2013年05月05日
日本マクドナルドホールディングス決算書流し読み
投稿者 株式トレーダーM
平成25年5月2日に日本マクドナルドホールディングスの第1四半期決算短信が発表
されました。
私がもし株主なら、冷や汗がでるような決算内容です
四半期決算短信は営業キャッシュフローは載っていませんので損益計算書と貸借対照表
から日本マクドナルドホールディングスの現在の状況を見てみたいと思います。
損益計算書で、一番日本マクドナルドホールディングスの現状がわかり易いのが売上高の
減少(14.6%減)と売上総利益の変化です
前期(1−3月期)の売上総利益(粗利)は18.7%
今期(1−3月期)の売上総利益(粗利)は15.8%
粗利が前期と比べ2.9%も悪化しています。これは深刻です。
売上が減り、売上総利益率も減った上、販売費及び一般管理費は僅かしか削れて
いないのでダイレクトに営業利益に響き、
前期営業利益72.2億円
今期営業利益33.7億円 となっています。
さて今度は貸借対照表に目を移すと、バランスシートはこの会社は綺麗です。
バランスシートに記載されている原材料はわずか10億円です。
現金と短期有価証券だけで600億円も持っています。
自己資本比率も高い。バランスシートは申し分なく優秀です。
日本マクドナルドは苦境を乗り切るだけの体力は十分持っているといえます。
後は私のようなドライブスルーでソフトツイスト(ソフトクリーム)1つだけ頼むような
儲からないお客様にもっとなにかを買ってもらうことですね(笑)
いつも店員にドライブスルーでインターホンごしに「なんとかこうとか????はいかが
ですか?ご注文をどうぞ!」というマニュアルどうりのことを言われますが、追加で
注文する気になりません。もっとアドリブきかせてほしいです。
あと少し前のレジカウンターのメニュー隠し・・・
批判があったのかすぐ止めましたが、印象悪かったです。
今後値上げをするようですが、上手くいくかは冒険ですね。一度下がった価格を
上げるのはなかなか消費者は受け入れられないものです。
参考資料
日本マクドナルドホールディングス第1四半期決算短信(平成25年5月2日発表)
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