2014年06月09日
ルーズヴェルト・ゲーム 6話のネタバレと感想
恒例の半沢直樹を知らない人からの今回の感想です。
――
☆第6話 ネタバレ(勝手に個人的好みでみどころと思われる部分を抜粋していますー)
@とあるホテルの1125室
周りに人気がないことを確認して訪れた細川社長。
ドアを開けたのは、ネクストキャリアコンサルティングの北浦。ヘッドハンティング会社の人。
細川社長「青島製作所の細川と申します。
青島・・・どういうことですか、北浦さん。
北浦「申し訳ございません。本当のことを言えば、会ってさえもらえないだろうからと。
矢野「騙したのか。帰らしてもらう」
細川社長「お待ち下さい。嘘をついたことは申し訳ない。謝罪します。しかし、うちはそれだけあなたのことを本気で欲しいと思っているんですよ。イツワ電器技術開発部長 矢野真一さん。現在東洋カメラに売り込んでいる新型イメージセンサーは、あなたが開発したものではありません。おそらく外部の人間が作って持ち込んだものだ。違いますか。」
矢野「いや、なんでそれを」
細川「坂東社長は厳しいお人だ。今のままでは必ず、その外部の人物を新部長として迎え入れ、あなたは降格される。だからヘッドハンティングの話に乗ってきたのでしょう。うちに来ればいい。勿論部長待遇というわけにはいかないが、うちの技術開発部には、独自の技術が沢山ある。あなたにとってもやりがいが持てる環境のはずだ。但し、それには一つだけ条件があります。」
矢野「条件・・・」
細川「東洋カメラに提出したイメージセンサー、そのスペックを知りたい。」
――
@イツワ電器社長室
坂東社長「すいませんね、お待たせしちゃって。取材やらなんやらで忙しくってね。」
細川「結構なことです。」
坂東「そういうわけなんで、手短かにお願いできますか。何でも我が社にとって重要な話があるとか。」
細川「その前に、まずは一言お礼を申し上げます。うちの元技術開発部にいた沢木という社員が大変世話になったそうで。」
坂東「あー、沢木。誰だったかな。」
社長秘書花房「さぁ、存じ上げません。」
細川「お忘れですか。ホテル椿山荘のバーで、あなたと会っていたそうですが。」
花房「何かのお間違いでは?」
坂東「細川さん、さっさと本題に入ってもらいましょうか。一体何がおっしゃりたいんです。」
細川「実は先日。うちが開発中の新型イメージセンサーの技術情報が流出するという事件が起こりまして。」
坂東「それは、大変だ。一体なぜそんなことが。」
細川「その開発中だったイメージセンサーのスペックが、先日御社が作った試作品と小数点以下の数値までうり二つなんですよ。」
坂東「ははぁ。そういうことですか。青島さんの技術開発部にいた、あー、なんでしたっけ。」
細川「沢木です。」
坂東「沢木という人が、うちの花房君に情報を漏らし、それでうちが作った試作品のスペックが全部御社のものと同じになったんじゃないかと。そうおっしゃりたいわけだ。ですがね、事実無根だ。うちはあくまでも独自の開発によってあの試作品を完成させたんです。そんな偶然がありえない、そうおっしゃるなら、むしろ我が社のデータを盗んで真似たのは御社の方じゃないんですか。大体うちのスペックをどこで手に入れた。東洋カメラが漏らすわけない。まず、その説明からしてもらいましょうか。さぁ、どうなんです?」
細川「ご存知ですか。紙幣には偽造を防止するために、色々な細工が施されてる。よく見ると、模様の中に文字が描かれていたりする。」
坂東「何の話です?」
細川「うちの開発部長の神山は、腹が立つ程に慎重な男でしてね。社長の私が頭を下げて頼んでも、絶対に安請け合いなどしない技術屋です。その慎重に慎重を重ねる男が、開発中のデータ漏洩に何の防御策もとっていないとお思いですか。これは、御社が開発したという試作品を搭載したカメラで撮った画像です。」
−<回想シーン>
矢野「さすがに、試作品ごと持ち出すのは不可能です。ですが、画像だけならば何とか。」
―<回想シーンおわり>
細川「神山は、万が一データが盗まれた時のために、コレ(一万円札)と似たようなバグを仕込んでおいたそうです。」
坂東「バグ?」
細川「これを拡大したものが、これです。」
細川が坂東に手渡した拡大写真には「AOSHIMA」の文字が。
細川「これでもまだ御社が独自に開発したものだとおっしゃるつもりですか。どうなんです?坂東社長。あ、そうそう、いずれ分かることなので申し上げておきますが、昨日付けで御社を依願退職なされた元技術開発部長の矢野さんは、今度うちで働いてもらうことになりました。」
坂東「きさま、雇用を条件に矢野から情報を引き出したのか」
