2022年10月03日
平和への3段階論
現在の日本に、不安を抱いている人って非常に多いんですよね。
国会はまともな議論はないし、いろんな疫病なんかに対しては、理屈に合わない政策が次々出てきますし。
学校もいじめがある、職場の人間関係もうまくいかない、一体どうしたんだ。
今日は日本の防衛です。防衛と外交では違いますので、防衛と外交とを分けております。経済、防衛、外交、国体みたいなものが一番重要です。その防衛の1、平和への3段階論。
平和運動をしてる人の悪口を言う訳じゃないが、実は今の日本の大きな間違いは、戦争は悲惨なものではないっていうことです。
戦争をやめさせなきゃいけないっていうのは、ちょっと目標が高すぎる。残酷な、悲惨な戦争をやめさせなきゃいけないというのは、我々の手前にある。近くにある。ですから平和運動をしている人にぜひお願いしたいんですが、戦争は悲惨なものであるって言い方は、ちょっと間違っている。これが平和に害をなすということじゃないが、錯覚させます。
もともと戦争っていうのは、残酷じゃありませんでした。平和 への3段階論、平和を求める心というものは、人間が生まれ、都市をつくってから、どんなに少なく言っても、紀元前5000年くらいにはもう、そういう考えがあった。なんとかして平和な社会を築こうとしたが、うまくいかない。紀元前5000年くらいから戦争に戦争を重ねた。ですからそういう心はもちろんある。身近な人がどんどん死んでいきますから。ところがやめられない。最初の本格的な試みが、ヨーロッパのウエストファリア条約です。これは1648年です。今から400年くらい前のことです。
ヨーロッパ人は、ものすごく戦争が好きなんです。よく日本は侵略的だっていうが、全然侵略的じゃなくて、本当に平和な国家です。この2000年を見れば。ヨーロッパっていうのは、非常に闘争的です。闘争に闘争、戦争に戦争を重ねた。ウェストファリア条約が結ばれた時は、30年戦争というのがドイツを中心にあり、これも悲惨だった。ですからもう戦争を止めようということで、ウェストファリア条約、これが人類が考えた平和への第一歩っていう感じだったんです。そこでの結論は、平和運動などやっている方は非常に違和感が感じられると思うんですが、戦争をやめるには、戦争の多い国を参考にしたらいい。結局、戦力均衡です。それは当たり前ですね。2つの国が戦争するときは、どっちかが強くてどっちかが弱いと戦争になるんです。勢力が、軍事力が均衡していると戦争にならないんです。戦後の世界を見てもそうです。アメリカとソビエトは戦争しないんです。兵力が均衡してますから。アメリカと中国、ソビエトと中国もあまりしなかった。アメリカが戦争した相手は戦後ですと、ベトナムとかシリアとかイラクとか、そういうところなんです。どうして戦争になるか。アメリカに対して相手の国が極めて弱いか、弱いと思われるので戦争になる。戦争は人間がやりますから、自分が死ぬと思うとやりたくないんです。
今の中国共産党って何か間違ってるんですけど、他の国を戦後占領したのは中国だけです。チベット、ウイグル、モンゴルの南半分、満州、さらにベトナムも占領しようと思って1978年にベトナム進行する。現在は台湾を取ってしまおうと思っているわけですね。だからこれも当然なんですが、中国共産党が攻撃して、戦争で侵略した国は全部中国と比べものにならないぐらい弱い国。ベトナムにうっかり行きましたが、ベトナムは強かったのですぐ引き上げました。
ウエストファリア条約はそれを言ってるわけです。もう戦争を止めようと思ったけど止められない。次善の策として、兵力均衡です。大国を作っちゃいけないってことです。ドイツと戦った隣のポーランド、オーストリア、フランス、デンマーク、ここら辺がもしもドイツと同じくらいの軍事力なら、双方けん制して攻めない。これももちろん欠陥がありますが、1648年にやっとそこまで来たんです。
それで日本の防衛。世界が平和になれば防衛は良くなりますから、日本の防衛は世界平和が達成されることです。
平和には3段階あります。
第1段階は、残虐な戦争をしないということ。これは簡単で、誰でも納得する。丸腰の相手を撃たないということ。自分の目の前に小学校の男の子が何も持たないで立っている。それに対して銃を構えて撃ち殺す兵士はそれほどいない。それは良くないこと。だから現在でも化学兵器とか生物兵器といった無差別な殺戮はやめることになっている。これは現実的にできる。これは非常に重要で、これは合意が取れる。戦争を平和にするためには、
まず合意が取れるものから行かなきゃいけない。
第2段階は、自分の領土を広げるための戦争はしない。中国はチベット、ウイグルを返さなきゃいけない。台湾にも侵攻できません。
日本はそれを宣言する必要がある。第1段階の丸腰の人を撃たない。第2番目、日本は日本の領土から外に出ません。係争しているところ、北方四島、韓国との論争、中国との論争、そういった周辺国は必ず発生しますから、アルザス・ロレーヌじゃないですけども、そこはペンディングで置いておく。そのペンディングのところ以外は、出ませんとはっきりと宣言する。
第3段階は、平和を求めましょう。日本国憲法のように各国の信頼を信じて平和にいきましょう。
平和への祈りとか、平和のことをお話しする、戦争のことをお話しするという努力もいいんですけれども、それは人類、7千年くらいやってきて失敗してる。ですからやっぱり我々は1648年のウェストファリアぐらいから行ったほうがいい。まずできるだけ戦力均衡にする。それから丸腰の相手を打たないとする。それから領土を増やすのに軍力を使わないってこと。そして平和。こういうことを、まず基本的な日本の政策として決めなければいけないと思います。これは国民の議論と政策で、平和の3段階というのをはっきりと意識しなきゃいけないと思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
【武田邦彦のブログ】2022年2月9日 日本の防衛・・・(1)平和への三段階論 ウェストファリアからの脱却
https://youtu.be/yEO83jkBCT8
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