2013年09月17日
介護って不思議。。。。
介護職に就いていた時のあれこれ、思い出して最近つづっています。
そのおばあちゃんは、笑うとかわいい上品な感じの方でした。
結構自宅で転倒して、背中に傷をつくったり、頭にたんこぶを作ってきたりしていました。
介護上,家での虐待ということも考えたりしますが
この方は夜中のトイレを自分で行き転倒をよくされるということ。。。。
たんこぶや傷があっても嫁さんからは「入浴させても大丈夫です」と言われます。
現場としては老人が転倒したその日の入浴で何かあったら、、、と気にかけますが
家族は通所の目的は入浴は大きいのでしょうね。
やはりきれいにしたい。。。。んでしょう。
こんなに夜中に転倒するのに、どうにか対処しないのかな〜〜〜なんて
当時の現場では言っていました。
こんな感じだったので施設内では絶対に転倒させられないので
立とうものなら、職員は飛んでいきました。
やはり家族も大変だったんでしょう。
週2の通所もそのうちに週3、、、、そして週末は宿泊するようになりました。
家族はその間だけは休息に当てていたのでしょうが
おばあちゃんは泊るとよく発熱して結局家族に電話する結末になるのです。
夕方に発覚するので
発熱すると「当たっちゃった。。。」と私も思うことがありました。
せっかくの家族の休息の為のお泊りなので、そのうちに話し合いで解熱剤を家族さんに用意して
泊り時に使うくらい頻繁でした。
そうして、だんだん、この方が手がかかるようになりました。
というのは幻覚をみえているような言動。妄想。。。。
しっかりしていた方だったのに。。。。
年配の介護員が言っていました。
「お泊りすると年寄りは駄目なんだよね。環境が変わると負担がかかるんだ。
だからどんどん悪くなるんだよ。」
人に寄ると思うんですが。。。。。
家族の負担軽減の為のことが
結果自宅に戻るともっと大変になる。
熱の為に病院通院が増えたし、
もちろん、夜中に起きる回数が増える。
嚥下もよくなくなり自分で駈けこんで食べるので鼻から食べ物がでる。
嚥下から肺炎を起こして発熱。。。
自分で食べるとよくないのではと家族に言われ食事介助するように頼まれました。
自分で食べたそうなのに。。。。
小規模でお泊りの時は夜は本当によく起きるので夜勤職員はげっそりしていました。
歩いたら絶対転倒して、報告書を書くことになるのですから。
そんな、おばあちゃんは当施設のグループホームに入所が決まりました。
久々に会う機会がありました。
そうしたら、とってもにこやかに、元気になっていました。
以前より声を出しておしゃべりしています。
夜中も全然、おきないよ〜〜〜とスタッフが言っていました。どうして。。。。?
介護って不思議。
あんなに心配して介助していると出来ることができなくなってしまう。。。んですね。
転倒が心配で直ぐ付きそう。
転倒が心配で無意識に定位置に座って頂かないと
スタッフの仕事が円滑にいかない事情が伝えわっているんでは、、と思います。
行ったり来たりのお泊りより
住処となったグループホームの方が精神的に落ち着いたらしい、おばあちゃん。。。
2年間お世話させていただいたけど
最後にあった時の方が生き生きしていたのは
なんだか、勉強させられた、想いでした。
関連記事
私の天職、、、、以前は介護職でした。
介護職の第一歩、ヘルパー講習、そして実習
介護現場の色々、、、思うこと
そのおばあちゃんは、笑うとかわいい上品な感じの方でした。
結構自宅で転倒して、背中に傷をつくったり、頭にたんこぶを作ってきたりしていました。
介護上,家での虐待ということも考えたりしますが
この方は夜中のトイレを自分で行き転倒をよくされるということ。。。。
たんこぶや傷があっても嫁さんからは「入浴させても大丈夫です」と言われます。
現場としては老人が転倒したその日の入浴で何かあったら、、、と気にかけますが
家族は通所の目的は入浴は大きいのでしょうね。
やはりきれいにしたい。。。。んでしょう。
こんなに夜中に転倒するのに、どうにか対処しないのかな〜〜〜なんて
当時の現場では言っていました。
こんな感じだったので施設内では絶対に転倒させられないので
立とうものなら、職員は飛んでいきました。
やはり家族も大変だったんでしょう。
週2の通所もそのうちに週3、、、、そして週末は宿泊するようになりました。
家族はその間だけは休息に当てていたのでしょうが
おばあちゃんは泊るとよく発熱して結局家族に電話する結末になるのです。
夕方に発覚するので
発熱すると「当たっちゃった。。。」と私も思うことがありました。
せっかくの家族の休息の為のお泊りなので、そのうちに話し合いで解熱剤を家族さんに用意して
泊り時に使うくらい頻繁でした。
そうして、だんだん、この方が手がかかるようになりました。
というのは幻覚をみえているような言動。妄想。。。。
しっかりしていた方だったのに。。。。
年配の介護員が言っていました。
「お泊りすると年寄りは駄目なんだよね。環境が変わると負担がかかるんだ。
だからどんどん悪くなるんだよ。」
人に寄ると思うんですが。。。。。
家族の負担軽減の為のことが
結果自宅に戻るともっと大変になる。
熱の為に病院通院が増えたし、
もちろん、夜中に起きる回数が増える。
嚥下もよくなくなり自分で駈けこんで食べるので鼻から食べ物がでる。
嚥下から肺炎を起こして発熱。。。
自分で食べるとよくないのではと家族に言われ食事介助するように頼まれました。
自分で食べたそうなのに。。。。
小規模でお泊りの時は夜は本当によく起きるので夜勤職員はげっそりしていました。
歩いたら絶対転倒して、報告書を書くことになるのですから。
そんな、おばあちゃんは当施設のグループホームに入所が決まりました。
久々に会う機会がありました。
そうしたら、とってもにこやかに、元気になっていました。
以前より声を出しておしゃべりしています。
夜中も全然、おきないよ〜〜〜とスタッフが言っていました。どうして。。。。?
介護って不思議。
あんなに心配して介助していると出来ることができなくなってしまう。。。んですね。
転倒が心配で直ぐ付きそう。
転倒が心配で無意識に定位置に座って頂かないと
スタッフの仕事が円滑にいかない事情が伝えわっているんでは、、と思います。
行ったり来たりのお泊りより
住処となったグループホームの方が精神的に落ち着いたらしい、おばあちゃん。。。
2年間お世話させていただいたけど
最後にあった時の方が生き生きしていたのは
なんだか、勉強させられた、想いでした。
関連記事
私の天職、、、、以前は介護職でした。
介護職の第一歩、ヘルパー講習、そして実習
介護現場の色々、、、思うこと
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image