるが、その実後手の対応になっており非常に苦しい。《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》こそ構えているものの、《爆熱天守 バトライ閣》が動き出す、その時は....
こまりんにターンが渡る。
8マナ、《永遠のリュウセイ・カイザー》。
禁断フィールドの封印は残り1枚。
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が動き出す一歩手前、この時を待っていた。
《爆熱天守 バトライ閣》で倒しきれなくとも、二の矢として《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が控えている。
《永遠のリュウセイ・カイザー》でプレイヤーへアタック、《爆熱天守 バトライ閣》で呼び出されるのは....
《超戦龍覇 モルトNEXT》!!
効果で《闘将銀河城 ハートバーン》が設置され、ターン中2回目のドラゴンの出現によって、《爆熱DX バトライ武神》が目覚めた。
かずーがここから逆転の目を残すには、この2ブレイクで《テック団の波壊Go!》をトリガーさせ、《爆熱天守 バトライ閣》《闘将銀河城 ハートバーン》をバウンスモードによって同時除去し、まずは生きてターンを迎える。
その細い線を通すために、《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》のDスイッチによって手札に抱えていた《テック団の波壊Go!》を放ち、《爆熱DX バトライ武神》を《爆熱天守 バトライ閣》に戻した。
《永遠のリュウセイ・カイザー》によるブレイクを解決する....が、トリガーなし。
こまりんは攻め手を緩めない。《超戦龍覇 モルトNEXT》でプレイヤーへアタック。
《爆熱天守 バトライ閣》効果でデッキトップから出てきたのは.....
2人のプレイヤーは、その予想外の結果に対し、ぎこちない笑顔を浮かべていた。
WIN:こまりん
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〜対戦を振り返って〜
こまりん「疾風さん!いつもお世話になってます!」
こまりんはいつもの調整相手にこの場を借りて感謝の意を述べた。
かずー「【モルトNEXT】は正直厳しい対面で、ただ今回は《魔天降臨》が手札にあったので、最速で《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》を貼れていればまだチャンスはあったんですけどね...多色が詰まってしまいました」
前回大会も負けスタートだったので、またサブマリン(※1)を狙いますよ、とかずーは前向きに語ってくれた。
※1 サブマリン:予選スイスドローの初戦を落としてから、その後全勝し予選突破すること。
文:りゅーてぃ
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2017年07月01日
第1回超ガチCS決勝戦 かずー VS darkblue 記念すべき第1回大会も決勝戦。栄光を掴むのはどっちだ!?
始まりがあれば終わりがある。月並みな言葉だがこれは変わりようのない事実だ。
定期開催される予定というこの超ガチCSの第1回目大会もいよいよ最後の1戦を迎えた。
ここまで10戦を勝ち抜いた2人の最後の試合。机に置かれるは環境の大本命であった【モルトNEXT】や【鎖風車ループ】ではなく、【シータ剣】と【水闇ハンデス】の2つ。殿堂発表後は今後使えなくなるフルパワーのデッキを使いたくなるものだがそちら側には行かず、それを踏まえてメタゲームを読み切った彼らがここまで勝ち上がってきたのは偶然などではない。ひとえに彼らの実力と言えるだろう。
だがここで勝たなければ敗者として終わってしまう。前置きはこのくらいにして頂点に上る1人を決めよう。そのためにこの第11回戦目があるのだから。
かずーとdarkblue、最後の戦いが始まる。
[GAME 1]
先行はdarkblue。
3ターン目に【ドギラゴン剣】の天敵ともいえる≪異端流し オニカマス≫から入り、4ターン目に≪ブレイン・タッチ≫。
5ターン目には≪解体人形ジェニー≫と立て続けにプレイしかずーの選択肢を奪っていく。
このマッチアップのキーカードである≪Dの博才 サイバー・ダイスベガス≫を2連続で引き抜けたことはdarkblueにとって行幸というほかないだろう。公開された手札も≪ドギラゴン剣≫が2枚に≪ムシャ・ホール≫、≪フェアリー・ホール≫と全て≪オニカマス≫で抑え込めるカードたちであり、実質的にかずーの手札を全て腐らせている状況を作り出す。
