2022年10月10日
自然に優しいはずの太陽光発電は自然を破壊する
皆さんが分かってやってるのか、それとも分からないかなんですが。多分ね、それほど心が汚くないから、分かってないんじゃないかと思うんですが。太陽光発電とかそういう自然エネルギーを使うとですね、環境が良くなるとか自然を守ることができるというふうに思ってる人が多いんじゃないかと思うんですよ。ちょっと非常に変なんですけどね。
しかしこれは私がこのひばりクラブで大げさに、この難しい理論を言わないと分かんないというようなもんじゃなくて、太陽光発電っていうのも太陽光の利用ですよね。太陽光っていうのは本当にこう、有り余ってるわけじゃないんですよね。もうギリギリなわけです。学問的にはですね、ロイヤル島の鹿の話なんてありましてね。ロイヤル島みたいに定まった面積の島がありますね。これはアメリカの五大湖の湖の中にある島なんです。比較的大きな島なんですね。そこに生える草の量っていうのは当然ですけど、そこに降り注ぐ太陽の光の量で決まっております。もちろん気温もそうですね。そうしますとある種類の木が生えて、草が生えてと。そしてある時にここに、具体的には1898年でしたかね。鹿が渡ってきたんですね。ちょうどその冬はすごく寒い冬で、湖が凍ってたもんですから、たまたま冬に食料を探しながら16頭の鹿がそのロイヤル島に紛れ込んだんですよ。
春になると湖が溶けましたんで、湖に閉じ込められた形になったんですね。それでこの鹿がそのロイヤル島の草を食べながら生きてた。そしたら、草を食べ尽くすまで食べたんで、16頭が3,000頭まで増えたんですが、次の年、次の年と木の芽から食べ尽くしてしまったものですから、もう次にはその島にはあまり植物が生えないので、大量に餓死しまして、数年経つと3,000頭もいた鹿が600頭になっちゃったんですね。そうこうしているうちに、1948年に狼が40年ぶりの寒い冬だったものですから、湖に氷が張って狼がやってきます。今度狼が鹿を食べて生活するわけですね。そうすると狼が最初鹿を食べるんでどうなることかと思ったら、狼の方がちょっと偉くてですね、あんまり鹿を食べ過ぎることなくて、適当に食べて、そうすると最終的にそれから何十年も経ちますと、ロイヤル島にはですね、狼が20匹、鹿が600頭、それにすごく膨大な草とか木が生えると。これでロイヤル島の自然が落ち着いたんですね。この話でよく分かるように、っていうか話の筋としては小学生ぐらいに話すような内容なんですよね。自然の太陽の恵みで植物が生えて、その植物を鹿が食べる。植物はあんまり食べ過ぎると太陽の光に限界があるので、草もそれ以上生えない。そして今度は草が餓死する。で、狼が入ってくると狼は鹿を食べるけども、狼はその自分たちの食べ物を全部食べ尽くすことはしないんですね。陸上動物の一番強いのっていうのは、自然を考えるんですね。人間とは違うんで、考えるわけですね。それで狼20と鹿600とそれから草木ということで、これで太陽の光を得てやるのがバランス取れるわけです。
つまり太陽の光っていうのはですね、この場合ロイヤル島の場合でも草木はもちろん利用してますし、それから草木を食べる鹿ですね。鹿は体を温めたり、気温が何度になったりするのは太陽の光なんですが、食料は太陽の光で成長した草を食べるということになりますね。それから狼はさらにその上位にいますから、その太陽の光で育った草木を食べて、かつ自分自身も太陽の光で温められたりなんかした鹿を食べると。こうなって自然はバランスを取れるわけですね。つまり自然というのはまあ簡単に言えば、これは皆さん十分にご存知のように、太陽の光が元で生きてるわけですね。水も必要ですけどまぁ太陽の光がなければもちろん凍ってしまいますし、それから気温も低くなりますからね。だから地球の気温がある程度あって草木が成長しているというのは、太陽の光をふんだんに受けてるから。それを動物や植物、人間が使うというわけですね。で、もちろん人間が太陽の光を利用する、普通の利用の仕方っていうのは、稲は太陽の光で育ちますからね。稲を育てて米を食べるとかですね。それから草食動物、牛とか豚を飼うにしてもですね、餌をやらなきゃいけない。餌は、太陽の光でできますね。それから今度は魚でもそうです。つまり我々地上にいる生物はですね、お互いに太陽の光を分けながら生きていると。