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鬼畜眼鏡
日本と台湾のハーフ。 転勤族の父親に連れられ、10代から海外で生活すること10年。 その時に得た知識や、くだらない雑学をシェアしようと思います。
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2016年10月03日

何故「爆買い」が減ったのか?

久しぶりに更新します(^ρ^)

今回のテーマは「爆買い」についてです。
非常に簡単な考察?のようなものなので、あまり具体的な根拠はありません。


何故中国人観光客の「爆買い」が減ったのか。
考えられる理由は3つ
1.中国人の情報共有率が上がった
2.為替レートの問題
3.銀聯カードの引き出し上限額制限

恐らくこの3つ、特に後者2つが原因だと思われます。

1つめの情報共有率は、日本に来る中国人観光客が増えたので、彼が買った商品の評価が増えるわけです。
つまりレビューが増えることによって、以前はなんとなく選んでいたものが、他の人が実際に買ってよかったもの、買ったほうが良いと思われるものに絞って買うようになったという事です。

実際に、彼らは事前に買いたい物のリストを作成していますし、それをもってお店の中をウロウロしている姿を見かけたことがある人も多くいるかと思います。

このリストを事前に用意するというのは以前からですが、最近は更に拍車が掛かったと言いますか、吟味されたような印象を受けます。

以前はリスト以外のもので見た目なんとなく良さそうな物や、中国語のポップ広告を見て買うこともあったかと思いますが、今では中途半端な商品はポップが付いていても買われる機会が減ったはずです。

それに気が付かずに、売り手側が今更中国語対応しても売れない商品は売れないんですよね…きっと…


更にここで問題になってくるのが理由の2と3です。
2つ目はわかりやすく、円高の影響です。
以前爆買いが最も凄かった時は円安でした。

当時は1元が20円弱していたときです。
現在は1元が15円くらいです。

25%も違うわけです。
(一時期さらに円高だったのでもっと差がありました)

これだけで単純に買う金額が25%減ってもおかしくはありませんね?



そこで極めつけが3つ目の理由。

銀聯カードのATMでの引き出し制限。
去年から中国政府の製作で、海外で1年間で引き出せる金額が10万元までになりました。
以前は1日1万元までで、年間最大365万元下ろせたのですが、今は10万元だけです。

もし仮に2週間滞在したとして、以前は1日1万元下ろせたので14万元(現在のレートで約213万円)使えたのに対して、現在は最大でも10万元(157万円)程度までしか使えないわけです。

もちろんこの辺は複数枚の銀聯カードをもつということである程度解消は出来ますが、それでも10日以上の滞在の場合かなり影響が出ます。

中国の富裕層は複数枚の銀聯カードを持っていますが、恐らく6枚前後だと予想できます。
(経験則なので実際に統計を取ったらもっと多いかもしれません)

つまり14日間の滞在の場合、
14×6=84万元(1278万円)だったのが、最大でも
10×6=60万元(913万円)になるわけです。
その差300万円以上。

そして、中国からの観光客はビザの特性上個人旅行が少ないのです。
人数が増えれば増えるほどこの差は大きくなります。(日本側から見て)



そしてですよ?
今年から日本側でもATMに規制が入りました。
偽造カードによる大量引き出し事件です。

その事件の影響で、現在外国のカードで現金を下ろそうとすると、1回あたり日本円で5万円までしか下ろせません。
つまり銀聯カードで下ろそうとした場合、1日の上限である15万円今日まで最低3回下ろす必要があります。

銀聯カードによっては1日1回の引き出しまでなら手数料は無料になる銀行もありますが、1日3回下ろす必要があると手数料もバカになりません。
(1日1回手数料無料のところは2回目からちょっと高めに設定されている場合もあるので)

中国人は現金至上主義といいますか…
目に見えない物にお金を払うというのを非常に嫌がる傾向があります。
最近ではサービスなどにもお金を払う文化が出来始めていますが、それでも目に見えない手数料等にはまだ無駄な出費と考える人が多くいます。

そのせいで人によっては日本に来ても、1日あたりに使う金額が今までの3分の1になっている可能性が大いに有り得るのです。


もっと細かく言うと、ある中国の銀行で日本のATMを利用する場合、手数料が1日1回無料になるというサービスをやっているところがありますが、現在そこの銀行が発行した銀聯カードが日本のATMで使えない、引き出しが出来ないという話もチラホラと耳に入っています。


「爆買い」が少なくなったのは彼らの購買意欲が減ったのではなく、どちらかと言うと、引き出せる金額が減ったので無駄遣いをしなくなった、ある意味正常な思考になったというのが私の推測です。

もちろん、大手百貨店やコンビニ系列、家電量販店では銀聯カードで支払いができるので、ATMでの引き出し制限はあまり受けないとはずです(為替レートの問題があるので売上自体はかなり下がってはいるはず)

一番影響が出たのは、恐らく銀聯カードでの支払に対応していない個人経営や老舗と呼ばれる店舗だと思われます。


いい加減ブログを更新しようと思ったので、あまりまとまってない考えをツラツラと買いてみました。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございますm(_ _)m

次の更新は未定です(笑)


もし、マジックやメンタリズム、催眠術に興味がある方がいらしたら、他にやっているウェブページがあるのでそちらを見て頂けると幸いです。
こちらのブログより遥かに更新頻度が高いですよ?(^ρ^)

リンクはこちら


タグ:爆買い

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posted by 鬼畜眼鏡 at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国
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