続く後攻5ターン目、ここまで手札を維持するためにアクションを取らなかったかずーがプレイするのは≪終末の時計 クロック≫。少しずつでも打点を広げようという意図が読み取れるが、これはあえなく≪デモンズ・ライト≫で破壊されてしまう。
次は≪神秘の宝箱≫を唱え、マナを伸ばすが、攻め手を作れないとわかるとdarkblueはハンデスを続け、徹底的に追い込んでいく。
その後も≪嘘と盗みのエンターテイナー≫など出されるが、darkblueはそこに≪超次元ガロウズ・ホール≫を当て、≪ヴォルグ・サンダー≫で相手の山札を削っていく。
半分ほど山札を削られてしまったかずー。だがいまだに何もないのか再び≪エンターテイナー≫を送り出すことしかできない。
やがて≪サイバー・ダイスベガス≫を設置し、ハンデスで相手の攻め手をもぎ取ったdarkblueは2度目の超次元呪文となる≪超次元リバイヴ・ホール≫を使用。
迫り来る黒い雷撃に、かずーの山札は焼き尽くされた。
かずー 0-1 darkblue
一見すると攻略不可能に思える対【ドギラゴン剣】への≪オニカマス≫。よく見かけるのは≪時空の巨人 セツダン≫を出して攻略したり、≪ガイアール Re:≫≪メガ・マグマ・ドラゴン≫などで除去する方法だ。
だが、かずーのデッキには今挙げたどれも入ってはいない。
除去する方法は1枚積まれた≪百族の長 プチョヘンザ≫のみ。
彼はハンデスを掻い潜り、このカードへ繋げられるのだろうか。
[GAME 2]
準決勝までとは違い2本先取で行われる決勝戦。先ほどとは違い、かずーの先行でゲームが行われる。
しかし手札を保ちたいかずーは2ターン目にアクションを起こさず、再びdarkblueが先行することになった。プレイするのはまたしてもこのカード。
これを受けて、かずーは3.4ターン目に連続して≪次元の霊峰≫を唱える。手札に加えたのは≪蒼き団長 ドギラゴン剣≫と≪勝利のアパッチ・ウララー≫。
だがdarkblueは≪特攻人形ジェニー≫のランダムハンデスで≪ドギラゴン剣≫を、≪解体人形ジェニー≫で≪アパッチ・ウララー≫をそれぞれ墓地に落としていく。
手札に≪フェアリー・ホール≫しかなかったかずーを横目に、≪ダイスベガス≫の展開まで行うdarkblue。
かずーは先ほどと同じように≪クロック≫を召喚するが、それを無視するようにdarkblueはハンデスを連打。かずーの手札を全て枯らし、あと一息というような顔つきになる。
ほぼほぼロック状態に持ち込まれたかずーのトップは再び≪クロック≫。仕方なく展開するが、darkblueは気にかけもしない。
彼は1GAME目と同じく≪ガロウズ・ホール≫で≪ヴォルグ・サンダー≫を打ち込み、詰めに入る。かずーとしてはなんとか耐えてほしい。だが、darkblueに流れが傾いているとでも言えばよいのだろうかだろうか。ここでかずーの山札は20枚近く削れてしまう
一気にゲームの決着が目の前に置かれ、思わず笑みがこぼれ落ちるdarkblueに対し「どうしようもないなー……。」という表情になるかずー。彼のトップデックは最後まで奮わなかったようで返しのターンもドローゴー。
次のターン、darkblueの放った四度目の≪ヴォルグ・サンダー≫が彼を優勝に導いた。
かずー 0-2 darkblue
Winner:darkblue
始まりがあれば終わりがある。記念すべき第1回超ガチCSの決勝はdarkblueのストレート勝ちで終わった。
蓋を開けてみればあまりに一方的だった決勝戦。これを一言で相性差と切り捨てるのは簡単かもしれない。だが、筆者はそうでないと言いたい。
というのも優勝したdarkblueのデッキリストには≪オニカマス≫が4枚入っている。普段減らされがちなこのカードを限界まで採用しここまで勝ち抜いているのは、彼の費やした調整の結果が実ったのだろう。
「運がよかったです。」と謙遜する彼だが、他にも≪アンラッキー・ダーツ≫や≪時空の封殺ディアスZ≫といった、他人とは一風違ったカードを採用し優勝したのは運などではなく彼の努力の跡だと言える。
そんな努力を積み、この240人超の中から最後まで勝ち抜いたdarkblueに惜しみない称賛を。
優勝おめでとう。darkblue!
【文/あーくん】
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第1回超ガチCS準決勝 かずー vs yamakou 新弾で強化された【ジョーカーズ】が【ドギラゴン剣】に襲いかかる!勝って決勝に駒を進めるのはどちらか?!
