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2023年01月02日

日本型信仰 日本の神7

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人間にとって心というのが非常に大切であるということは、言うまでもありません。
体と心、心に頭を入れるかどうかまあちょっと問題があるのですが、体と心、もしかしたら体と心と頭と言ってもいいんですが、心が非常に大切であることは間違いないんですね。
その日本人の心って何でできているかっていうと、実は信教じゃないんですよね。それがここで私がお話をしたいところなんですね。

憲法20条に信教の自由ってあります。日本以外の国は、誰かに教えてもらわなきゃいけないんですね。お釈迦様に教えてもらう、イエス様に教えてもらう、ムハンマド様に教えてもらう、孔子様に教えてもらうっていうことが必要なんですが、日本はなぜか能動的信仰獲得なんですよ。つまり教えてもらわなくても、日本の自然と日本の祖先、この2つが日本人にとっての神なんですね。
この神っていうのが、ちょっと誤解を招くわけですね。

一神教と多神教とかいう神っていうのは、やや具現化した、つまりやはり受動的な意味での神なんですね。あの山は恐ろしい、だからあの山を畏敬して神として敬うという、そういうようなものなんですよ。

ところが日本人の自然に対する神という認識と、祖先に対する神という認識は、他の国とは全く違う認識なんですね。ですから一神教でもないし多神教ではなくて、抽象概念なんですね。
例えば日本の神というと、白い紙切れを短冊状に切ってひらひらとしたのを、綱の場合もあるし、糸のような場合もある、それを吊り下げたらそこがもう神なんですね。

これは非常に抽象化した概念であって、我々が例えば嘘をついてはいけない、人を殺してはいけない、ものを盗んではいけないというのを誰から学ぶかっていうと、自然と祖先の神様から学ぶんですけど、その神様っていうのは、実は中国から中央アジア、ヨーロッパに至る他の人類の神とは違うんです。だからこれ、なにか宗教の方で、神というのをもう少し砕いて、2種類か3種類にしてもらわなきゃいけないかなと思いますね。従って日本の神様ってのは全然違うので、他の場合は神様っていうのは、例えばキリスト教の場合、一番はっきりしてるわけですが、キリスト教には聖人というのがいますよね。聖アントニオとかがいっぱいますね。その人達はいくら頑張っても、どんなに偉くても、神様とは違うんですね。神様とは、天にまします我らの神と、せいぜいイエスキリストぐらいなんですね。

イエスキリストの場合はまあ三位一体論っていうのはありますが、神様といってもいいし、人間といってもいいっていう中間的な人がおひとりおられるんですね。その他の人は人間なんです。あくまでも、どんなに偉くても人間なんですね。ところが日本の神っていうのは、ちょっとその概念が違うと思うんです。
日露戦争で活躍した乃木希典大将は神である。乃木神社がありますね。それから日本海海戦で活躍した東郷平八郎、これもまあ神様のような人だからっていって東郷神社を作る。
もちろん天皇陛下ぐらいになりますと、天照大神の血を引いておられるってことになっているし、それからまあ人間だか神だかあまりはっきりしないようにしとこうということで、これも明治神宮をはじめ、神様として祀られている。その他に神様に準ぜられた人はいっぱいいるんですね。
稀に外国人もいたりするんです。

したがって日本人の神の概念っていうのは、もちろんお釈迦様も、イエスキリストも入ってるんですよ。ムハンマドも入っておられる。孔子様がどうだか分かんないけど、ちょっと学者的だから神じゃないかなと思うぐらいの感じなんですね。何でも神にはなるんです。お地蔵さんも神様と言えば神様なんですね。

つまり日本人の神というのは、これ宗教学である程度はっきりとした概念を作ってもらいたいと思うことと、それから日本人の宗教、信仰が信教ではない。教えてもらうことを信ずるんではなくて、教えてもらうことも信ずるんですけれども、それを日本人の信仰という大きな柱がある。この自然と、ご先祖様の、神様というかそれの大きな、それに対する信仰、能動的信仰ですからすごく強いんですよね。
教えてもらった信仰じゃないんで、それで例えば日本人が嘘をつかない、日本人は本当に外国人に対して、外国人と比べて嘘をつかないんですよ。それはどうして嘘つかないか。お天道様の下で嘘をつかない。それは自分で自分の道徳を獲得しているからですね。

モーセの十戒やら、なんやらあるように、日本以外の国の人は、教えてもらって初めて、盗んではいけない、殺してはいけないということを知るんであって、日本のように本来的にというんじゃないんです。これが日本の国際的なトラブルを引き起こす。悪い点では、欠点としては、トラブルを引き起こす大きな元になってるんですね。
どうしてかというと、日本人からみると、日本人は教えてもらわなくても獲得するでしょ、道徳を。だから他の国の人も、教えてもらわなくても道徳を獲得するというふうに錯覚しちゃうんですね。ですからそんなことするはずないってなっちゃうんですよ。

