2022年11月02日
マスコミや役所がつくる、ダイオキシン、環境ホルモンというウソ
環境問題をこの際片付けて、明るい人生を歩こうじゃないかと。マスコミとか役所が無理やり作る環境問題っていうのはやめて。小池都知事とか、元の環境大臣の方とかが、無茶苦茶やってます。それはみんな利権のため。錯覚してる人もいるんですけどね。そんなのに振り回されて、我々の人生が暗くなっちゃいけない。その3回目です。
今日は薬害とか毒物とかそういったものです。簡単に最初に片付けますと、まずはあの環境ホルモンというのは、何だったか。新しい人は知らないんですよ。っていうのは、もともとウソを言ってますんでね。ウソってのは、大体寿命が10年ぐらいなんですよ。10年経ちますと、もうみんな分かりません。ウソだからね。それは典型的にダイオキシンですね。ダイオキシンも、あれほど大騒ぎした。ところが今の学生は、ダイオキシンという言葉を知りません。一応教科書には、ウソが書いてあるわけですね。ダイオキシンのこういうのがあったって。それだけども、高等学校ぐらいの時にその生徒が眠ってたらですね、もうそれで分からないと。なんでかって言ったら、被害がないからなんですよ。架空のものだからですね。テレビが報道して初めて毒物になるっていう、そうやつなんですね。
環境ホルモンっていうのは、例えば、オスがメスになるっていうのが一番極端ですね。非常に微量な化学物質が生体に影響するっていうそういう指摘なんですけど、研究する時、最初にそういう風に思って研究をスタートするのはいいんですよ。ただ研究とかそういうのを知らない人が、自分の恐れがそのまま本当のことのように思うと。つまりデータを取らないで、恐れだけを拡大させていくってやつがあるんですね。これがそれで、もともとは50歳ぐらいまで薬剤師をしていた女の人が突如、世の中には危険なものがある、それは人工的に作った化学物質だっていう夢を見たわけですね。
もちろん人工的に作ったものは注意は必要なんですよ。注意は必要ですけど、それほど偉くないんですよ、人間っていうのは。だいたい人工物なんてみんなが言ってるやつのほとんどは、自然にあるんですよ。なぜかというと、原料は自然にある。それから化学反応は自然の反応を使う。原料が自然にあって、自然の反応を使うのに、新しいものができるというのは特殊な場合なんですね。そういうものがないわけじゃないんですけど、人工物、人工物って言いますけど、人工物なんていうのは世の中にほとんどないんです。まああるとしたら、プルトニウムとかフッ素化合物とか。そういう、わずかに天然ではできない、人工的に作ってるものもないじゃないんですけども、普通の化合物というものは、みんな天然にあるんですね。
環境ホルモンで、シーア・コルボーンという人がものすごく儲けました。私は彼女の、ストームフューチャーズだったかな(注、正しくは『Our Stolen Future』)、失われしなんか世界とか未来とか、日本語で訳されてますが(注、正しくは『奪われし未来』)、この本をアメリカのペーパーバックで読みまして、なんという本かと思いましたね。
ちょうど有吉佐和子さんという小説家が、複合汚染っていうのを朝日新聞に書きまして、非常に大きな社会問題になりましたが、これも読んでみたらデータゼロなんですよ。全部自分の妄想なんです。まあ確かに有吉佐和子さんという人は文学者ですから妄想でいいんですけど、それを科学のように取り扱った朝日新聞が悪いのかもしれませんね。
誰が悪いか分かりませんが、このシーア・コルボーンという人は、そのうち馬脚を表します。だんだん有名になってきて、講演費が1回あたり2,000万円とかになって、日本の旭硝子財団が呼んだり、賞を贈ったりしました。だから旭硝子財団の選考委員は、科学を知らなかったってことですね。科学には実証がいるんですよ。納得性が必要なんですね。誰でもが、それはそうだ、そういう風に実証されているということが必要なんで、それが科学の本質ですからね。
その後、いろいろ有名になって紆余曲折あったんですが、ある記者会見でですね、なかなか見つからないんですよ、その環境ホルモンっていうものが。それで記者が、これだけやっても環境ホルモンっていうのがなかなか見つからないんだが、どうなんだって言ったら、そのシーア・コルボーンが、測定できないほど微量な物質が環境ホルモンだと言ったもんですから、その記者会見の記者の中で、鋭いのがいたわけですね、では測定できないほど微量な化合物を、あなたはどうして分かったんですかと聞いたわけですよ。測定できないわけですから。だからシーア・コルボーン自身も分からなかったはずなんですね。そう質問されてグッと詰まってしまって、それでその環境ホルモン事件は、その瞬間に消えてしまいました。
ダイオキシンもそうですね。ダイオキシンは天然の化合物ですね。よく言ったように焼却炉で焼却すればとか、山火事ではいくらでもできるわけですから人工物じゃないんですね。ところがダイオキシンという名前の響きがですね、普通の人にはちょっと毒性があるように見えましたね。ダイオキシンの「ダイ」というのは「2つの」っていう意味で、「オキシン」というのは酸素の化合物っていうわけですから、まあ洗剤みたいなもんですよ。洗剤だったらみんながなんとなくそうかなと思うんですけども、まあダイオキシンなんて名前がついてますとね。確かに塩素がありますので、若干の毒性があると考えることはいいんですけど。1972年に毒物だと指摘された。しかしデータが出てこない前に、もうテレビが山ほど宣伝して。それで所沢ほうれん草事件、これはテレビ朝日が有罪になりましたけどね。そういうような事件を経て現在に至っておりまして、2004年にダイオキシンのテレビ報道が終わりますと、それまでものすごく多く出てたダイオキシンの患者さんというのは、テレビの放送とともになくなりました。
