2023年01月13日
日本の賃金を上げる方法
今日は黒田日銀総裁の写真をちょっとお借りいたしました。彼は頑張ってますよ。その下に貼った東京の日本橋にあります日銀の建物なんですね。いかにも格調があって、背が低いんで、周りは非常に高層のビルに囲まれた状態なんですが、昔の建物としてはとても立派な建築でですね。 ちょっと今見てるとつい言いたくなっちゃったんですけど、こういった円柱ですね、これはギリシャからの建築様式なんですけど、古い建築様式ほど素晴らしいのはなぜかというのは建築デザインの非常に大きな課題でありまして、この柱のようなものをですね、ギリシャ風にやりますと、とにかくデザインが良くなるんですね。新しいものほど古くなるのが早いとこう言われますが、この写真を見てそんなような感じをいたしました。
今日の話題はですね、私はあの経済のことあんまり話したくないってのはこの前もですね、ちょっと経済のこと話したらですね、早速コメント欄に、武田はもう少し経済をちゃんと勉強してから話をしろっていう風にコメントが結構来るんですよ。お前はMMなんかTとかPとかいうのも何も知らないとかね、来るんですけど、まあそんなことありません。
20世紀における世界の経済なんかについては、まあかなり知ってるつもりでありますし、そこでの経済って失敗ばっかしてるんですよ。とにかくあの2つ大きな失敗があるんですね。
ドカーンと暴落したりして、もう人々が路頭に迷うようなことを予見できないっていうのありますね。日本ではバブルの崩壊もありますし、1929年の世界恐慌とかですね、それから2009年のアメリカの暴落とかですね、そういったものはかなり兆候がはっきりしてるのに、まあ経済学っていうのはそこら辺ダメなんですね。それから経済と金融というのはかなり違うんですね。これをもうほとんどごっちゃにして考えてる人がいるんですが、まああの日銀ができることは金融なんですね。まあ利上げをしたり利下げをしたりすることはできます。
こういうのは経済を助けることはできますが、主役ではありません。
経済というのは当たり前なんですけども、人間がいかに豊かに暮らすかということを、どういう活動をすればいいかとかですね、どういうことをやっちゃいけないかというようなことが経済の本質ですね。
そういう点ではですね、もちろん一所懸命やって作ったもの、それに適正利潤を乗せて販売して、そしてみんなが豊かに平和に暮らせるということが大切なわけですね。
時々間違えるわけですね。第一次世界大戦の後、1,300億マルクぐらいだったんですが、ドイツが第一次世界大戦に負けましたね。それで主にフランスなんですけども、イギリスはそこまでやっちゃいけないじゃないかって言ってたんですけども、先勝国のフランスが過大な賠償金をドイツに要求しました。もう到底ドイツが払えないんですね。まあドイツが超インフレになりましてね。それでまあよく言われるのは、正月に家が一軒買える、まあ4,000万円、日本だったら、向こうはマルクですけどでも、4,000万円が暮れになると、パン一斤買える400円になってしまうというのはよく言われるんですね。これが続きましたから、もうドイツ国民はもうどうにもならなかった訳ですね。夢を持つわけにもいかんし、人生の計画もできないし、財産は全部なくなっちゃうし、これがハイパーインフレと言われるものなんですが、こういったことも防げないんですね。
これは後に簡単に防げました。アメリカがですね第一次世界大戦の後すごい金持ちになったんで、そのアメリカの資金をドイツに回して、ドイツがそれで生産をしてその富をフランスとイギリスに渡して、フランス、イギリスが戦時中の借金をアメリカに返すというこういう循環ができることによってですね、あっという間に解消したんですよ。
解消したのはいいんだけどその後すぐ1929年の大恐慌がありましたからね。また元の木阿弥に戻ってしまいまして、それでナチス政権の誕生を、ヒットラーの登場ってことになったんですが、まああのこれなんかを見ましてもね、経済的な考慮の浅さですね。
本当は経済がもっと進んで経済学がもっと進んでほしいんですけど、残念ながらそこまで行かないんですね。
主要国の平均賃金っていうのを、これ1990年のバブルの崩壊から2020年まで30年間ですね、まあこれを見れば本当に残念なんですが、日本だけが、これ本当に日本だけなんですよね。
世界全部をプロットすると、やや、ややこしいんですが、簡単に言うと世界で日本だけが賃金が変わらなかったとこう言っても大きな間違いはないぐらいなんですよ。で、アメリカはまあだいたい2倍ぐらいまで、本当に2倍行ってると思いますけどね。まあ平均であるのでいろいろ問題があるんですが。それからドイツ、1990年はドイツと日本は同じぐらいだったんですが、すっかりドイツはですね、日本と離れて日本が400万、ドイツが600万になっちゃったということですね。それからフランスとイギリスは日本よりか少し貧乏だったんですが、給料少なかったんですが、今やもう全然抜かれてしまう。
韓国は1990年には日本の半分ぐらいだったんですが、もう日本を追い越してしまったと。台湾と韓国に抜かれてしまいましたね。これはなぜか。これをですね、日銀が失敗したんだとか金利がどうだったんだとかいうこともできないことありません。それを別に私は反対してるわけでありません。
だけど一番大きいのは日本人が豊かになろうと思わなかったってことなんですよ。
僕はそう思いますね。