そんな悪いことするはずないじゃないか、人間として、しちゃいけないことじゃないか、なんて言うけれども、それは教えてもらったものを守るかどうか。それが憲法20条、アメリカ人が作ったから憲法20条に信教の自由。信仰の自由じゃないんですね。

日本は元々もう、全部信仰の自由があるんですよ。今でも11月にはハロウィンを祝い、12月の初旬には教会に行って、結婚式をあげる時にクリスチャンでもないのにイエスキリストの前で愛を誓うといい、クリスマスが来ると靴下の中にプレゼントを入れて、サンタクロースさんが持ってきたのよと言い、それから1週間後になると、家族そろって初詣に行って、今年の健康を祈る。それから帰りに墓参りに行ってお寺さんに行くっていうね、これは全部OKなんです。別に信教の自由と全然関係ないですね。

信教の自由を侵してますよね。あなた、キリスト教なの、それとも仏教、それとも神道、それとも蛮族のなんか方を信仰してるの。どこも信教してません。教えは守っておりません。キリスト教のイエス様の教えもあまりよく知らないし、お釈迦様の教えもこのところお寺に行ってもお坊さんがあまり説明してくれないんで分かりません。ただ私はもう、元々何か物心付いたときに全部自分の道徳律っていうのがあるんですよ。だから別に、イエスキリストの前で愛を誓って、サンタクロースさんからプレゼントもらって、初詣行ってお祈りするときも、本当に真剣に心から、神様この1年は健康で、家族い てくださいね、本当にお祈りするんですよ。

結婚する時も、イエス様ぜひこの2人を幸福にしてくださいと。その祈る心には紛れがない、邪心がない、別にイエスキリスト様をダシに使ったり、お寺に行ったらお釈迦様をダシに使ったりしてるんじゃありません。本心から日本人は、そこに行けば、自分よりか偉い人、もしくは偉いと思われている人、もしくは自分の道徳律を形成するのに非常に力のあった人を尊敬しているということだけなんですね。だからこれを神というのか。何か新しい概念を宗教学で作ってくれたらいいと思うんですが、だからこれはもう世界に誇るべき信仰だと思うんですよ。だから僕は、ズバリ言えば日本の信仰がですね、本来の人間の信仰だと思うんです。

本来おそらくネアンデルタール人、その前のいろんな人類がいて。人類っていっぱいいるんですよ。7百万年前に人類ができて、それからずっと、人類なわけですよね。
で、その人類が色々出来て、ごく最近、ごく最近と言ったって14万年前にネアンデルタール人っていう全然今の我々とは違う人類が活躍し、それが絶滅して、次に現代人類が、今我々なんですね。
ですから人類と一括りに言ってもいっぱいいるんですが、そのおそらく昔の人類に、もしかしたらイエス様とかお釈迦様がおられたかもしれません。

イエス様は西暦0年にお生まれになってますから、今まだ2千年しか経ってないんですが、ネアンデルタール人は14億年前ですからね。おそらく神様はもしおられたら、ネアンデルタール人の時もおられたと思うんですよ。
むしろ人間がいない時代にもおられたと思うんですよ。ですから日本人の感じている神様っていうのは本当に、大自然と一致している神様なんですね。だからその神様というのは、僕あの谷口さんという生長の家の教祖の方、谷口様と言うべきですかね、とっても偉い人ですね。私はあの人の言っておられること、あの人が書いておられることを読みますと、本当にこの人はもうイエス様クラスと言ったらちょっとキリスト教の方から文句が来るかも知れませんが、素晴らしい人だと思うんですね。
その人が言っておられること、すべてのことは感謝しなさい。これやっぱり、もちろん他の宗教の影響も受けられていますが、日本人の見方、考え方ですね。大自然、祖先、その人達そのものがあって自分がある。細かいことに気を遣って、あれが腹立つとかなんとか言ってるけど、やはりそうじゃないんだと、いうことを話しておられますね。

すべての不幸は感謝しないことによって生じるんだと。まあ言ってみれば、谷口先生の話をお聞きしますと、私もそうだなあと思うし、感謝こそが人生で一番大切なんだなあと思いますけど、こういったことも、日本人が生来獲得している、産まれたところで獲得しているという、まあ今後人間がずっと栄えていくんであれば、ほとんどの人間が、日本型信仰に変わっていくと思うんですね。
それを今我々は捨てて、憲法に信教の自由なんかを設定しているっていうのが、日本人の、日本の今の不幸の一つの原因になっているんじゃないかと、私はそういうふうに思っております。

武田邦彦 ヒバリクラブ
【武田邦彦のブログ】2022年7月29日 シリーズ「日本」第二章 日本の神 F
https://youtu.be/4UKzP4rdTts



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