テレビの放送と共に無くなったってことは、テレビが作り出したウソだったってことですね。それから今でも、化学物質と言われております。化学物質にはもちろん毒性のものもありますね。例えば青酸カリみたいなものもあるわけで。もちろん青酸カリは天然にもありますよ。人工物じゃないんですが。人工物はそれをまとめたり量を増やしたりすることできるんで、やはり問題は問題なんですけども。この問題とかですね、それからもう一つ、ちょっと複雑なんですが、食品には今、ADRっていうの方法が取られておりまして、例えばスーパーに奥さんが行って、手に取ったものを買うと。その時にいちいち裏を見てですね、どういう毒物が入ってるか、なんてことは見ませんから。普通はですよ。見る人もちろんいますけどね。見ませんので、それでもその奥さんが育てておられるお子さんですね、幼児の方とかそういう人が障害が出ないように、通常この値が安全だと。例えば1ppmまでは安全だとなりますと、その1ppmを2桁下げて、0.01ppmまで基準を下げるっていうのがADRの基本的な思想ですね。それは学問的に1ppmって決めたのも根拠があるんですが、学問というのはやっぱり間違いが見つかったりですね、それから測定にばらつきがあったりというようなことが色々あるので、その安全性を10倍見る。それで10分の1にまず下げる。それからもちろんいろんな実験をして、これが安全であるということを確認してからお役所が認めるっていうのが普通なんですが、しかし世の中にはものすごく体質的に弱いとか、病気がちな人とか、病気が続いたすぐ後とかですね、なかなかその普通の人っていう人ばかりじゃないわけですね。その幅をまた10倍取る。そうすると0.1×0.1になりまして、本来は1ppmでいい、1ppmなら安全だという風に科学的に分かっても、人間のそういうその難しさですね、科学の難しさとか人間のいろんな多様性ですね、それを考えましてさらにその1/100にするってのADRで、これによって日本の食品は非常に安全になってるわけです。
中国なんてほとんどADRじゃないから1なんですね。ですから非常に簡単に言えば、日本の食品と中国の食品を比べると、中国の食品の方が100倍危険だと、簡単に言えばそうなるんですね。もちろんものによって違いますが、中国の食品を買って食べる人は、その覚悟を持って食べればいいということだし、日本の食品は、まあまあそういう意味で大雑把に言ってってことで申し訳ないんですが、大雑把に言って安全ということが言えると思います。
しかしこの問題はですね、昨日、幸せ砂時計で色々な方と議論したんですが、私がそこで思ったのは、役所に対する不信なんですね。本来は役所が専門家の意見を聞いて、国民の健康のために決めてるはずなんですよ。ところが例えば植物油とかね、過去にそういうのはいくらでも今でもありますが、利権によって役所が左右されることを国民は知ってるんですよ。これなんですね。今ね、利権によって人が動く。例えば環境問題がそうですね。例えばプラスチックゴミがどうのこうのって、レジ袋が有料になったりするのは、全部これ利権なんですよ。それはどんなに隠したって、それはね人間ですから。江戸時代の山片蟠桃とかですね、第一っていうこと言ってますね。少数の頭が優秀な人よりか、凡庸に見えても多数の人が考えることの方が知恵が深いっていう。これがですね、今の役所とか政治家とか東大の教授がですね、自分たちは優秀だからごまかせると思ってもですね、全体としてはごまかせない。マスコミもそうですね。それを50年続けてきたらどうなったかといったら、国民は日本政府、日本の役人、日本の専門家を全く信用しなくなっちゃった。それはそうですよ。これだけウソついてね、信用してくれったって無理なんで、まあそういう状態にある。
だからこの薬害の問題ですね。薬とか添加物とか、それかいろんなものが危ないかどうかっていう問題は、役所を総入れ替えするということですよ。役所は、あなた方は国民から税金もらってるんですよ。自分の懐を増やそうと思って、中国人みたいに賄賂をもらったら、なんか別のことをするってことをしちゃいけませんよ。日本人の魂にもう1回立ち返ってください。と、そういう問題であります。そして現在は私の見るところ、98%ぐらいは安全です。
ネットかなんかで、今度は逆があるんですよ。毒物であるということを自分で実証せずに、毒物な毒物だって騒いでる人が多いんですね。ですからこれにむしろ注意する。むしろ注意した方が、我々は健康を保ち、幸福を保つことができると思っています。
武田邦彦 ヒバリクラブ
環境幻想(3)生態環境悪化【武田邦彦の科学教室40】
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