2015年03月20日
寒冷地装備
まずはじめに北京に住んでいたことは以前に書いたと思います。
北京の空気が悪いことは今に始まったことではなく、オリンピック前も相当悪かったです。
まだPM2.5が騒がれる前ですね。
そこから、オリンピックのために規制が始まり、
オリンピック中はとても空気が綺麗でした。
つい最近ではAPEC期間中に、工場を止めたり、
車の交通量を大幅に制限していました。
車の交通量を制限するために、学校や大きな企業はほぼすべて休みになったくらいです。
この辺は流石に共産主義国家だと思いました。
北京は大陸性気候で、夏は暑く冬は寒いです。
空気も乾燥しているので、寒暖差も激しく、
似たような気候だとロシアのサマーラが近いかもしれません。
まぁ、サマーラの夏場の最高気温を見る限り、北京のほうが暑いのですが...
北京は日中40℃近くまで上がる日も...
それでも、朝晩は20℃前半かそれ以下になるので割りと過ごしやすかったりします。
空気さえ良ければ（笑）
ここからが本題です。
北京の冬は寒いです。
過去住んでいて一番寒かった日は、最低気温が−23℃だったはずです。
（最高...いや、最低記録かもしれません）
流石に最低気温を記録するような時間に外をうろついたりはしませんが、
外出時でも−15〜−10℃と言うのはざらにあることで、日中も最高気温が−2℃くらいです。
更にオレはその中、スクーターに乗るという...
（むしろ、この気温でも動く日本メーカーが凄いですね！）
寒いのさえ我慢すれば、最高に早くて手軽な移動手段です。
道交法がザル過ぎて、ほとんど何の規制もなく走れます。
ノーヘルでOKですし、速度制限もかなりゆるめです。
（一般道が80km/hで瞬間的に20％まで超えてよかったはずです）
しまいには、逆走、歩道走行、信号無視まで見逃されます....
本来は現地の免許が必要なのですが...
ジュネーブ条約に加盟していので、使えいないはずの国際免許証でも、問題がないという...
基本的に中国の警察機関は外国人に対して非常に甘いです。
現地の人が通報してもすぐ来ない警察が、外国人が通報すると数分で来るくらいです。
北京の人曰く、「中国で国民扱いされているのは外国人だけ」だそうです。
また、話がそれました...
寒い冬を越すために必要な寒冷地装備について書いていきたいと思います。
先に言うと..（私の使っているものも併記します）
寒冷地仕様のコート：エディ・バウアーのダウンを仕
帽子と耳あて：ノーブランドのニット帽と無印良品の耳あて
ネックウォーマー：NORTH FACE→無印良品。
暖かいインナー：ミズノかユニクロの製品。
ズボン：UNIQLOのジーンズか、ズボンの上にコロンビアのオーバー
手袋：NORTH FACEのマウンテングローブという製品。
ブーツ：DANNER LIGHT。
(メガネ)：元々メガネなので、普段かけてる物です...
が必要になってきます。
トップスは、インナー＋ロングTシャツだけって時もあるくらい適当です。
（室内が暖房でかなり暖かいので）
寒冷地仕様のコート
カナダグースが良さげですが、当時入手できなかったので、
エディ・バウアーの物を使っていました。
650FPくらいのダウンです。
FP（フィルパワー）とは
羽毛1オンス（28.4g）当たりのふくらみ度合いを立方インチ（2.54cm立方）で表した単位です。
高いほど良質のダウンです。この数値が高いほうがスペック的には暖かいと言われています。
これの、1つ前のデザインのものを使っていました。（リンク切れてますね...2015/9）
サイズはM（身長177cm、体重72kgです）
はっきり言って、スペックに不満があります（笑）
もし、出来るのであれば、カナダグースの様に、
完全防水仕様で、通気性の悪いものにした方が良かったです。
エディ・バウアーにもそのような商品がありましたが、
買いに行った時には既に在庫切れでありませんでせた...orz
ダウンジャケットの選ぶポイントですが、FP以外に、
防水性と通風性、合わせの部分、袖の作りに気をつけたほうが良いです。
一般的なダウンジャケットのような生地だと、意外と風が通ります。
下に風を通しにくい服を着る等の対策が必要になってきます。
合わせの部分は、上のエディ・バウアーの物の様に、
ファスナーの上に更に1枚生地があるタイプ良いです。
（寒冷地仕様の服は大体そうなってる）
袖の作りですが、エディ・バウアーの写真を見てもわかりますが、
袖口が二層になっていて、内側のがゴムで手首に密着するようになっています。
ここが、寒冷地仕様かそうではないかの判断になります。
どんなにFPが高く、暖かくても、袖口が開いているものは、
そこから冷気が入ってきて、体全体が冷えるという事が起きます。
逆に、少し薄い服でも、風を通しにくく、袖口が絞っている服は暖かいのです。
まぁ、カナダグースがあれば基本的に解決です（オレが欲しいだけですが...）
ブランドショップAXES｜公式サイト
一応ここのサイトで多少安く取り扱っていますが、
カナダグースは偽物が多く出回っているので、
心配な方は伊勢丹やBEAMSなどのセレクトショップをご利用下さい。
ちなみに、上記サイトではオレの欲しいモデルが無かったです。
メンズモデルは充実してないようですね。
去年試着した時はMサイズでちょうど良かったです。（177cm...略）
帽子と耳あて
無印良品の首の後からあてがう奴が結構良かったです。
スペックも申し分ないです。
帽子は少し厚めか裏地のあるニット帽が良いと思います。
耳あてを使わない場合は、耳まで覆える物を用意したほうが良いです。
帽子は割と適当でした。
移動がバイクの日はフルフェイスヘルメットでしたし、
頭がすごく冷えるということが無かったからです。
ネックウォーマー
マフラーやスヌードでも良いのですが、若干風が通ります。
ネックウォーマーがオススメです。
寒冷地だと口元まで覆うことになるので、
マフラーは少し使いにくいかもしれません。
ネックウォーマーの手軽さが分かると手放せなくなります。
暖かいインナー
UNIQLOのヒートテックは少し弱いですね...
