ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
緋弾のアリア 2巻 / 赤松 中学
緋弾のアリア II 燃える銀氷【電子書籍】[ 赤松 中学 ] 価格:638円 |
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【評価】
・いつも通り面白かったです。
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★★
読みやすさ: ★★★★
ラブコメ量: ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■
男女比: 男:女女女
・ハーレム系・拳銃・刃物・超能力・学校・学園祭
【感想(ネタバレあり)】
・キンジの幼なじみ星伽白雪
――(あらすじ)――
星伽白雪(ほとぎ しらゆき)はキンジの幼なじみ。キンジの部屋にしばしばやってきては料理を振舞ったり、家事をしたり、甲斐甲斐しくキンジのお世話をしています。
偏差値75の優等生で、生徒会長で園芸部長で手芸部長で女子バレー部長。生活態度も普段は完璧な優等生です。
――(感想)――
白雪のスペックが高過ぎる!
生徒会長だったとは知りませんでした。そして3つの部活の部長!しかも実家の神社にたまに帰省して、家業も手伝っている様子。それでキンジのお世話もしに来ます。どう考えても普通なら時間が足りません!超人過ぎです。
白雪は、アリアが登場するずっと前からキンジのことが好きでした。本人も言っていましたがアリアはまさしく『泥棒猫』。キンジとアリアが一緒に暮らしてると知って激怒するのもごもっとも。
それでも日本刀でアリアに斬りかかって剣劇を交わすのはやり過ぎ!
アリアも普段からキンジに発砲します。日常シーンの暴力表現がメチャクチャ過激なのはこの作品の特徴かもしれません。
東京武偵校怖い!
・三角関係の三人暮らし
――(あらすじ)――
白雪が、『魔剣(デュランダル)』と呼ばれる犯罪者に狙われているという疑惑が持ち上がりました。
魔剣(デュランダル)はアリアの母親に冤罪を着せた犯人の一人!是非とも逮捕したい敵です。アリアとキンジの二人は白雪のボディーガードを請け負い、魔剣との戦いに備えることにしました。
本来なら警護対象にボディーガードが付くものですが、白雪本人の強い希望で、白雪がキンジの部屋に来ることになりました!
白雪、アリア、キンジの賑やかな3人暮らしが始まります。
――(感想)――
キンジと同居する女子が増えました!男子寮なのに!
しかし女が二人になるとお互いに牽制しあうので、エッチな展開にはむしろなりにくくなった感じがします。不思議。
女の子2人で甘い空気になると思いきや、アリアと白雪はずっとギスギスしていて険悪なムードです。同居人が増えるのは、良い事ばかりではないようです。
2巻目にして早くもハーレム系ノベルとしての頭角を見せて来ました!登場キャラの女子率が高い。しかもみんな美人やかわいい子ばかり。そしてその女の子たちが盛大に戦う!
これぞThe・ライトノベル。
しかし現代の東京を舞台に、高校生が銃で戦っているというのは珍しい設定です。ハーレムラノベはファンタジー系が多いので、ちょっと違った味が楽しめる作品だと改めて感じました。
・イ・ウー?
1巻で理子も言っていた『イ・ウー』という組織。理子や今回の敵がちょこちょこと口に出してきて、随分と思わせぶりな組織です。名前も不思議な語感です。
イ・ウーとは一体どんな組織何でしょうか? 『とにかくヤバい組織』だということがしばしば仄めかされますが、読者の興味を引いたまま全然正体が明かされる雰囲気がないので、ちょっと読んでいてモヤモヤします。
『学校』のような一面があるという情報も出てきましたが謎です!
アリアの母親に冤罪を着せた理由も分かっていません。
気になる存在です。
・最後だけ顔を出した印象の薄い敵
『魔剣(デュランダル)』は最後だけ登場して、キンジたちと戦うことになりました!
それまではアリアが気配を感じると主張していましたが、キンジはアリアの言う事を信じませんでした。(キンジは全く存在に気づけなかった)
そんな訳で今回の敵は、ドラクエ5のミルドラースのような、いきなり出てきてすぐ倒される印象の薄いラスボスのようになってしまいました。前回の飛行機ジャックの時は敵の正体に驚いたので、それと比べると残念というか、寂しかったかもしれません。
1巻は銃撃や刃物・爆弾での戦いが主でしたが、今回は超能力との戦いでした!2巻にして現実離れしたお話になり、このシリーズの世界が一気に広がった印象です。これからどんどん何でもありになっていきそう!
超能力(魔法?)が出てきて一気にライトノベルらしくなりました。
・最後に学園祭、粋な終わり方!
――(あらすじ)――
白雪は神社の家に生まれ、小さい頃は外出を禁じられていました。
実家からは東京武偵校に通うことも反対されましたし、今でもあまり大勢の人前には出てはいけません。不要な外出も禁じられています。
――(感想)――
閉鎖的な環境で育った白雪が、キンジに連れられて花火を見に行き、キンジやアリアとの戦いで自分をさらけ出し、最後は大勢の人前に立って学園祭を締めくくりました!
実家に縛られていた白雪がだんだん解放されていく描写が好きです!
キンジいわく『かごのとり』だった白雪は、自分の翼で羽ばたけるようになったとのこと。アリアにも気に入られたようですし、今後も白雪はキンジたちの戦いに加わるかもしれません!
白雪はおしとやかなイメージがあるので、敵と戦うのはちょっと不思議な感じもします。
でも超能力者を相手にするなら白雪のようなキャラは必須!今後は戦いがさらに複雑・激化し人数も増えていくかもしれません。
これまでも大きな事件が起こりましたが、キンジとアリアは少人数で解決してきました。巻数を重ねてキャラが増えて行くとどんな戦いになるのか楽しみです!
(「緋弾のアリア」2巻の感想・ネタバレあり)
タグ:緋弾のアリア
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