2023年05月15日
日本が30年間成長しないのは、政治家や官僚が賄賂をもらって自分が得する政治を行ってきたから
我々今の大人は絶対に注意しなきゃいけない。子供は大人も信用してますね。若い人も年配の人を信用してます。それに答える必要がありますね。ですから自らが矛盾してることをしていてはいけないんですが、実は今までの8番までは、まあいわば基礎編と言ったら変なんですが、まあこういう風なことを全然やってないと。例えばイランとサウジアラビアの国交回復について、全く日本に対する重要性を大人が感じてないと。政治家も何も言わないし、メディアも何も言わないと。こういうものがですね、ある矛盾を呼ぶんだと。どういう矛盾を呼んでるかっていうことを、整理をしていこうと思うんですね。
誰でもわかる利子ゼロ
まず最初にですね、銀行の利子がゼロなのに外資を導入している。こういう変なことが起こってるわけですね。で、誰でも分かる利子ゼロ、と書いたんですが、銀行に預金したら、ほとんど利子ゼロですよ。まあ0って言うとまたね、揚げ足取ってくる人がいるんで困っちゃうんですけど、0.01とか0.001とか、0に近いですよね。100万円預けて1年で利子が100円ですからね。これもう0と言っていいですよね。率0ってことはどういうことかっていうと、日本にお金が余ってる。だいたいざっと言って2,000兆円ぐらいが余ってるお金ですかね。余ってるお金ってのはなかなか言うのが難しいんですけども、もちろん銀行預金もありますしね、年金の積立金みたいのがありますし、いろいろありますね。そういったもの、まあすぐ使えるよっていう金が、どのくらいあるかっていったら、2,000兆円ぐらいかなっていう感じですよね。これは正確には経済の方が計算して、いつも常時分かるように、現在全然使い道のない金がどのくらいあるかっていうのを表示してもらうと非常に都合いいんですけどね。まあ卒論の研究なんかには役立つと思います。
誰でもわかる外資と外国企業
それにもかかわらず外国資本を一所懸命導入してるんです。一所懸命。何で一所懸命やってるかっていうのは、もちろん政治家の懐に入るからですが、一所懸命導入してるんですね。あの外国資本、つまり外資を導入するっていうことはどういうことかというと、その国に技術もある、人々も働きたい、発展もしたい、しかしお金だけがないと。じゃあお金を外国から入れて、それを資金として発展させましょう。発展させる時はね、
外国資本を入れますから、資本を入れた人にほとんど返さんといかんけど、それはしょうがないと。10年ぐらい一所懸命そうやって、我慢するかと。そして10年経って日本の中に技術もできて、企業もできて、そして日本独自で発展できるとなったら、外国資本にお引き取り願うと。これが外資の導入ですね。
外国は日本の発展に尽くさない
なぜかって言いますと、外国から資本を入れるって事は、外国の人がお金を出してくるんですよ、日本に。で、外国の人がお金を出すのはですね、日本を発展させるためじゃないんですよ。日本人ですら、日本に損害を与えようという政治家が多いわけですからね。外国人で日本を発展させようなんて奇特な人はいないんですよ。だから日本にお金を出すってことは、お金をもらいたいわけです。
日本人は若干でも企業に投資すれば、その企業が日本を発展させてくれるだろう、そしたら自分も、とか自分の子供も裕福になるからいいだろうって気持ちがありますからね。それほど配当、配当ってうるさく言わないんですが、外国人は配当、配当ってうるさく言いますね。これは我々が働いたお金の何分の1かが、まあ今も2分の1とも言われてるんですけど、それが外国に行くということも意味してますし、もっと大きな影響はですね、外国から融資する金はですね、口も伴ってるんですよ。お金だけ来ればいいんですけど、口を伴ってますからね。「そんな儲からないことやめてくれ」とか、こう言うんですよ。外国にとっては、日本がするかしないかじゃなくて、当面の金の回収をしたいわけですから、だから日本に金を出せばね、日本の将来に関係があるかどうかは別にして、例えば一番ひどいのは「税金がもらえるじゃないか、補助金もらえるじゃないか」。補助金っていうのは日本人が出す税金ですからね。ですから外国の一番悪どいというかね、まあ普通のお金を出す人はですね、とにかく「商売以外にも補助金もらってくれ」と、こういう風になるわけですね。そうすると日本にとって重要な工業だとか産業が潰れていくんですよ。今まさにそうなってるんですね。当たり前ですよ。だから日本にお金があるのに外資を導入するっていうのが、まあこれが崩壊する日本の一つなんですね。