周りには二重で履いてた人もいます。
エクストラウォームくらいで初めて実用レベルだと思います。
（とは言え、ヒートテックは北京人も愛用してます）
暖かさで言うと、ミズノのブレスサーモという商品が良いです。
 | (ミズノ)MIUZNO ブレスサーモ/ヘビーウエイトロングタイツM 73CP321 09 ブラック M 新品価格 |
UNIQLOが出す前からヒートテック的な機能を持っていたので、
恐らく、ヒートテックのパクリ元だと思われます。
問題は、この商品。暖房の効いた部屋だと暑いのです...
寒冷地仕様が必要になる地域は、冬場はセントラルヒーティングで、
室温が常に24℃前後あります。半袖で良いレベルです...
そこで、意外と使えるのが...
ズボン
ズボンと言ってもアウトドアパンツです。
 | (コロンビア)Columbia エクストリームポイントパンツ PM4274-F14 010 Black M 新品価格 |
こんな感じのものです。
これはスノーウェアに近く、着脱が少し不便ですが、かなり暖かいです。
オレの持ってる奴は名前的にこれの前モデルっぽいです。
（買った時は円高だったのでもっと安かったです）
これを普通のズボンの上に履いておけばかなーり暖かいです。
見た目が少しごついのが問題ですが、暖かさには替えられません（笑）
アウトドアパンツは、どうしても寒いって方向けです。
オレはバイクに乗っていたので死活問題でしたが（笑）
−10℃以上あるようならヒートテックなどのインナーの上に、
冬によく見かける暖パンと言われるタイプのものを履いとけば問題ありません。
手袋
登山用で一番暖かいものを用意することをオススメします。
やはり、バイクに乗っていたので暖かい物を用意しましたが、
普段歩いていても、暖かいに越したことはありません。
オススメはアウトドアリサーチのグローブです。
値段は結構しますが、暖かいのと、タッチパネル対応なのが良いです。
冬のスマホは非常に辛いです。特に氷点下だと...
外で電話かかってきても、基本取れません。（手が冷えすぎる）
 | OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ) メンズ ノースバックセンサーグローブ 76105 ブラック/ハイドロ L 新品価格 |
こういったかなりごついグローブを使う時は、
手首に掛けるストラップがあると結構便利なので、
買う時は気にかけてみてください。
オレは2つ目に買ったものはストラップが無くて少し困りました。
（別売であったのですが、それ買う値段でもう少し良い物が買えたと...）
外にいる時間が短いか車移動であれば手袋は革手袋などの薄いものでも問題ありません。
ブーツ
オレはDANNER LIGHTを使っていましたが、
コロンビアやVibramが出しているような柔らかいモコモコのブーツが良いと思います。
（Vibramの靴って日本で売ってるのかな？）
周りにUGGのブーツを使っている人がいましたが、かなり良さそうでした。（うらやま...）
ウィメンズが多いのですが、メンズもあります。
普通の靴よりもブーツが優れいているのは、ソールが厚いことです。
地面から近ければ、それだけ熱が伝わりやすく、足が冷えます。
運動靴だと通気性が良すぎますし、革靴はかなり冷えます...
ここはやはりブーツの一択かと思います。
番外編メガネ
冷気対策です。
風が目元にあたるのはかなり不快ですし、寒いです。
オレはどのみち眼鏡がデフォルトなのでそこまで気にしてませんが、
裸眼視力の良い人でも、冬出かけるときに使う人が一定数います。
という感じで、これだけ揃っていれば−23℃くらいまで対応できます（笑）
対応できるどころかバイクにまで乗れます。
そもそも、移動手段で徒歩やバイクを選ぶ人が少ないので、
ここまでの装備は要らないかもしれません。
バスや電車移動するときに、待ち時間で身体が冷えない様にするだけで充分です。
車移動が前提であれば、服装は適当で構いません。
心配な方は装備をきっちり揃えれば良いと思います。
快適な氷点下ライフをお過ごしくださいm(_ _)m
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