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2024年06月10日

ダンまち10巻の感想(ネタバレあり) 異端児(ゼノス)たちの怒り・暴走!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻の感想(ネタバレあり)です。
※ネタバレ注意!ストーリーや内容を『あらすじ』として説明した後で、『感想』を書いています。
つまりネタバレ前提での感想記事です!
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10巻 / 大森 藤ノ
(アニメ3期、4話後半〜8話の内容です)
・『ダンまち』の関連記事へ
【評価】

・いつも通り面白かったです
・やや複雑な内容

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度:   ★★★★
読みやすさ:   ★★★
ラブコメ量:   ■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
男女比:     男:女=1:2
・ダンジョン・人間とモンスターの隔たり・執念・蛮行・異端児(ゼノス)たちの怒り
【感想(ネタバレあり)】

・ウィーネとの別れ

――(あらすじ)――
ウィーネはリドたち異端児(ゼノス)と共に、ダンジョンで暮らすことになりました。

ウィーネがベル達の下からいなくなった翌日。
いつもと違う静かな朝に、【ヘスティア・ファミリア】はどこかぎこちない空気に。
特にウィーネに懐かれていた春姫は喪失感が強いのか、塞ぎ込み、その狐の耳も太い尻尾もしょぼんと垂れ下がっていました。

ダンジョンの中ではウィーネも、ベル達と別れ寂しい思いをしていました。
――(感想)――
朝、春姫が朝食のお皿を並べたときに、1枚多くウィーネの分まで並べてしまって、いたたまれない空気になってしまったのが印象的でした。
(気まずい空気になった)

【ヘスティア・ファミリア】とウィーネの別れは悲しいですが、少し安心した部分もあります。
人間とモンスターは相容れない存在です。
ダンまちの世界では、人々のモンスターへの反感が強すぎるので、ずっと一緒に暮らし続けるのは現実的ではなさそうでした。
それぞれの居場所を見つけて落ち着いて、これでベルも気兼ねなく冒険を続けることができます!

今後、異端児(ゼノス)という存在は物語に影響しそうです。例えばダンジョン内で絶体絶命のピンチになっても、彼らが助けてくれるかもしれません。
一旦はお別れになってしまいましたが、これからもウィーネたちとは良い関係を続けて欲しいです。
・異端児(ゼノス)たちの暴走!!!

――(あらすじ)――
【イケロス・ファミリア】が異端児(ゼノス)を誘拐・殺害したことにより、ゼノスたちの怒りが爆発!
もともと人間を信用していなかったゼノスを中心に暴動を起こし、やがて彼らは18階層のリヴィラを壊滅させてしまいました。

『リヴィラが武装したモンスターに襲撃された』というニュースは瞬く間に地上に広がり、オラリオ中の人々へと知れ渡りました。
――(感想)――
ベルは冒険者なので、普段から多くのモンスターを殺しています。しかしゼノス達を襲うことはありません。
向こうが友好的でコミュニケーションをとることができるというのもありますが、一番の理由として、ゼノスたちは『人を襲わない』というのが大きかったと思います。
しかし今回、ゼノスたちは人間を襲ってしまいました!ゼノス側にも同情できる事情があるとはいえ、もはやゼノスたちは討伐対象として見られても仕方ありません。

ベルはずっとゼノスたちの味方をしていましたが、本作は読んでいて、その行動に共感できない部分もありました。
『人と同じように意思を持ったモンスター』というのは、なんとも扱いの難しい存在です!【ガネーシャ・ファミリア】やウラノス、愚者(フェルズ)、そしてベルたちはゼノスとの共存を望んでいますが、険しい道のりとなりそうです。

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感想(2件)



・【イケロス・ファミリア】との交戦!

――(あらすじ)――
ベルは【ガネーシャ・ファミリア】と共にダンジョンに入り、リドたちゼノスと再会しました。
その後、ゼノスたちとベルはダンジョン内を探索し、【イケロス・ファミリア】の本拠地に潜入することに成功!そこには捉えられた何人(匹?)ものゼノスたちが牢に入れられていました。

【イケロス・ファミリア】の団員たちと、団長であるディックス・ペルディクスが現れ、ゼノスたちと交戦になりました!
――(感想)――
この作品は、意外と人間同士での戦いが多いです!

人類共通の敵(宇宙人や魔王など)がいる作品は人間同士で手を取り合い、協力して打ち倒すような内容が多いですが、この作品ではダンジョンとモンスターがいるにも関わらず、人同士で派閥争いをして、神々もそれを見て楽しんでいます。
モラルが薄く、人命の価値が低い世界。こんな世界で人格者を貫いているベルやヘスティアは凄いと、改めて感じました。
(ベルその優しさによって、リリを改心させた過去もある)

さて、ディックス・ペルディクスとの戦いですが、相手が想定外の強さで驚きました!
今のベルなら大抵の冒険者に勝てるはずですが……。【イケロス・ファミリア】はただのチンピラ集団くらいにしか思っていなかったので、今回の大ピンチにはハラハラしました。

ディックスは残虐な人物ですが、彼にも血の呪縛という同情できるだけの境遇があります。
モンスターを狩ること自体は悪いことではないので、深く考えると善悪が分からなくなってくる、深い作品だと感じました。
・ベルの立場が危うくなる

――(あらすじ)――
額(ひたい)の宝石を取られたウィーネが怪物化して暴走し、地上に出てしまいました!
モンスターが地上で暴れ、オラリオの街は阿鼻叫喚の渦に巻き込まれます。

ベルは暴走するウィーネを冒険者から庇ったため、ベルの冒険者としての信頼は地に落ちてしまいました。
街の人々は、ベルを含む【ヘスティア・ファミリア】の団員たちを冷たい目で見るようになりました。
――(感想)――
事情を知らない街の人々から見たら、ベルの行動はあまりにも不可解で身勝手です。人々を危険に晒してしまいましたし、残念ながら、ベルに失望してしまうのは仕方ないとは思います。
これまで積み上げてきた人気と信頼が崩壊し、街に居場所がなくなってしまったベル達が不憫です。
こんなにお人好しなベルが、どうしてこうなってしまうのか。理不尽さを感じました。

今後、【ヘスティア・ファミリア】はずっと針の筵(むしろ)に座るような思いで冒険者稼業を続けることになるのでしょうか?
ベルたちが信頼を取り戻す日は来るのでしょうか?
今後が心配です。
まだ暴走したゼノスたちの一件も解決した訳ではありません。次の11巻で一区切りがつくと思うので、どんな結末を迎えるのか次回に注目です。

(「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」10巻の感想・ネタバレあり)

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