外国企業も問題ですね。もちろん土地を買うとかね、それから大阪の上海電力みたいに、全国に太陽光発電を敷いてですね、日本の太陽の光と土地を占有して、そして中国で作った太陽光パネルを設置して、それで電気を起こして、kwあたり30円で起こして、日本の電気はだいたい10円でできますから、20円の差額は税金と、それから電力費の値上げで取ると。で、そのうちの1/100ぐらいをそういうことを進めてくれた政治家に賄賂で渡すと。そういう仕組みが、これ外国企業ですよ。日本なんか別に外国企業入れる必要ないんですよね。全然ないんです。そういうふうになってますね。
簡単に言えば、今まで説明したみたいに、外国は日本の発展には尽くさないんです。だけども熊本の半導体工場しかり。熊本の半導体機工場はもっと問題がありますね。半導体産業というのは、非常に水を大量に使って、有害元素を洗うんですよ。その有害元素を洗った水はですね、今度日本人が処理しなきゃいけないですよ。そういうくだらないことになるんですね。
北海道ももう、赤い大地なんて言われてますけど、中国人がどんどんどんどん買っているということですね。名古屋の河村市長がかつてね、名古屋に中国領事館ができる時に、彼が市長で言ったんですよ。名古屋城ってのは金のしゃちほこがありますからね、「金のしゃちほこの見えるところに中国人に土地は買わせない」これが政治家っていうもんですよね。
物価2%、利子ゼロの政治
それで物価は毎年2%上がるのが適切であるとずっと言って、政治をやってきてますね。実際上は物価2%上がらなかったんですが、物価が2%上がる政治をするならですよ、利子ゼロの政治ではいけないんですよ。つまり物価が2%上昇して利子が0ってことはどういうことかって言うと、日本国民の保有している貯金が、年間2%ずつ減るって事ですからね。政治が元々日本人が貧乏になるような政治を、元々心がけるというのがおかしいわけですよ。 我々が税金で政治家を雇ってるのはなんでかって言ったら、我々の生活が良くするために政治家を雇う。政治家が得するために政治家に投票してるわけじゃないですからね。まあそこが大きく問題なんですね。なぜですか?。いやこんなこと僕は答えなきゃいけないですかね。決まってるじゃないですか。日本に金があるのにも関わらず、外国の金を入れる。日本に企業があるにも関わらず外国の企業を導入する。日本の土地は少なくて、人口密度が高いのに、土地を明け渡す。これ一体何のため? 日本のためになります? なりませんよね。絶対なりません。絶対にならないことを、ここ30年続けたので、日本人の賃金は世界最低になっちゃったってことです。
いや日本人の給料がね、伸び率、この30年間ですね、日本人の4人家族が460万のままになって、消費税10%に増えましたから税金だけが伸びて可処分所得って言うんですけども、国民が使うお金は90%、つまり10%減ったわけですよ。消費税をゼロにしろなんていうのはね、こんなのは細かいことで、人気取りの政党はやってますけどね、私なんかやりたくないですよ。
やっぱり問題なのは、500万ぐらい外国に取られてるわけですから、そっちの方を問題にしないとね。ちっちゃい方を問題にして、目くらましにして国民を騙すのは政治じゃありませんよ。そういう政治家やめてもらった方がいいんですよね。
だから崩壊する日本整理編。整理をしてみるとね、もう誰でも分かる。利子が0で、物価の上昇率2%が政策目標で、外資を入れて、外国企業を入れるって言う、この4つのことがね、相互に矛盾してるとか、すぐ分かりますよね。相互に矛盾していることをやるのは、実は政治家の懐にお金が入り、官僚が天下りできるという以外に、もう少し大掛かりなものもあるんですね。それは何かったら、それが今まで基礎編でご説明してきた、まあ8番までの崩壊する日本っていうのは、ベースとなる概念がめちゃくちゃだってことですね。まあ何回も言いますように、サウジアラビアとイランが国交を回復したということが、日本の政治でも問題にされず、メディアにも問題にされないと。そのこと自身が矛盾した政策に結びつくんですね。
ちょっと間が難しいんですけど、結局ですね、正しい知識なくして合理的な生活というのはできないんですよ、やっぱり。合理的な生活するためにはですね、社会の情勢も知ってて、いろんな、車とか住宅とかエネルギーとか、そういう状態の基礎的な知識もあって、そして自分と自分の家族が幸福に過ごせるということになるわけで、基礎が間違ってたらやっぱり直接的なことを間違うんですね。直接的なことを間違う主な理由、直接的な理由は、お金とか天下りなんですが、そういうことをもたらす原因は基礎編にあるんですね。そういうつながりですので、今日は整理編の第1回目をお話をいたしました。これはもう誰でも分かることですから。
武田邦彦 ヒバリクラブ
崩壊する日本(7)「利子ゼロ、外資導入」 令和5年4月26日
https://youtu.be/gRDow6NOkWU
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