2014年05月25日
ルーズヴェルト・ゲーム 4話のネタバレと感想
恒例の半沢直樹を知らない人からの今回の感想です。
――
☆第4話 ネタバレ(勝手に個人的好みでみどころと思われる部分を抜粋していますー)
@ジャパニクスの会議室
いよいよ青島製作所とイツワ電器の合併契約。
ジャパニクスの諸田社長とイツワ電器社長の坂東社長が固唾を飲んで見守る中、今まさに契約書にサインをしようとペンを手にする細川社長。
・・・しかし、手に持ったペンは一文字も書かれずに置かれる。
細川社長「申し訳ないが、サインは致しかねます。」
坂東社長「どういうことですか。」
細川「どういうことかは、私の方がお聞きしたい。あなた方は本当に我が社と手を取り合うつもりがおありなのですか。合併すれば青島は生き残れる。私はそう信じておりました。が、どうやらそうでもないらしい。諸田さん、あなたはおっしゃいましたよね。イツワの営業力と我が社の技術力が合わされば、どんな荒波も乗り越えられる大きな船になる。」
諸田社長「勿論だよ。君も先日納得したじゃないか。」
細川「そうはなりませんよ。」
諸田「今のご時世企業の成功・・・」
細川「そうはなりません。反りの合わない木でいくら大きな船を作っても、隙間だらけの船はすぐに沈むだけです。ウチの技術開発のノウハウが加われば、イツワ電器は更なる飛躍を遂げることが出来るとそうお考えかもしれないが、それは大きな間違いだ。青島の技術は青島製作所という社風の中でこそ生かされる。イツワのやり方では死にます。」
諸田「いや、そんなことはない。イツワの営業力と青島の技術を持ってすれば・・・」
細川「諸田さん、諸田さん!坂東社長はそう思っていらっしゃらないかもしれませんよ。」
坂東「何を言い出すんだ、細川さん。私と諸田社長は常に一心同体。一蓮托生(いちれんたくしょう)の覚悟だよ。」
細川「本当にそうですか。」
−<回想シーン>
夜の住宅街。住吉家前。
細川「住吉さん、イツワ電器の住吉経理部長ですよね。」
住吉「そうですが、あなたは?」
細川「青島製作所の細川と申します。」
場所を移して高速道路上の歩道橋にて
住吉「対等な人事統合。」
細川「確かにそう坂東社長からお約束頂きました。これをご覧下さい。」
−細川は「株式会社青島製作所、株式会社イツワ電器 人事統合シナリオ草案(社外秘の印鑑が押されている)」と表紙に書かれた資料を住吉に手渡す。
細川「坂東社長が私に提案してきたものです。まだ草案なので確約されたものではございませんが、合併後の役員の中にあなたのお名前はない。お恥ずかしい話、ウチは経理畑出身の専務の影響力がかなり強い会社でしてね、合併後には経理はウチが仕切ることになるということです。坂東社長があなた方におっしゃっていることと食い違いがございませんか。」
住吉「それは今あなたがこれを。」
細川「もしあるなら、どちらが正しいのかハッキリさせた方が、お互いのためによろしくないですか。」
―<回想シーンおわり>
細川「こちらは、以前私が坂東社長から直接提案されたもの、そしてもう一つが名前は出さない約束なので誰とは言わないが、イツワ電器のある役員から預かったものです。この2枚の内容はまるで違う。こちらに載っている新役員の名前はウチの技術開発部長の神山以外、全てイツワの名前になっている。」
諸田に資料を手渡す細川。」
細川「これのどこが対等なのか説明していただきたい。」
諸田「坂東、これはどういうことだ。」
坂東「ちょっと拝見します。・・・諸田社長、これは違います。何かの手違いです。これは仮の草案です。それをウチの社員が手に入れただけのことでしょう。細川社長、あなたに差し上げたこの人事統合案が正しいシナリオ案です。」
細川「信じがたいですね。あなたがウチと合併するのは、製品開発に関わる特許を手に入れるためじゃないんですか。」
諸田「特許?」
細川「特許さえ手に入れば、あとは全て切り捨てるとそうおっしゃっていたそうですね。青島の人も技術も。」
諸田「そう言ったのか?」
細川「諸田さん、あなたも本当はご存知なんでしょう?」
諸田「何がだよ。この紙の人事のことなんか知らんよ。やったとしたらこの男が勝手にやったことだろう。」
※この時の坂東さん、一言も言えないなんて・・・情けない。
細川「本当ですか。」
諸田「なんだー」
細川「ジャパニクスからの強制的な生産調整とコストダウン要求、イツワ電器からの訴訟による取引先の撤退。お陰で我が社はまんまとあなたがたの提案にすがるより他なかった。あなたと坂東社長が組んでウチを追いつめようとしたことは明白だ。青島のため青島のためとおっしゃるが、あなたは最初から自分の手を汚さずにイツワを利用してウチを手に入れようとしたんじゃないですか。最初からあなた方ややろうとしているのは対等合併なんかじゃない。ウチへの完全な吸収合併だ。」