豊かになるっていうか何をしよう、その欲求がなかったわけだからいいけどね。あの我慢してたわけですからいいんですけど、倍ぐらいの広さの家が欲しい、全自動で全く事故の起こらない自動車が欲しい、もっともっと便利なスマホとかそういうものを使いたい、絶対家に泥棒が入らないなシステムを買いたい。そういうような欲求が日本人になかったんですよ。やっぱり欲しければやっぱり頑張りますから。頑張ればやっぱりそれなりに成長します。経済やその金融とかそういう問題じゃないと。もちろん少しそれはありますよ。なんていうか二次的な要素としてありますが、やっぱり人間というものに注目した政策なり、政策よりか、もっと1人1人、日本人1人1人の心ですね。なにしろNHKに騙されてね、石油がなくなるからリサイクルするとか、ダイオキシンが毒物だとか、まあそんなこと、後半は地球が温暖化するとかそんなことばっか言ってるんですからね。全部嘘ですから。まあそれよりか僕はですね、別に家を2倍の広さにするとかいうことはあまり重要じゃないかもしれませんね。今のでいいかもしれないけど、それでも随分狭い家に我慢して住んでおられる人多いと思うんですよ。これはね、広い家に住めるんです。実は日本人の意志一つなんですよ。しかし1人だけの意志じゃダメなんですね。日本人が全員がそう思わないとダメなんですよ。なぜかって言いますとね、会社も政府も技術者もみんな絡合なんですよ。要するに全体の雰囲気に引きずられて、社会っていうのはできてるんですね。
例えばよくありますよ。年取った人がね、アクセルとブレーキを踏み間違って事故は起こる。こんなの簡単に直るんですよ。ただ5万円ぐらい車の販売価格が高くなるんですね。じゃあたった5万円の価格が高い車を例えば60歳代以上の人が買うなら、そういう装置をつけたものじゃなくていけませんということで、別に罰則付けなくてもいいけど推奨すればいいんですよ。トヨタ自動車が売ればいいんですよ。しかし社会が暗いと別の方行っちゃうんですよ。そういうアクセルとブレーキを踏み間違った時には止まるというのはもう今いくらでもできるんです。技術的には。だけど5万円ぐらいかかるんですよ。それをやらないで、70歳以上の老人は運転していけないってそっちに行っちゃうんですよ。これが暗い方に暗い方に行っちゃうんです。人を非難する方に非難するように行っちゃうんですよ。全然そんなの人を非難する必要ないんですよ。できないものはしょうがないですね。すぐできるんですから。
昔よくあったんですよ。今でもそうです。ハンドブレーキを掛け忘れて、トラックから運転手が出ると。じゃあそのトラックが自動的に坂をずるずるずると落ちて、そして子供を轢いて、子供が死んでしまうと。こういった事故があって、これもアホらしいんですよ。降りる時はちゃんとハンドブレーキを引きましょうね。もちろんそれはいいですよ。それを呼びかけるのはいいんですけども、運転席に人がいなければ自動的に車は動かないようにするなんてことは、いくらでもできますよ。これはね皆さんもすぐ分かると思いますね。だって助手席に人が乗っててシートベルトしないとピーピーって鳴るじゃないですか。あれは人が乗ってるってことは簡単に検出できますから。重さがありますからね。それからこうシートベルトをしているかどうかっていうのをカチンってやった時に検出すりゃ、そんなのほんの小さい回路をちょこっと入れればいいんですから。だからハンドブレーキが引かれてない時、動いたら、自動的にブレーキかかるのは別にすぐできるんですよ。そんなのだけど方向が変わっちゃうんですよ。お前は何だ。とにかく人を非難することばっかりね、言ってるんですね。私あの実はブログをこれもヒバリクラブもブログですが、まあね、別に僕は、あそうかこういうふうに取る人もいるんだなってこう私はそういうのは平気なんですが、ちょっとかわいそうなんですよ。その人たちはなんでこんな風に悪い方に考えるんだろうかいい方に考えれば解決策があって楽しい社会になるのにね。例えばハンドブレーキを掛け合わせたブレーキが自動的にかかるようにすれば、そんなのは1万もしませんよ。1万円もしません。したら子供が死ぬことなくなるんですよ。できるんですから。できるのにしない、これが30年続いてこの有様になっちゃったんですよ。どんどんどんどんみんなで悪口ばっかり言うんですよ。だからこれね、やっぱりなんとかしたいような感じがしますね。どうしてでしょうかね。人の悪口を言うけども、改善する方をやらないと。僕はちょっと年末にね出したもので、昔は手術する時も麻酔もかけずにのこぎりで足を切ったやつを出したんですけど、どんどんどんどん進歩してそういう苦痛がなくてもいいように社会がなってるんですけど。
この前ある市の施設のトイレに行ったら、もう省エネっていって部屋真っ暗、便座はもう、ものすごく冷たい、水の流れも悪い。省エネをしてます、省エネ。何で省エネしなきゃいけないですかね。だってエネルギー源はいくらでもあるし、日本にはそれだけの力があるし、何の心配もないんですね。ですけど周りで監視して、あの市は省エネやってるかどうか。名古屋市も一時ね、市庁舎のね、廊下の電気を消してたんですよ。僕は市長室長に聞いたらね、いやもう廊下の電気をつけるって何てもったいないことしてるんだっていうお叱りがあるんで。いや何言ってるんですか。それじゃあね、貧乏生活から抜け出せませんし、暗い人生になってしまいますよ。そういうことなんですね。変なもんですね本当に。
武田邦彦 ヒバリクラブ
日本と科学(6)「なぜ日本経済はダメなのか?」令和5年1月6日
https://youtu.be/BvNaFFfLI70
・画像について
日銀黒田総裁
Asian Development Bank - このファイルは次の画像から切り抜かれたものです, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=45607031による
日本銀行
パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51944
各国平均賃金推移
神戸大学 https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/people/feature0004.html
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