分けて、取って生きているってわけですね。でもちろん人間以外の生物は、それほどエネルギーを使うわけじゃありません。大体人間っていうのはですね、いろんな学者が計算してますが、現在の日本人はですね、4トンの象2匹分のエネルギーを使っている。これ1990年の報告ですから、今もう少し高いかもしれませんが、大雑把に言って、我々一人当たり4トンの象2匹分使うんですよ。それは暖房したり冷房したり、着物着たりね、家作ったり、高速道路を作ったり舗装したりしますからね。それはとんでもなく、他の生物がアナグラに住んで自分の毛皮で寒さをしのいでいるとは、全然違うわけですね。そういうことで、太陽の光って本当に、全生物に貴重なんですね。
である時に、ある市の市長さんが私の所に来まして、議会が太陽光発電やれって色々言ってるので、先生一応自分は論理的なことがないとやっぱり市を指導することできないから、計算してくださいっていうんで、2年間ぐらい研究費もいただきましてね、それできちっと学生と一緒に計算をしました。そうしますと、その市にですね、太陽光発電を付けますとね、まあ屋根の上とかですよ、線路の際とかなんか使ってないところを探してですね、そこに太陽光パネルを置きますとね、反射光がまずなくなっちゃうんですね。まあこの世の中、太陽光を直接浴びる人もいれば、もちろん反射光あるわけですね。私たちがいわゆる直射日光を浴びるのは、それほど機会が多くなくて、反射した光を受けるってこと多いんですね。だいたいその市の今使ってる電力の2%を使いますとね、まず希少動物は全部絶滅するんですね。どうしてかって言ったら、生きてんのが他の生物よりか弱いんで、だから希少なんですね。ですからこう陽の当たらない沼地だとか、変なところに住んでるのが希少動物の生物なんですね。それはこの市民の電気の2%を作ると全滅しちゃうんですね。それでいよいよ8%まで使いますと、その生物で人間が栽培してるやつを別にしたら、自然の木とか自然の草とか自然の動物とか全部死に絶えちゃうんですね。つまりどういうことを言ってるかっていうと、ほとんどの太陽の光は、人間が使ってるんですよ。それはそうですね。人間自身が使って米を栽培し、豚とか牛を飼って飼料を山ほどあげますからね。まあその他、冷暖房もそうですよね。まあそういうことをずっとやることによって、太陽の光を使うわけですね。ですから太陽の光を人間が使い出したら、まあ日本の自然は大きく変わるでしょうね。
生物の数は激減して、なぜそれが自然に優しいんですかね。自然エネルギーを使うから自然に優しいというのは、論理的に破綻してますよね。だって自然が使ってるエネルギーを人間が使うってことですよ。人間はもう太陽の光としては今のままでいいんです。太陽の光を電気エネルギーに変換して、これで使うっていうわけですからね、それはもちろん自然が悪くなるのは当たり前。あまりに当たり前すぎるかなと思うんですけども、それがどうも自然派の人たち、自然を大切にしろと海に行ったり山に行ったりして自然が残ってなきゃいけない、なんで山が残ってるかっていったら、もちろん太陽のエネルギーを人間が横取りしないからですね。だから今そういうことが行われてますけども、河川敷に太陽光発電のパネルを置く。今のところそれですから大したことないんですよ。日本全体の1%とかそんなしかないんですね。だけども東京都は新しい住宅は太陽光発電をつけないと建築を認めないとか言ってますけども、そんなことをだいたい役人とかね、政治家が制限するようなことじゃないんですが、いずれにしてもそういう方向で今進んでますよね。それは東京があるところまで行ったらですね、東京に庭を作っても、蝶々の一つも来ませんよ。植物ぐらいはなんとかね、庭ぐらいに生えると思いますよ。だけども、太陽光発電でどんどんどんどん電気として使うわけですからね。電気は当然最終的に熱になりますから。だからまあ、ひどい。もう自然の全くない東京というものを目指しているのが、東京都知事ということになりますね。
武田邦彦 ヒバリクラブ
自然を破壊したい人は太陽光発電【武田邦彦の科学教室22】
https://youtu.be/VH0OH-Ne0n0
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