諸田「いい加減にしたまえ。わたしは潰れかけている青島に救いの手を差し伸べようとしているんだよ。もしもイツワと一つにならなければ、御社の余命は三ヶ月、それが現実だ。細川さん、君は青島を潰すおつもりか。」
細川「ご心配をおかけし、大変申し訳ございません。ですが。この度青島製作所は、東洋カメラとの業務提携に漕ぎ着ける運びとなりました。尾藤社長からは早速10億の融資をしていただけることになり、イツワ電器との裁判も当面は継続出来るものと思います。更に取引先にも声をかけていただき徐々にではありますが、売上が見込める状況になりました。」
諸田「君は私達と会っている裏で、尾藤と交渉をすすめていたのか。」
細川「野球とは違いますから。隠し球は一つとは限らない。そういうわけですので、今回のお話は正式にお断りします。今日はその為に参りました。では失礼する。」
諸田「待ちたまえ!尾藤をそこまで信用出来るのか。分かった、もし御社とイツワ電器との合併が成立したら、ウチは20、いや30億融資しよう。勿論人事統合のシナリオも見直す。それなら文句はない。」
※往生際が悪いね、諸田さん。
細川「そんなに欲しいんですか、ウチの技術が。残念がだ、どんな好条件でも応じるつもりはございません。」
諸田「なぜだ!」
細川「あなたが嫌いだからだ。」
※やった!わたしもあなたが嫌いよ、諸田さん(笑)
部屋を出る細川。
諸田「ほーそーかーわー。」椅子を蹴る諸田。
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細川社長、ジャパニクスxイツワとの試合にまずは一勝。といったところでしょうか。
そして、そんなに青島製作所の技術が欲しくて欲しくてしかたがなかった、ジャパニクス。
そして、この他の見所だったのが、イツワの野球部に行った元青島の野球部ピッチャーで、沖原の高校時代に野球部ピッチャーだった如月とのやりとり。
卑劣で高校時代から変わらずに権力?と嫌がらせで沖原をなんとか貶めようとする如月に対して、社員になってちょっと大人になったかもしれない沖原とのやりとり。でも、青島野球部の面々は、沖原を応援しているぞよ!という雰囲気が少しほんわかな感じでしたね。
野球の方も少しずつストーリーが進んでいくようですが、やっぱり会社のストーリーがメインかしらー。
とにかく、次は第5話。まだまだ続きますねー。
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☆第4話 ネタバレ(勝手に個人的好みでみどころと思われる部分を抜粋していますー)
@ジャパニクスの会議室
いよいよ青島製作所とイツワ電器の合併契約。
ジャパニクスの諸田社長とイツワ電器社長の坂東社長が固唾を飲んで見守る中、今まさに契約書にサインをしようとペンを手にする細川社長。
・・・しかし、手に持ったペンは一文字も書かれずに置かれる。
細川社長「申し訳ないが、サインは致しかねます。」
坂東社長「どういうことですか。」
細川「どういうことかは、私の方がお聞きしたい。あなた方は本当に我が社と手を取り合うつもりがおありなのですか。合併すれば青島は生き残れる。私はそう信じておりました。が、どうやらそうでもないらしい。諸田さん、あなたはおっしゃいましたよね。イツワの営業力と我が社の技術力が合わされば、どんな荒波も乗り越えられる大きな船になる。」
諸田社長「勿論だよ。君も先日納得したじゃないか。」
細川「そうはなりませんよ。」
諸田「今のご時世企業の成功・・・」
細川「そうはなりません。反りの合わない木でいくら大きな船を作っても、隙間だらけの船はすぐに沈むだけです。ウチの技術開発のノウハウが加われば、イツワ電器は更なる飛躍を遂げることが出来るとそうお考えかもしれないが、それは大きな間違いだ。青島の技術は青島製作所という社風の中でこそ生かされる。イツワのやり方では死にます。」
諸田「いや、そんなことはない。イツワの営業力と青島の技術を持ってすれば・・・」
細川「諸田さん、諸田さん!坂東社長はそう思っていらっしゃらないかもしれませんよ。」
坂東「何を言い出すんだ、細川さん。私と諸田社長は常に一心同体。一蓮托生(いちれんたくしょう)の覚悟だよ。」
細川「本当にそうですか。」
−<回想シーン>
夜の住宅街。住吉家前。
細川「住吉さん、イツワ電器の住吉経理部長ですよね。」
住吉「そうですが、あなたは?」
細川「青島製作所の細川と申します。」
場所を移して高速道路上の歩道橋にて
住吉「対等な人事統合。」
細川「確かにそう坂東社長からお約束頂きました。これをご覧下さい。」
−細川は「株式会社青島製作所、株式会社イツワ電器 人事統合シナリオ草案(社外秘の印鑑が押されている)」と表紙に書かれた資料を住吉に手渡す。
