2017年07月16日
第2回超ガチCS 決勝T第1回戦 アボちゃん vs lest デュエルマスターズで勝つ秘訣はデッキへの"愛"...?!
ここは第2回DM超ガチCS、決勝トーナメント第1回戦のフィーチャーテーブル。
アボちゃん「いいでしょうこのプレイマット、ナカジマから借りてきちゃいました」
アボちゃんは""あの""西葛西でよく遊んでいる若手のプレイヤー。
昨年度の全国大会出場者に送られる記念品のプレイマットと、前環境からの相棒である【ルネッサンス】を持って第2回DM超ガチCSに乗り込んだ。
アボちゃん「【ルネッサンス】を使う理由ですか?【ロージアミラダンテXII】や【赤黒青ドギラゴン剣】に有利が取れるっていう理由もあるんですけどそれはあくまで後付けで...一番はやっぱり""愛""ですね。」
と頼もしく語ってくれた。
lest「ここで当たるとはなぁ」
一方のlestは成田を拠点に活動しているプレイヤー。
対戦相手のアボちゃんとは旧知の仲であり、対戦前から和やかに談笑している。
lest「ぼくも【墓地退化】を"愛"してますよ!」
好きこそものの上手なれ、だろうか。
ここまで勝ち残るプレイヤー同士、そのデッキを好きになってしっかり練習をしてきている、そんな印象を受ける。デッキに対する"愛"がぶつかりあう、そんなマッチングになった。
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先攻はlest。
《テック団の波壊Go!》《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》をマナに置き、《戦略のD・H アツト》を召喚。
手札を回し、《サイバー・チューン》《斬隠蒼頭龍バイケン》を墓地に置いた。
さらに次のターン《サイバー・チューン》で、《異端流し オニカマス》《世紀末へヴィ・デス・メタル》を墓地に置き、墓地退化コンボにリーチをかけた。
lestは上々な立ち上がりを見せた。
相手はブロッカーを大量に擁する【ルネッサンス】デッキ。
欲を言えば《世紀末へヴィ・デス・メタル》より《奈落の葬儀人デス・シュテロン》が見えてほしかったが...これが後々どう響くか。
後攻はアボちゃん。
《音精 ラフルル》《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》をマナに置き、《タイム1 ドレミ》を召喚し、1ドロー。
さらに次のターン《制御の翼 オリオティス》《予言者クルト》を並べ、《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》にリーチをかけた。
アボちゃんも上々な立ち上がりを見せた。
相手は呪文によってコンボを決める【墓地退化】デッキ。
欲を言えば相手の行動を的確に遅らせる《タイム3 シド》があると良かったが....これが後々どう響くか。
4ターン目、lestが動き出す。
《死神術士デスマーチ》+《龍脈術 落城の計》+《世紀末へヴィ・デス・メタル》の墓地退化コンボを最速で決めた!
lest「ここ殴るかどうかめちゃくちゃ迷ったんですよね....」
lestは試合後にそう語ったように、ここで考え込む。
選択肢は《世紀末へヴィ・デス・メタル》で
@殴る
A殴らない
の二択。
アボちゃんが《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を持っていた場合は、早めに盾に圧力をかけて、一体でも多くブロッカーを消費させた方が良いだろう。
アボちゃんが《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を持っていない場合は、殴らないことで相手に《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を与えないまま長期戦に持ち込めるチャンスが生まれる。
lestは、殴らないことを選択した。
アボちゃんは《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を持っていた。
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を勢いよく場に出し、3ドロー。
目論見が外れてしまったlest。
こうなってしまっては、ターンを詰めにいくプランに変更せざるを得ない。
《龍脈術 落城の計》で《制御の翼 オリオティス》をバウンスし、《世紀末へヴィ・デス・メタル》でワールドブレイク。
アボちゃんはシールドを全て受け取り、返しのターンで《黙示賢者ソルハバキ》《制御の翼 オリオティス》《制御の翼 オリオティス》を再度展開。
後が続かないlest。《世紀末へヴィ・デス・メタル》でブロッカーを一体削るも、時すでに遅し。
マナも手札も十分に満ち足りたアボちゃんは《タイム1 ドレミ》を2体展開。
これで場には白ウィニーが6体。
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を1マナで展開し、6ドロー。
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》を1マナで展開し、更に6ドロー!
これだけのカードを引けいたならば。
《音精 ラフルル》+《時の法皇 ミラダンテXII》+《ダイヤモンド・ソード》の必殺コンボがアボちゃんの手に揃っている事など容易い。全ての攻撃を通し、アボちゃんは小さくガッツポーズをした。
WIN:アボちゃん
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〜対戦を振り返って〜
lest「ひよったーーー!」
アボちゃん「いやあそこは実際難しいよ」
感想戦に興じるふたり。
ゲームの中で、選択を迫られる場面がたくさんある。
簡単なようで、奥が深い。それがデュエル・マスターズ。
文:りゅーてぃ
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