人名みたいだ。が、偶然ハンバーガーみたくなっただけだ。
日切れした、パン。
買いすぎた、稲荷揚げ。
刻みネギやハム、チーズもダブっていた。
買ったことを覚えておくか、都度に在庫を確認することなく、
ダブり買いは避け得ない。冷蔵庫は小さい。
言い疲れた。
高齢者と暮らすとはそういうことだ。
幸いだったのはすべて似たような寸法だったことだ。
*****
ポイントは時間。
調味料を都度冷蔵庫から出すようでは食感がまとまらない。
あらかじめ材料はすべて出して並べておき、
間髪いれず一気に組み立てる。
ティースプーンやバターナイフなどを使って
刻みネギを稲荷揚げの中に、ふくらむぐらい入れておく。
丸パンを上下にスライスしてバンズ状にし、
予熱したフライパンで、軽い焼き目がつくまで切り面を焼く。
その間に、スライスチーズのフィルムを開ける。
バンズに焦げ目がついたら、予熱した皿に移す。
下になるほうの切り口に、マヨネーズを極細で一巻き。
ネギ入り稲荷揚げをフライパンであぶる。
こちらも両面に軽い焼き目を。その間に、
マヨネーズと同量のトマトケチャップを上のバンズに。
揚げに焼き目がついたらバンズ、マヨネーズの上に。
すかさずスライスチーズ、上のバンズを置き、
中央部分をきゅっ、と押して全体をなじませて完成。
後日、刻みネギが省略された。めんどくせえ。
稲荷揚げはそのまま焼き、かわりに大葉をはさんでいる。
揚げがハムに変わる場合、そのままも炙りもどちらもうまい。
具材の種類や枚数は自由。
次の食事までの時間や仕事量をかんがみて調整できる。
弾の飛距離にあわせて砲の薬量を加減するようなもんだ。
*****
ぶち捨たい衝動。思い直し、ぜんぶ混ぜた。
存外うまかった。
ゴミ箱より、胃袋。
これはこれでもらっておこう。
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