細川「坂東社長が私に提案してきたものです。まだ草案なので確約されたものではございませんが、合併後の役員の中にあなたのお名前はない。お恥ずかしい話、ウチは経理畑出身の専務の影響力がかなり強い会社でしてね、合併後には経理はウチが仕切ることになるということです。坂東社長があなた方におっしゃっていることと食い違いがございませんか。」
住吉「それは今あなたがこれを。」
細川「もしあるなら、どちらが正しいのかハッキリさせた方が、お互いのためによろしくないですか。」
―<回想シーンおわり>
細川「こちらは、以前私が坂東社長から直接提案されたもの、そしてもう一つが名前は出さない約束なので誰とは言わないが、イツワ電器のある役員から預かったものです。この2枚の内容はまるで違う。こちらに載っている新役員の名前はウチの技術開発部長の神山以外、全てイツワの名前になっている。」
諸田に資料を手渡す細川。」
細川「これのどこが対等なのか説明していただきたい。」
諸田「坂東、これはどういうことだ。」
坂東「ちょっと拝見します。・・・諸田社長、これは違います。何かの手違いです。これは仮の草案です。それをウチの社員が手に入れただけのことでしょう。細川社長、あなたに差し上げたこの人事統合案が正しいシナリオ案です。」
細川「信じがたいですね。あなたがウチと合併するのは、製品開発に関わる特許を手に入れるためじゃないんですか。」
諸田「特許?」
細川「特許さえ手に入れば、あとは全て切り捨てるとそうおっしゃっていたそうですね。青島の人も技術も。」
諸田「そう言ったのか?」
細川「諸田さん、あなたも本当はご存知なんでしょう?」
諸田「何がだよ。この紙の人事のことなんか知らんよ。やったとしたらこの男が勝手にやったことだろう。」
※この時の坂東さん、一言も言えないなんて・・・情けない。
細川「本当ですか。」
諸田「なんだー」
細川「ジャパニクスからの強制的な生産調整とコストダウン要求、イツワ電器からの訴訟による取引先の撤退。お陰で我が社はまんまとあなたがたの提案にすがるより他なかった。あなたと坂東社長が組んでウチを追いつめようとしたことは明白だ。青島のため青島のためとおっしゃるが、あなたは最初から自分の手を汚さずにイツワを利用してウチを手に入れようとしたんじゃないですか。最初からあなた方ややろうとしているのは対等合併なんかじゃない。ウチへの完全な吸収合併だ。」
諸田「いい加減にしたまえ。わたしは潰れかけている青島に救いの手を差し伸べようとしているんだよ。もしもイツワと一つにならなければ、御社の余命は三ヶ月、それが現実だ。細川さん、君は青島を潰すおつもりか。」
細川「ご心配をおかけし、大変申し訳ございません。ですが。この度青島製作所は、東洋カメラとの業務提携に漕ぎ着ける運びとなりました。尾藤社長からは早速10億の融資をしていただけることになり、イツワ電器との裁判も当面は継続出来るものと思います。更に取引先にも声をかけていただき徐々にではありますが、売上が見込める状況になりました。」
諸田「君は私達と会っている裏で、尾藤と交渉をすすめていたのか。」
細川「野球とは違いますから。隠し球は一つとは限らない。そういうわけですので、今回のお話は正式にお断りします。今日はその為に参りました。では失礼する。」
諸田「待ちたまえ!尾藤をそこまで信用出来るのか。分かった、もし御社とイツワ電器との合併が成立したら、ウチは20、いや30億融資しよう。勿論人事統合のシナリオも見直す。それなら文句はない。」
※往生際が悪いね、諸田さん。
細川「そんなに欲しいんですか、ウチの技術が。残念がだ、どんな好条件でも応じるつもりはございません。」
諸田「なぜだ!」
細川「あなたが嫌いだからだ。」
※やった!わたしもあなたが嫌いよ、諸田さん(笑)
部屋を出る細川。
諸田「ほーそーかーわー。」椅子を蹴る諸田。
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細川社長、ジャパニクスxイツワとの試合にまずは一勝。といったところでしょうか。
そして、そんなに青島製作所の技術が欲しくて欲しくてしかたがなかった、ジャパニクス。
そして、この他の見所だったのが、イツワの野球部に行った元青島の野球部ピッチャーで、沖原の高校時代に野球部ピッチャーだった如月とのやりとり。
卑劣で高校時代から変わらずに権力?と嫌がらせで沖原をなんとか貶めようとする如月に対して、社員になってちょっと大人になったかもしれない沖原とのやりとり。でも、青島野球部の面々は、沖原を応援しているぞよ!という雰囲気が少しほんわかな感じでしたね。
野球の方も少しずつストーリーが進んでいくようですが、やっぱり会社のストーリーがメインかしらー。
とにかく、次は第5話。まだまだ続きますねー。
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