今日、電話で知人が「FONに登録したんだけど、何か問題ないか?」と聞いてきました。
「そんな事言われても使ったことないし、まぁちょっと調べてみますわー」とちょっと調べてみました。
「FON」というのは要は無線LANルータを買ってみんなで共有しちゃいましょう。というもの。結構前からサービスは始まっていて(日本ではフォン・ジャパン株式会社が2006/12/4からサービスを開始)存在自体は知っていたけど、田舎じゃ無理でしょ?とタカをくくっていたら、高知県の四万十市では使えたらしい。FONマップで見ると登録されたFONスポットはないんだけどなぁ?
ちなみに知人が「登録までしておいて何の問題を心配しているか」というと、その人FONルータを買わずに繋いでしまったらしい。製品シリアルナンバーの入力を要求されると思ってたから、ちょっとお遊びでやって「ああ、やっぱりかー」と終わるつもりだったんだと思います。それが出来てしまったから、慌てて聞いてきたんでしょう(^^;
問題があるとすれば機器がないのに適当な住所で登録してしまった偽証罪、実際に接続したらしいので不正アクセス禁止法といったところか。
そもそも、なぜ機器がないのにユーザー登録ができてしまうのかが謎。ちょっと調べてみても「買って登録しましょう」とか「買わないと登録できません」という記述がちらほらと。
これはFON機器のユーザー認証が早いもの勝ちというところに問題があります。未登録のFONルータは最初にアクセスしてきたユーザーをご主人と認識してしまうそうで、それを防ぐためにも「登録 → 機器接続」という流れを推奨しているようです。しかし、ここで登録だけ済ませておけばfonのアクセスポイントは利用可能になるという。先方はFONルータ設置時に回線開放を快諾しているだろうから、不正アクセスには相当しないと思われます。
適当に住所を入れて登録してしまった偽証ですが、登録するとFONルータの位置がFONマップで確認できるようになります。もちろんそこにルータはありませんから、FONの信頼度を貶める行為といえるでしょう。ただしFONルータがネットワークにつながっていない場合(ない場合も?)は一定期間を待ってOFF表示になるそうです。
まぁ、なんにせよ相手は企業体ですから、本来買わないと使えないはずのものを買わずに恩恵だけ預かるなんて、先方の利権を無視する行為には違いありませんので、知人には退会するか機器を購入するように薦めておきたいと思います。
退会の方法はメールで……FONルータ裏面記載のMAC IDを記入? 登録時には必要ないのに!? まったく謎なシステムだ(^^;