細川「あなたが沢木にしたことと同じです、坂東社長。目には目をだ。その画像を撮影したイメージセンサーは間違いなくうちで開発したものであり、それがなぜ御社にあるのか。今度はそちらがきっちり筋の通った説明をしていただきましょう。さぁ、お願いします。さぁ。」
坂東「あぁ、思い出したよ。沢木だ。沢木がデータを持ち込んできたんですよ。まさかそれが、青島さんのイメージセンサーのものだったとは、すっかり騙されたなぁ、あの沢木ってやつに。」
細川「沢木なんて人間は知らないとおっしゃっていたはずだが。」
坂東「忘れていたんですよ。でも、思い出しました。悪いのは全部その沢木ってやつだ。うちも被害者なんですよ、細川さん。」
細川「あなたがなにをどう言おうと構わないが、あのイメージセンサーのバグにはロックがかかっております。解除出来るのは、うちの神山ただ一人。もしバグに気づかずセンサーを世に出したりしたら、大変なことになるところでしたね。勿論、坂東社長のことだ。そうなる前に、適切かつ早急な対策をこうじられることと、信じておりますが。では、お忙しいところを時間を取らせて申し訳ございませんでした。」
――
公式ページに書かれていたあらすじにあった沖原の暴力事件、週刊エメラルド(「週刊ダイヤモンド」がイメージでしょうか)で叩かれていましたね。あのイツワの秘書に雇われた記者、ほんとに見ててイラつきました。
個人的には、最初の方にあった社長がまだ明かりの付いている技術開発部を訪ねたシーンが印象的でした。
何とかスペックを上げて且つ納期に間に合わせようと頑張っている社員たちの姿。これが現実。
家にも帰らず会社で寝ていたり、机に伏せて寝ていたりするものがいる中での作業。
かつて勤めていた会社でも以前(10年以上前)は似たような光景を見た気がします。
今は昔と違って、定時の時間内に終わらないのは効率が悪いからだ!という感じになってきていますが、生産する・何か新しいものを生み出したり作り上げるということに関しては、なかなかそうもいかないこともありますよね。
そこまで頑張ってやっても、ほんの些細なところで妥協したが為にとんでもないことになったり。
仕事するって本当に大変だよねってつくづく思いました。
よくニュースでも○○がリコールって出てきますが、リコールのないクオリティで製造するって
本当に大変なことなんだって、改めて思いました。
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☆第6話 ネタバレ(勝手に個人的好みでみどころと思われる部分を抜粋していますー)
@とあるホテルの1125室
周りに人気がないことを確認して訪れた細川社長。
ドアを開けたのは、ネクストキャリアコンサルティングの北浦。ヘッドハンティング会社の人。
細川社長「青島製作所の細川と申します。
青島・・・どういうことですか、北浦さん。
北浦「申し訳ございません。本当のことを言えば、会ってさえもらえないだろうからと。
矢野「騙したのか。帰らしてもらう」
細川社長「お待ち下さい。嘘をついたことは申し訳ない。謝罪します。しかし、うちはそれだけあなたのことを本気で欲しいと思っているんですよ。イツワ電器技術開発部長 矢野真一さん。現在東洋カメラに売り込んでいる新型イメージセンサーは、あなたが開発したものではありません。おそらく外部の人間が作って持ち込んだものだ。違いますか。」
矢野「いや、なんでそれを」
細川「坂東社長は厳しいお人だ。今のままでは必ず、その外部の人物を新部長として迎え入れ、あなたは降格される。だからヘッドハンティングの話に乗ってきたのでしょう。うちに来ればいい。勿論部長待遇というわけにはいかないが、うちの技術開発部には、独自の技術が沢山ある。あなたにとってもやりがいが持てる環境のはずだ。但し、それには一つだけ条件があります。」
矢野「条件・・・」
細川「東洋カメラに提出したイメージセンサー、そのスペックを知りたい。」
――
@イツワ電器社長室
坂東社長「すいませんね、お待たせしちゃって。取材やらなんやらで忙しくってね。」
細川「結構なことです。」
坂東「そういうわけなんで、手短かにお願いできますか。何でも我が社にとって重要な話があるとか。」
細川「その前に、まずは一言お礼を申し上げます。うちの元技術開発部にいた沢木という社員が大変世話になったそうで。」
坂東「あー、沢木。誰だったかな。」
社長秘書花房「さぁ、存じ上げません。」
細川「お忘れですか。ホテル椿山荘のバーで、あなたと会っていたそうですが。」
花房「何かのお間違いでは?」
坂東「細川さん、さっさと本題に入ってもらいましょうか。一体何がおっしゃりたいんです。」
細川「実は先日。うちが開発中の新型イメージセンサーの技術情報が流出するという事件が起こりまして。」
