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2019年01月13日

感性を磨く、ということ

毎日毎日仕事のプレッシャーと戦う日々。
そのプレッシャーから自分を解き放つために、ひたすらに食べ放題の予定で埋める日々。
これはこれで結構楽しかったりするのだけれど、年末年始、じっくり休む時間ができて、ふと思った。
仕事はこなすだけ。
でも、自分の感性を磨かないとこなせるはずのものがこなせなくなる。

実は今、ちょっとしたスランプ。
大失敗をしたわけでもないし、特段大目玉を食らったわけでもないが、自分の中でうまく作れなくなっている。

・・・で、「感性を磨く」ことについてこの年末年始にちょっと考えてみた。

・・・で、早速大好物のドキュメンタリー映画のDVDを買った。

1作目は「フジコ・ヘミングの時間
涙が出るほど美しいパリの風景、夜景、そこにアンティークで囲まれたちょっと素朴なフジコ・ヘミングの部屋、彼女のキラキラとした美しいピアノが折り重なって、美しいものを美しいと感じ、愛でる気持ちを久々に思い出した。
思わずため息が出る。
美しい、と湧き上がる感情。
「感性を磨く」とは、この美しいという理屈抜きの湧き上がる感情を呼び覚ますことなのかな、と思う。

そして、2作目は「バンクシ―・ダズ・ニューヨーク
正体不明のストリート・アーティスト、バンクシ―がニューヨークで1か月間作品制作すると予告。
神出鬼没のバンクシ―の作品にニューヨーク中が翻弄され、反発し、そして敢えて無視する。
この”一大イベント”の一部始終を収めたドキュメンタリー。
とにもかくにもわくわくが止まらなかった。
ストリート・アートの刹那的な存在感。
所詮落書き、と称されたかと思えば、その一瞬を切り取ろうと躍起になる輩。
ニューヨークという街、多種多様な人種、そして様々な所得層が集約した街のありのままの姿が露になっていた。

このバンクシ―はエンターテイメントを知り尽くしている、気がする。
なんだか前向きな気持ちが起きてきた。

自分に正直に。
今の私は何が欲しいのか?
その答えは自分がよくわかっている。
その考えが卑劣だなんて思わないように。

たまにはこうしてアートにずっぷりとはまるのもいいかもしれない。











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