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2022年11月16日

豚の生姜焼きを食べるという事 食と添加物8

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今日は後に豚の生姜焼きのお皿の図が出るんです。 この食と添加物ですね、結構熱が入りまして、8回を数えます。まだトランス脂肪酸も何も出てこないですね。基礎編ばかりやってる。

実は現在皆さん多くの人が心配しておられる食の問題は、何が不足してるか、何を多くの人がご心配になってるかっていうと、現在の日本の食という問題の基本が全部忘れ去られちゃってるんですよね。
江戸時代から日本人の素晴らしいところは、食というのが何であるかっていうのが分かってたってことなんですよね。これはまあキリスト教の方なんかには失礼なんですが、人間だけが神様によって特別に作られたものではない。動物も一緒に地上で生きているんだ。だから私たちが食を食べるのは、他の生物の命をいただいてるんだっていうそういう意識が非常に強かったわけですね。ですから感謝をして食事をするという、それが日本の基本だったですね。

現在でも本当はそうなんですけども、やっぱり忘れがちなんですよ。それが何か添加物の問題とか、それからダイエットの問題とか。一時はダイエットって言わずに、厚生労働省が天下り先を作るためにメタボ、メタなんとかシンドローム、覚えたくないんですけどね、そういう用語を使って一大国民運動をして金を取ろうというような活動をしたりですね。そういうその食という非常にこう人間にとってもちろんこの神聖なっていうか、ありがたい、感謝をしながら食事をしていかなきゃいけないのに、それを金のもとにしようとか、太りすぎたから痩せようとかですね、そういうもう全然曲がった方向に行っちゃったんですね。

で、私はこの豚については2つあるんですよ、思い出が。
一つはある美術大学で私が非常勤講師でデザインを教えていた時ですね、この豚の生姜焼き定食の皿っていうのはどういうデザインであるべきかとまあ考えたわけですよ。というのは豚の生姜焼き定食を美味しく食べるという人間の視点だけから見れば、この写真にありますように美味しそうな豚の生姜焼きとそれからキャベツかなんかがついて、白い皿に乗ってるというのでいいんですけども、この中に人間のために命を捧げた豚の気持ちとか、自分の子供が食料になることを見ていた母親の気持ちはどうだっただろうか、豚の母親ですよ、それが何か食べる方の心の中を示すようなことができないか、それを学生と一緒に考えたことがあったんですね。つまり人間の人生っていうのは悲しみがあるんですよ。それは他のね、命を取らないと自分が生きていけないっていう基本的な矛盾があるわけですね。 日本は何とか供養とか言って、だんだんだんだんそれが進みまして、針供養とか無機物まで、生命のないものまで供養したいという気持ちが湧いてきた。これは非常に優しい心でいい心だと私は思うんですよね。

もう一つは遺伝子工学の方でですね、その豚の遺伝子を一部切り取って、それを自動的に増殖するようにすると、豚の遺伝子の一部から豚肉を作ることができる。つまり豚の頭とか神経とかそういうのはなくて肉だけの製造装置が作れるという研究があったことあったんです。まあ皆さん気持ち悪くなるからあんまり聞かなくていいんですけどね。それはもう新聞とかそういうので大いに叩かれましたよ。そんな気持ち悪いものを食べられない。
私はですね。豚のお母さんの気持ちになれば、我が子が殺されて、豚肉として食べられるよりか、人間が遺伝子で命のない豚肉というのを作れるようになるってことは、人間にとっては気持ち悪いかもしれないけど、豚にとってはいいことじゃないかっていう論説を書いたことがありましてね。全然評判良くなくて何を書いてるか分からないなんて言われたんですが、私は自分の腕をね、肉を削いでね、食料に提供してくださいって言われたら嫌だと言うと思うんですよ。だから自分本位だけのことを考えてる人間と、自分の体を人間の食事に提供しようということで考えられる豚と比べますとね、これはどうも豚の方が偉いんじゃないかと、これは学生と、酒なんか飲みながら、君よりか豚の方が偉いんじゃないか、だって君はなんか自分の肉を提供してくれったら嫌だっていうだろうけど、豚は喜んでかどうかは別にして、まあ粛々と自分の肉を人間に提供してくれるじゃないかと言ったことがあるわけですね。