坂東「それは、大変だ。一体なぜそんなことが。」
細川「その開発中だったイメージセンサーのスペックが、先日御社が作った試作品と小数点以下の数値までうり二つなんですよ。」
坂東「ははぁ。そういうことですか。青島さんの技術開発部にいた、あー、なんでしたっけ。」
細川「沢木です。」
坂東「沢木という人が、うちの花房君に情報を漏らし、それでうちが作った試作品のスペックが全部御社のものと同じになったんじゃないかと。そうおっしゃりたいわけだ。ですがね、事実無根だ。うちはあくまでも独自の開発によってあの試作品を完成させたんです。そんな偶然がありえない、そうおっしゃるなら、むしろ我が社のデータを盗んで真似たのは御社の方じゃないんですか。大体うちのスペックをどこで手に入れた。東洋カメラが漏らすわけない。まず、その説明からしてもらいましょうか。さぁ、どうなんです?」
細川「ご存知ですか。紙幣には偽造を防止するために、色々な細工が施されてる。よく見ると、模様の中に文字が描かれていたりする。」
坂東「何の話です?」
細川「うちの開発部長の神山は、腹が立つ程に慎重な男でしてね。社長の私が頭を下げて頼んでも、絶対に安請け合いなどしない技術屋です。その慎重に慎重を重ねる男が、開発中のデータ漏洩に何の防御策もとっていないとお思いですか。これは、御社が開発したという試作品を搭載したカメラで撮った画像です。」
−<回想シーン>
矢野「さすがに、試作品ごと持ち出すのは不可能です。ですが、画像だけならば何とか。」
―<回想シーンおわり>
細川「神山は、万が一データが盗まれた時のために、コレ(一万円札)と似たようなバグを仕込んでおいたそうです。」
坂東「バグ?」
細川「これを拡大したものが、これです。」
細川が坂東に手渡した拡大写真には「AOSHIMA」の文字が。
細川「これでもまだ御社が独自に開発したものだとおっしゃるつもりですか。どうなんです?坂東社長。あ、そうそう、いずれ分かることなので申し上げておきますが、昨日付けで御社を依願退職なされた元技術開発部長の矢野さんは、今度うちで働いてもらうことになりました。」
坂東「きさま、雇用を条件に矢野から情報を引き出したのか」
細川「あなたが沢木にしたことと同じです、坂東社長。目には目をだ。その画像を撮影したイメージセンサーは間違いなくうちで開発したものであり、それがなぜ御社にあるのか。今度はそちらがきっちり筋の通った説明をしていただきましょう。さぁ、お願いします。さぁ。」
坂東「あぁ、思い出したよ。沢木だ。沢木がデータを持ち込んできたんですよ。まさかそれが、青島さんのイメージセンサーのものだったとは、すっかり騙されたなぁ、あの沢木ってやつに。」
細川「沢木なんて人間は知らないとおっしゃっていたはずだが。」
坂東「忘れていたんですよ。でも、思い出しました。悪いのは全部その沢木ってやつだ。うちも被害者なんですよ、細川さん。」
細川「あなたがなにをどう言おうと構わないが、あのイメージセンサーのバグにはロックがかかっております。解除出来るのは、うちの神山ただ一人。もしバグに気づかずセンサーを世に出したりしたら、大変なことになるところでしたね。勿論、坂東社長のことだ。そうなる前に、適切かつ早急な対策をこうじられることと、信じておりますが。では、お忙しいところを時間を取らせて申し訳ございませんでした。」
――
公式ページに書かれていたあらすじにあった沖原の暴力事件、週刊エメラルド(「週刊ダイヤモンド」がイメージでしょうか)で叩かれていましたね。あのイツワの秘書に雇われた記者、ほんとに見ててイラつきました。
個人的には、最初の方にあった社長がまだ明かりの付いている技術開発部を訪ねたシーンが印象的でした。
何とかスペックを上げて且つ納期に間に合わせようと頑張っている社員たちの姿。これが現実。
家にも帰らず会社で寝ていたり、机に伏せて寝ていたりするものがいる中での作業。
かつて勤めていた会社でも以前(10年以上前)は似たような光景を見た気がします。
今は昔と違って、定時の時間内に終わらないのは効率が悪いからだ!という感じになってきていますが、生産する・何か新しいものを生み出したり作り上げるということに関しては、なかなかそうもいかないこともありますよね。
そこまで頑張ってやっても、ほんの些細なところで妥協したが為にとんでもないことになったり。
仕事するって本当に大変だよねってつくづく思いました。
よくニュースでも○○がリコールって出てきますが、リコールのないクオリティで製造するって
本当に大変なことなんだって、改めて思いました。
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