第1回超ガチCSもとうとう準決勝を迎えた。
かずー「環境に高いポテンシャルを持つループデッキがあるときは、なるべくそれを使いたいと思ってて。デッキに安全なフィニッシャーを用意しておきたいんです。」
今回準決勝でフィーチャーテーブルに現れた横浜の強豪「かずー」。
実は筆者はかずーと2度CSで対戦しており、その際は《アルカディア・スパーク》を無限回唱える【マーシャル・クイーン】、《ジョリー・ザ・ジョニー joe》をフィニッシャーに据えた【白青緑ビッグマナ】を使用していた。
かずーが今回使用しているのは【赤緑青ドギラゴン剣】。この日のメタ・プールならば【緑ループ】がまさに先ほどの条件にぴったりなデッキタイプなように思えるが、どうやらカードが集まらなかったらしい。
一方のyamakouは、「遊vic中野」でよく遊んでいるというプレイヤー。今回の【ジョーカーズ】は、tightとシェアしたものだ。【ジョーカーズ】は新弾の影響で強化されたとの噂だが、果たしてそのポテンシャルやいかに!?
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先攻はかずー。
《終末の時計ザ・クロック》《次元の霊峰》《サイバー・ダイスベガス》から《神秘の宝箱》!
《嘘と盗みのエンターテイナー》で色基盤を揃えた。
相手が色を持たない【ジョーカーズ】であるため、《アパッチ・ウララー》は機能しづらい、との判断だろう。
一方のyamakouは
《チョートッQ》《チョートッQ》《終末の時計ザ・クロック》をマナに、《ジョジョジョ・ジョーカーズ》で《パーリ騎士》を加え、2マナ、《チョコっとハウス》!
続けて《パーリ騎士》でさきほど唱えた《ジョジョジョ・ジョーカーズ》をマナに置いた。
ーーーー《チョコっとハウス》。新弾で登場したジョーカーズの新たな一員である。
その真価は2マナ3000というステータスにある。今回は唱えなかったが、《ニヤリー・ゲット》を2ターン目に唱える起爆剤になるのだ!
少考のち、《チョコっとハウス》でシールドをブレイク、その際に手札から《洗脳センノー》をマナに置き5マナに伸ばした。これで次のターンに《ダンガンオー》でとどめまでいける。
かずー、それはさせまいと《ムシャ・ホール》をセットし《漢の2号 ボスカツ剣》!
《パーリ騎士》を効果破壊、《チョコっとハウス》を戦闘破壊し盤面を更地に。
《漢の2号 ボスカツ剣》は《次元の霊峰》でサーチできる《ドギラゴン剣》の進化元。今回は直接引き込んでいた。
プランが崩れてしまったyamakou。なんとか巻き返しを図りたいが...
ここで《ニヤリー・ゲット》をトップデック!
クリーチャーこそ場にいなかったものの、青マナが確保できていたので4マナ払って使用した。
《ジョジョジョ・ジョーカーズ》《ヤッタレマン》《洗脳センノー》を加え、残ったマナで《ジョジョジョ・ジョーカーズ》を撃ち《ダンガンオー》を加えた。
かずーは《サイバー・ダイスベガス》を置いてターンを返す。
手札を取り戻したyamakou、ここぞとばかりに《ヤッタレマン》《洗脳センノー》《チョコっとハウス》を展開!これでまたフルパワーの《ダンガンオー》を構えられる。
ーーーーが、一歩遅かった。
かずーにターンが渡る。
6マナタップ、ガロウズホールで洗脳センノーを戻して勝利のガイアール・カイザー、からの革命チェンジ《プチョヘンザ》!
ファイナル革命効果で盤面をリセットし、後続も完全にシャットアウトする完璧な一手。
yamakouはまず《プチョヘンザ》を解決しなければならないし、かずーの手元には《ドギラゴン剣》による追撃も控えている。更に場に《サイバーダイスベガス》が残っているためプレイヤーへの攻撃も届かない...。
数ターン後に現れた《バイナラドア》によって《プチョヘンザ》こそ処理したものの、ソフトロック状態を維持しつつ《ドギラゴン剣》によって詰めきったかずーが、決勝進出となった!
WIN:かずー
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〜対戦を終えて〜
yamakou「相手が《ムシャ・ホール》をずっと撃てる状態にあると思っていて《洗脳センノー》を場に出さなかったんですけど、出していたらわからなかったかもしれませんね。」
かずー「ですね。あの場面は単色マナを埋めないと5マナ使えなかったんですよ。」
両者が試合を冷静に振り返る。
今回《チョコっとハウス》の強さにいち早く気が付きそれを活かしたリストを持ち込んだyamakouは惜しくもTOP4で敗れてしまったが、この大会がCS初入賞とのことでやりきった、と満足そうな表情をしていた。
一方で決勝に進むことになったかずーは、次の相手が【青黒ハンデス】を使うdarkblueである事を知り、「帰っていいですかね?」と苦笑いした。
現状の【ドギラゴン剣】デッキと【青黒ハンデス】の相性が、準々決勝で渋谷道頓堀が語った通りならば...
次回、かずー vs darkblue
デュエル・スタンバイ!
文:りゅーてぃ
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