今度のこの食品添加物の件について、そういうことにご興味のある方と何人かお話ししますとね、とにかく自分だけ人間だけって感じなんですよね。一番ひどいのは食べ過ぎて肥えてきたのでダイエットしようと思ったら、ダイエット食品の中に有害な添加物がある。これで健康を害したらどうなるんだと怒ってる人がいましてね。その時私はしらけちゃったんですね。っていうのは余分に食事をしたわけでしょ。自分が生きていくのに必要なものを摂るんじゃなくて、それ以上に食事を摂っちゃったと。だから必要以上に太っちゃったと。それで糖尿っ気があるとかなんとか言うんで食事の量をグッと減らすならいいけど、ダイエット食を食べたいんだ。ダイエット食の中に有害物が入ってるから、俺の健康はどうしてくれるんだ。この人どういう気持ちかなと思ったんですよね。だって他の生物の命を余計に取りすぎて自分が太りすぎたので、その自分がダイエットの薬を飲むとか添加物を取るとかしたいと。それが自分の健康に有害であると。いや健康に気をつけるんだったらまず、食べるものの命を考えたらどうかと思ったわけですね。

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豚の生姜焼きの写真を出しましたのは、私が人生で3回ぐらいそういうことを言ったことがあるんですけどね。豚の生姜焼きの皿のデザインを考えた時に、お皿のデザインというのは命をいただく容器だから、やっぱり命をいただくことに対する我々の考え、それが入ってなきゃいけないんじゃないかと思ったりですね。それから私は科学者ですから、もしも人間が命をいただかない食物を食べられるようになったら、他の生物のお母さんたちはやっぱり喜ぶだろうと、こういう風に思ったわけですね。それから見ると現在のですね、添加物ばかりじゃなくてですね、その太っちゃったからダイエットをするというのに非常に違和感があるんですよ、実は。太ったなら命をもう少しいただかなくていいんだから、やはり食べる量を減らすと。その命をいただく量を減らすっていう方がいいんじゃないかと思ったりするんですよね。

昔、今でもご活躍されてるかどうかちょっと知らないんですけども、サトウサンペイさんっていう、よく新聞の4コマ漫語で素晴らしい作品を残された漫画家の方がおられるんですね。その方の漫画をある時、今からまあ60年ぐらい前かもしれませんが読んでおりましたらね、命をいただく数が多い方がいけないのかとかいうのがありましてね。例えば何ですかね、ちりめんじゃこって言いますかね、小さな魚、シラスとかね。それからしじみ。こういったものを食べようとするといっぺんに命を100個も200個もいただくことになりますよね。それに対して牛。牛肉をいただくということになると1頭の牛からかなりの人が食べられますね。どっちが食べ物として適切かというサトウサンペイさんの漫画。今でも頭に残ってるんですよ。一体人間が命をいただくということはどういうことなのか。僕もよく新幹線でお弁当を食べるんですけどね。別にお弁当を食べるごとに命のこと考えてるわけじゃないんですけども、やはりあのすいませんという気持ちは僕からは消えないですね。

しかしそれがこの自然の営みですから。その自然の営みの中で生きる。つまり、自然と一緒に生きるという点では、昔の日本の文化の中に、いつも食事をいただくということに感謝をして食べる。できるだけ自分の命を健康に保つ以上は、遊興的に食べるって言うんですかね、そういうことをやめるということは非常に重要じゃないか。そういう意味ではヨーロッパの文化は人間だけ特殊なんだ、いくら食べてもいいんだ、ちょっとだけ命を殺めて、ちょっとだけ食べて、後いくらでも捨てちゃっていいんだという文化に、日本は染まりたくない。それはこの食と添加物の中で特に女性の方にですね、深く考えていただきたいという風に思います。女性と言ったのは、女性の方がこういうものに携わることが多いだろうし関心が高いだろうということで、決して男女どうのこうのということじゃないですよ。全然そういうことじゃありませんが、そこのところを一つですね、考える必要がある時期であるという風に思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
食と添加物(8)ブタの気持ち【武田邦彦の科学教室35】
https://youtu.be/EwZ1E8b4a6A

画像引用
パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集
https://publicdomainq.net/
※武田先生のチャンネルで使用されている画像ではありません。類似画像です。



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